
ドイツの歴史あるニュルブルクリンクサーキット北コース、
ニュル北は「緑の地獄」と言われてます。
YouTubeを見ればクラッシュ動画が一杯。
荒れていて、うねっていて、ブラインドだらけ。
そこを最高280、平均200km/hくらいでぶっ飛ばします。
世界最長の全長20kmで172のコーナーがあります。
ルイス・ハミルトンも初めて走った時、いつまでも終わらない!と思ったそうです。
セクタ金は全部取れて、あとはワンラップのみでした。

始まってすぐの下りを、全部全開で行きます。

ここはこんなんばっか。
この次ブレーキ。

惰性でS字。

アクセルもブレーキも入れてないのに、スタビリティマネジメント作動中。
このコースは常にです。いかに車が不安定か分かります。

それを過ぎると全開全開!

全開のまま強引に曲がります。

吹っ飛びそうでも戻さない。
265km/hも出ていて戻すと、かえってヤバいです。

写真だけ見ると、全部一緒に見えますね。
まだまだなんですが、はしょります。

超有名なカラツィオラ・カルッセル。
元排水溝のバンクでイニDの溝落としみたいなもんですね。
コツは侵入速度を落としすぎないことです。
ブレーキでギアが2段落ちたら飛込みます。

ハーフアクセルで速度を維持。

早く開けすぎると車が暴れて加速が遅れます。
ここからの区間が難しいです。

路面のうねっている深いコーナーと浅いコーナーが続いて、とても難しいです。

うねっていてサスが伸びてるのにブレーキをかけてコントロールするような、
玄人好みで、車の性能が試されるところです。
M6 GT3は申し分ない性能で、こちらは乗りこなすのが精一杯です。

ここまでなんとも言えず難しい、ブラインド続きの超高速S字が続きます。
ニュル北を走るテストドライバーの皆さんは「ここが一番楽しい」そうです。
ここの難しさはうまく表現できません。

過ぎるとすぐまた全開の世界。

飛んでます。ジャンプをブレーキでこなして、また全開です。

小さいカルッセル。

このゲートをくぐるタイムでだいたい分かります。
5'55くらいから縮まなくて、問題点を見つけるのに一計を案じました。

280km/hくらいからくねりながら減速。

最後のターン。
ここで右のガードレールに激突したことがあります。

早くアクセル開けるのが鉄則です。

ゴール!
記録と微妙にタイムが違うけどなんで?

たった0.258秒上回った金です。
毎回こんなのばっか。

ニュル北オールゴールドは5億Cr.です。
それくらいの値打ちはあるでしょう。

週末やりまくって取れず、
月曜日の夕方にクリヤできるとは思いませんでした。

今回いろんなセッティングを試しましたが、最終的にTRC4でした。
3だと暴れてコントロールできず、5だとトロい。

スタビリティマネジメントオン、カウンターアシスト弱。
全オフだとスピンします。コントロールに疲れ切ってしまう。
カウンターアシスト強だと、例の超高速S字が抜けられませんでした。

各セクタはだいぶ前に金を取れてました。

それを1周にまとめ上げるのが難しかったです。
というか、計算してみたんですが、
各セクタ銀のタイムを合計すると、6'20です。
1周の金は6'37です。
11セクタ、銀よりもまだ1秒づつ遅くても金が取れるはずなのに、取れない。
長い直線の前のAudiのゲートで5'55のトータル6'40で、安定してしまいました。
ワンラップしたら各セクタをやって、シルバーくらいでまたワンラップに戻る、
というのを繰り返して、しまいに各セクタはゴールドしか出なくなっても、
ワンラップは金取れないという。
その間もアシストは試行錯誤して、TRC1から5まで、
スタビリティとカウンターアシストの組み合わせもいろいろ試しました。
ニュル北はコーナーのバリエーションがありすぎて、
全体にピッタリの正解がないです。
ワンラップのお手本のデモは、6'25で走っていて、12秒遅れでも金です。
最後の直線でだいぶ前を走っています。
リセットで引き戻しても、正直、セクタ金が取れてるレベルなら要らないのです。
それよりも、1周してる時の自分の悪い癖を見つけないといけません。
リプレイ見てもどこで遅れてるかは分かりにくいです。
昔みたいにセクタタイムをノートに書き出してみれば分かりますが。
昔そういやGTノートって作ってました!
ここら辺で、自分のゴーストを前置きしてやっていれば良かったのですが、
ぼちぼちと縮んでAudiゲートで53秒が出て、あと0.8秒になってきました。
何回も20キロのコースを走って、172のコーナーを曲がって、あと0.8秒が縮まない。
と考えると結構ストレスです。
ここで、この自分のゴーストを0.8秒前に置いて追っ掛けて抜けば、金だぞと思いつきました。
デモは消して、自分のゴーストを-0.8秒にセットします。
始めると、少し前を走っていきます。いい感じ。
どこかで遅いはずなのですが。
わかりました!
所々ある、長い直線から減速してまた長い直線に立ち上がる所で、
一息ついてるのです。
集中力が途切れるのか安全策なのか、
セクタの時のように、コーナーの中をハーフアクセルで抜けていないです。
立ち上がりでかなり遅れてます。
長い走りの間に無意識に息を抜いていたのでした。
そういうのが数か所あったので、抜くのは簡単でした。
この、自分のゴーストの前置きは、煮詰まった時に効きます。
この作戦で1回走って弱点がわかり、2回目で金が取れました。
あっけないくらいでした。

せっかくニュル北が今までで一番乗れてるので、忘れないうちにと、
これこそ超難関のGTSPORTのルイス・ハミルトンのニュル北をやってみました。
1回で銅。今までそれさえ取れてませんでした。
2回目で銀!

車が720PS 893kgのザウバーメルセデスなんで、タイムが全然違って5'56。
今までのM6 GT3は593PS 1,300kgなので6'37。40秒も速いです。
おっそろしく速いです。ぶつけずに回っただけ偉い。
そしてゴールドまであと10秒。
いやー、どうなんでしょう?
ちよっと根気が続きませんでした。手も痛いし。

ルイス・ハミルトンチャレンジ、オールシルバーを達成したので貰えました。

これはオール銅のプレゼント。
もうめちゃめちゃ乗ってますが。

ついでに、GTSPORTのサーキットエクスペリエンスのニュル北を試してみました。
最近GTSPORTのタイムが更新できず、腕がなまっているような気がしたので。

すると一発で全セクタ更新、ワンラップも大幅更新できました。
これは同じM6 GT3でもGT7とは違って少し遅く、タイムは6'54でした。
17秒遅いと結構スローモーに感じます。
今回ニュル北で苦しんだのは無駄では無かったです。
ハンドルの持ち方が少し変わりました。
指で握り込んでいると痛くなってしまい、手のひらを使って押し回すようになりました。
微妙な操作は両方を使い分けてます。
FFDを4から3に落としました。
ニュル北は路面も荒れていて、手のひらの皮がむけました!
世界有数の超難関コースは伊達でないです。
世界最長のニュル北だけに、めちゃ長くなりました。