車とは無関係ですがDIYはなるべくやらない主義の私が、珍しく部品交換などしたので記録を記します。
ナショナルNA-VR1000。2006年12月購入。
しばらく前から洗濯後にパシュッパシュッという異音が続く。
あまりに止まらないので妻は使った後はコンセントを抜いていました。
そしてエラーH25の表示。販売店に連絡して下さいと。
検索すると排水弁駆動モーターの故障。要交換。サービスに来てもらうと数万円になるとか。
ひどくなると満水にできず突然洗濯できなくなるそう。
さらに検索すると部品はネットで入手可能で3000円ほど。何とか素人でも交換可能らしい。
丁寧で詳細な解説サイトを見つける。
アマゾンで検索するとまだある。やるなら今のうち。購入。すぐ届く。
あらあらと頭に入れて開始。
ソケットレンチがあると便利らしいが、ドライバーだけでも何とかなるらしい。

洗濯機の前面下部パネル。
ここからネジ3つでパネルが外れます。

たぶんCPUなどの制御部を収めたブラックボックス?をネジ2つで外して、
右側の配線の束に注意して少し引き出しながら前に倒す。

洗濯機の下部内部構造と排水弁が見えてくる。

真ん中あたりの上向きにネジ止めされた黒い部品。

スマホを上向きで突っ込んで作業前の写真を撮影。
こういう狭い所の作業前の状態確認に大変便利。
念のため品番も照合。合致してます。

実際に見えるのはこれくらいで作業野は狭くだんだん難しくなる。
モーターから排水弁に行ってるロッドを外す。

外れてるのをまたスマホで確認。
配線を注意して外す。パソコンのソケット相当でこれは簡単。

そしていよいよドライバーで外しに掛かるのだけど固い!
上向きなのもあり片手ではとうてい無理。
狭く低い所でドライバーでは何とか出来ると言った程度で不可能に近い。
手前側はともかく向こう側は完全ブラインドで手さぐり。舐めたらどうしようという感じ。
本体を横倒しにすれば作業しやすいけど、80キロだかあるんで狭いし現実的でない。

何とか外れた。ふう。

何とか外したモーター。上が故障品。下が新品。見た目はほとんど変わらない。
回す手応えが古い方はザラザラして新品はスムーズでした。
ネジはこんなに長くて、プラスチックのメイン構造材に深々と強いトルクで固定されていました。
今度はこれを上手く元の位置にはめ込んで、ネジ山を潰さないように締め込んでいくのですが、
低い位置に両手を使うので体勢が辛い。
正座して手を思いっきり伸ばして舐めないように注意してドライバーを上向きに回す。
汗びっしょりになりました。
解説サイトにはソケットレンチに延長ロッド付けてやると簡単です、
と書いてあったのにドライバーだけでやりました。
ソケットレンチ持ってないです。途中で中断して買って来ようかと思いました。
いつも適当に道具を揃えずに始めちゃう悪癖があって今回も懲りました。
毎年除雪機のバッテリーのメンテをスパナで苦労してるので、そこでも使えるし何かと便利だろうと、
そのサイトでも勧めていたホームユースのセットを注文しました。
強いトルクで壊す事もないでしょう。
工具はピンキリで車に載せとく範囲でも品質にすごい差がありますね。
シグマの時は運転席下に引き出しがあって工具で一杯にしていたものです。
些細なトラブルが多い車だったので。
今の車たちには車載工具以上の物は載せてないです。幸いにして必要になるようなトラブルがないので。
除雪機を運転する時はウエストポーチに工具一式持ってます。重くても。
トラブると工具を取りに戻るのが大変だから。
まぁ歩くのにも苦労するような膝上までの積雪ってのはここ数年ないですが。
数年前の大雪には吹雪で真っ暗、氷点下でロックピンが折れてヘッドランプして、
手袋脱いでひーひーオーガの中に手を突っ込んで、雪と氷のシャフトをボルトで繋いで締めるとかやってました。
安物工具を舐めたり割ったりもしてますんで、加減は心得てるつもりですが、高い工具は出来たら欲しいですね。
脱線しましたがモーターをがっちり固定したら順番に逆戻りしてきます。
ロッドを引っ掛け配線のソケットをつなぎ制御部を戻す。
割と大きめのプラスチックの部品を戻す時は、変な所が引っかかって収まらなかったりするので裏表の面をじっと見ますね。
最後の白い外板パネルが一番戻しにくかったりします。フニャフニャで。
外板が開いてるセンサーなんか無いから、先に電源入れてパシュパシュ音が止まってエラーも出ない事を確認してます。
このとてもためになって助かった解説サイトは、NA-VR1000というヒートポンプ初搭載の洗濯機の、
問題の多い乾燥システムの弱点である、普通には清掃出来ない部分に貯まる綿埃の分解清掃もしていて、
それはそれはバラバラに分解されててすごい。
半年で野球ボール一個分ほどたまるらしく、これが乾燥不良を引き起こし、口コミサイトでは非難の嵐。過去の製品ですが。
うちは幸い?乾燥を全然使ってないので汚れてないと思いますが、
もし使ってみて乾燥不良が出たらまた参考にしてやってみるかも知れません。
今回、またもや道具の準備が悪いとひどい目に合うという教訓を得ました。
道具と準備は大切ですね。