
一昨年の大雪で、雨漏りが出た屋上の様子です。

火災保険が使えるか見てもらったんですが、経年劣化です、と。

雨漏りの直接の原因と思われる、春先まで膝下くらいのプールになっていたのは、
度を越した積雪のため、排水口が詰まったためではないかと思うのですが。
このゴムシートの張替えには100万円かかるそうです。

荒れ果ててますねー。

本来ならば全部剥がして接着剤も取り除き、
コンクリの地肌を出してから、ゴムシート敷き直しか全面塗装するべきですが、
それは完全にプロの仕事ですね。

できる事からやる事にしました。
とりあえず、浮いてるゴムシートを取り除きます。
固いです。破れてるのは全体の20%くらいでしょうか。
これでゴミ袋3つになりましたんで、もし全部やると15袋、始末に困る分量です。

ケルヒャーなんか持ってないので、ほうきと塵取りでほどほどにきれいにします。

アマゾンで買った防水塗料です。
16kg、12,000円を2つです。
ちなみにホムセンだと17,000円します。
たぶん、これだけで全部塗れるはずです。
が、やってみると全然足りませんでした。
これをハシゴで屋上に上げるのが難問です。
ロープで引っ張る、背負子で担ぐ、など考えました。

ひらめいて、こうしました。
アルミラダーは鉄のハシゴに縛り付けてあります。

作業中の写真はないのですが、斜めのアルミラダーにペンキの一斗缶を、
登りながら一段ずつ上げていき、途中のひさしまで上げて、
あとはひさしに立って持ち上げると簡単?でした。16kgありますが。
除草剤満タンの18kgよりマシです。
引っ張り上げる長いロープも用意したのですが、案ずるより産むが易しでした。

これでペンキ塗りの道具が屋上に上がりました。

屋上から見たアコード。
上がることを想定してないので、手すり無しです。
天井が高いので、普通の2階建ての屋上よりだいぶ高いです。
ここから落ちたら死ぬなー。

劣化したゴムシートを取り除いた箇所と、
ゴムシートがヒビ割れ、変色しているところに塗っていきます。
1回目終了です。
一斗缶を一つ消費。

休憩して乾燥させて2回目。
これで一斗缶を2つ消費。
すぐ乾きます。
一缶で二度塗り60㎡できるので二缶で全面塗れるはず、でしたが全然足りなかったです。
しかしヤバいところは全部カバーできたので、今回はOKです。

プロなら絶対ダメ出しする、低い効果と、
必ず早期に劣化して、再作業が確実な不完全な施工だとは思ってます。

最初からその程度を目指してます。
なんせ、100万円を3万円以下で済ませようってんですから。
見た目ですが、思ったより上手くいったみたいです。

11月なのに晴れたら照り返しが強く、暑くて半袖一枚でやりました。
夏場にやらなくて良かったです。
面倒すぎてやる気にならず、先延ばしにしてたのですが、
もう雪なので仕方なし?にやりましたが、何とかなりました。

また劣化したら塗ります。
ゴムシートが剥がれてきたら取り除いて塗ります。
使用感から、上塗りで凌げそうな気がしてきました。
調べましたが、コンクリの含水による砂状化と、
アルカリによるゴムシートや接着層の劣化が起きてますが、
思ったほどではなかったです。
雨漏りはプールみたいになった時以来、進んでないようで、
あんなもの凄い事にならない限りは、大丈夫だろうと思います。
見積もった業者さんの話だと、どこから漏れると言うのではなく、
染み込んだ水が垂れるのだそうです。
含水してしまったコンクリの劣化に、その水分はどうなるのか気になりますが、
それこそきりがないのでやめておきます。
世の中のコンクリの建築物、ダムや橋脚など、どうしてるんですかね?

やる前の状態よりはいいでしょう。
下処理に1時間、1回目の1缶に1時間、2回目に1缶1時間。
一斗缶1つは1時間で塗れますね。
休憩を入れて5時間ほどでした。
冬になる前にやれて良かったです!
Posted at 2022/11/13 09:28:11 | |
トラックバック(0)