
うっかり消してしまったようなので思い出して書きます。すみません。
少し前に出た、ルイス・ハミルトンチャレンジはGTSPORT唯一の有料DLCです。
F1チャンピオンのルイス・ハミルトンがゲーム内の架空と、現実にもある、
10のサーキットを走ったタイムにチャレンジするミッションです。
車はメルセデス AMG GT3。600馬力あります。最後のニュル北だけはザウバー メルセデス C9。
800円ほどで、内容を考えると大変お値打ちで、お得です。
ゲーム本体のミッションチャレンジなどに比べ、ゴールド獲得の難易度は高いです。
ルイスのタイムの1秒落ちでゴールド。5秒落ちでシルバーです。
ただ獲得賞金も高く、ゴールドトロフィーをコンプすると、20億Cr.貰えます。
ゲーム内の獲得上限が20億Cr.で、カンストしてしまうので、同時に上限が100億に拡張されます。
私にはこれが魅力で、やってみようと思いました。
お金が貯まりすぎて、知らないうちに20億にカンストしてる事がよくあるためです。
実はこの上に、ルイスと同じタイムに与えられるダイヤモンドトロフィーがあって、
これをコンプすると100億貰えますが、私にはちょっと無理です。
しかしルイスのタイムを上回ったプレイヤーのランキングがすでにズラッと並んでます。
恐ろしい。
ゴーストと言って、ルイスが実際に走ったリプレイデータが前を走ってくれます。
これを追っかければいいのです。
引き離されても、しばらくするとまた戻ってきてくれます。
現在何秒落ちという表示も出ます。めちゃ親切設計です。激はやですが。
しばらく走ってルイスのゴーストを見ていると、これがベストタイムでは無くて、
プレイヤー向けに調整してるんじゃないかなーと思えてきました。
めちゃくちゃ速いのですが。
走りながらでなくても、ルイスのリプレイを何度でも見れます。
これが一番ためになります。このDLCの本当の値打ちです。
上級プレイヤーのようなゲーム的で非現実的な運転でなく、
しごく真っ当な操作ですごいタイムを出しています。
ただやはり、どこまで突っ込むのという感じのレイトブレーキだったり、
すごい早い段階からの全開の立ち上がりだったり、並みの走りではないです。
当たり前ですが。
攻略を含めた短いトークもあるのですが、
子供の頃、カートレースでよその上手な子のブレーキポイントを、
お父さんがチェックして、ここだよここ!
と教えてくれるのですがすごく奥で、ええっ!そこー?と思いつつ踏んだ、という話など面白かったです。
あと、自分はブレーキはハンドルまっすぐでかけてる、と力説してるのも印象的でした。
めっちゃ突っ込んでフルブレーキして、あとは一気に向きを変えてフル加速、
というのをいろんなコースに当てはめてるという感じでしょうか。
とにかく、最初のドラゴントレイルというコースのゴールド獲得に4日間かかって、
長年やっていたGTのMT操作を考え直しました。
このコースのキモは後半にある高速シケイン。ブログを書くためにリプレイをチェックしてたら、
進入から脱出まで200キロ以下にしてませんでした。どういうシケインやねん。
ここをゆっくり抜けていたら、その後の最終コーナーまでの長い直線でおいて行かれて、
ゴールドが取れない仕掛けです。このコースの攻略のキモ。
ゴルフはみんゴルしか知りませんが、名コースには名バンカーありと。
良い所に障害があるのが良いコースですね。
サルトなどの現実のサーキットでも、後で作られたシケインは攻略のキモです。
ドラゴントレイルは架空サーキットなので、開発者のセンスが光ってます。
しかしGTで最も楽しいのは現実のサーキットの再現です。
初代から進化し続けて、今のは本当にリアル。
つくばに富士、鈴鹿は何回走ったか分からないくらいです。
ルイスも現実のサーキットは楽しいらしく、ブランズハッチは昔から良く走っていてー、
と言ってました。簡単な攻略ビデオも付いてます!
今、ブランズハッチを攻略中ですが、後半の直角っぽいコーナーの連続が難しいです。
脱線していくので、初回のドラゴントレイルについて。
いっぺん書いてしまった攻略ですが、

問題のドラゴントレイルの高速シケイン。
これは私のゴールドを取ったリプレイです。
繊細な操作ができないので、5速全開で突っ込んでます。
時速は203キロ。シケインに入るスピードじゃないです。
ルイスは4速全開で突っ込み、4速全開で脱出してます。
ただ、脱出に向きを変えるときだけ、5速に一瞬入れてる。
謎の小技。
これを省略して、4速のまま抜けようとしても、上手く行かないです。
向きを変えるためにアクセルOFFにした時の荷重移動が強すぎて、バランスを保てないです。
何度もやって、こりゃ無理だと諦めて、5速で行く事にしました。
まだ5速全開で進入中。ここからアクセルオフして向きを変えます。
右上に小さくコース図が出てます。
このシケインは、ブレーキで減速しないで向きを変えて脱出というのが正解。とんでもないです。
5速アクセルオフで車の向きを変えてるところ。
よく見るとリプレイ画面の情報にアクセルブレーキの開度から、
ハンドルの切れ角、ABSにTRCの効き具合まで表示されてます。
ABSは初心者向きの標準と上級者向けの軽い、さらに無し、まであるのですが、
標準だとターンインの時に、内輪を強くかけて曲がりやすくしてくれる便利機能が付いてます。
軽い、はそれがなく、ブレーキングアンダーが出てリアルな感触になります。
ABS無し、はすぐフルロックして外に吹っ飛んで行きます。
これ使いこなせるのはPC系のレーシングシミュやってる人くらいでは?
ルイスは点灯具合を見てるとABSは標準のような気がします。
TRCはMTですし、当然オフです。
ただし、このシケインではブレーキは踏んでませんが!
ハンドルは激しく忙しく切ってます。かつタイミングよくスムーズに。
ここからシケインの左のカドを狙って全開、200キロ超で抜けて行きます。
左、右とシケインの角をナメて脱出。211キロ。
ルイスはアスファルトの上を抜けて、さらにスピードを上げています。
向きを変える地点が悪いのか、ハンドル操作も良くなく、
直線的に抜けすぎてるので、縁石を踏んで跳ねてます。こわっ。
ここから全開のまま左の壁に当たらないように、大きく右にハンドルを切るのですが、
ライン取りが悪く跳ねすぎるとハンドルが効かず、激突してしまいます。
ここで何度、激突死したか分かりません。
走行中に前を走るルイスのゴーストには何秒落ちと表示されるのですが、
ここまで何とか1秒落ちのゴールド圏内で来ても、
このシケインの抜け方が悪いと、次の直線でスルスルと離されて、
2秒落ち以下の、シルバーになってしまいます。
ここは200キロ以下に落とさず、一気に抜けて次の直線での最高速を上げないといけないです。
何とかルイスのゴーストに追いすがり、一秒落ちでゴールできました。
最終コーナーの高速ヘアピンも単独だとベストラインが掴みにくいのですが、
最高のお手本が前を走っているので、楽です。
ついて行けさえすれば。
このコースの攻略に4日間もかかってしまい、パドルシフトで指が痛くなってしまいました。
まだ9コースもあり、ハードさに心が折れそうで、ふとATでやって見たらどうだろうと思いました。
とにかく指が痛いので。
次のレイクマジョーレ。リアルサーキットです。
ルイスも、
「ここは好きだなあ、どうか楽しんで。」(ニッコリ)
と言った調子。
後半の広いクネクネが、単独だとどこをどう走ったらいいか分からなくなり、
スピードを落とし過ぎるのですが、ルイスのお手本が、
「こんなの簡単かんたんー」と、 スイスイ抜けていくので、それに付いていったら、
さらっと取れました。
同時にATを試したのですが、問題なくいいタイムが出ました。
昔から、初心者向けにトラクションコントロール(TRC)とATがあるわけですが、
コーナーの立上がり加速に難があるイメージでした。
かつ意図しないキックダウンで吹け上がってスピンすると。
ところで、GTのATは本当のトルコンATではなくて、DCT、自動シフト機構です。
ちゃんとマニュアルと同じく、ギア比の調整も一枚づつ出来ます。
FITなどのCVTモデルはCVTですが、ATのあるモデルを選んでも本来のATにはなりません。
あったら乗り味が楽しめて面白いかもとは思いますが、GTの世界にトルコンはない、ようです。
MTがない、CVTやHV、EVはそのように再現されてます。
トルコンしかないモデルってあるんでしょうか?
とにかく、この写真はマジョーレのS字を走る私のゴールドのリプレイです。
AT、TRC2で走ってるのでTRCが点灯してます。
この設定でもルイス・ハミルトンチャレンジのゴールドが取れるとは。
ちょっとショックでした。それならあと何でも取れるのでは?
GTSPORTは、ドライビングスクール、ミッションチャレンジ、
サーキットエクスペリエンス、キャンペーンと全てパッドでクリヤしてます。もちろんMT、TRCオフです。
ハンコンを導入した時点で慣れるためにもう一回クリヤ、ハンコンもだいぶ使いこなせると実感した頃に、
進歩の程度を見るためにまたクリヤ、と3周はしていて、その都度タイムを更新しているのですが、
今回ATで主だったものを検証したのですが、MTのTRCオフで走った過去データを全部塗り替えてしまいました。
それもほとんどTRC3の初心者設定で。ダートだけは、TRC1でした。
ダートは、コーナーの遠心力に負けないためにパワードリフトがどうしても必要で、TRC3だと失速してしまいました。
ハンコンを買った友人に、最初MTのTRCゼロと勧めてたので、あわてて連絡しました。
その後、友人からは、
「ATもアクセル操作難しいねー」と言われました。
たしかに。MTは高いギアでガバっと踏めますから。
TRCオンだと立ち上がり加速しないのは、車の姿勢が悪いからかも知れないのです。
MTのTRCオフでそこから加速しても、間違ったラインの上なのかも知れないのです。
スピンする事も多いですし。
それより、クリッピングポイントを深く取って、コーナーの出口に車を向けて、
加速する姿勢を早く作ってやる方がいいのかも知れません。
全てATが良いわけではなく、場合によりMTを使うつもりですが、これからは基本ATで行こうと思います。
最新のスパ・フランコルシャンのオンラインTAでもATでTRC3のタイムがいいです。
ちょっと煮詰まって、TRC2にしても縮みません。他に改良の余地がありすぎて、TRCは関係ないようです。
TRCゼロでスピンするギリギリのアクセル開度を攻めていくMTの運転も長年やってきて、それもいいですが、
ATのTRC3で、ギア選択とスリップコントロールを機械に任せて、ハンドルに集中するのもいいなと思い始めてます。
パドルシフトしなくてもいいと、ハンドルの回し方が一皮むけたような気がします。
手のひらにタコが出来てたのですが、消えました。文字通り一皮向けた?
親指を添える方法もありますが、ハンドルに置いた手のひら全体で、車の挙動を感じ取るのがいいです。
しかしGT道の求道者?としてはATでTRCオンとは、堕落のような気もしますが。