水温計センサー交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
Depo DXシリーズの60㎜水温計。
数ヶ月前からメーターのアナログの針が暴れ出しデジタルの数値も乱高下しだした。
放っておくとそのうちまた元に戻りしっかり数値も表示し針も動く、そしてまた突然針が暴れ出す、を繰り返す症状。
メーター本体か…センサーの故障か…原因はどちらにあるのか特定出来ずで暫く放置していたのだが、とうとうセグメントもエラーの点滅をしたままで針はピクリとも動かなくなってしまった。
2
その故障原因に先日オイル交換をしていて気が付いた。水温計のセンサーの配線が断線している…。
数ヶ月前に初めてメーターにこの不具合が出た時には真っ先にここをチェックした、その時点でこの配線は切れていなかった。
スリーブも被せてある事もあり気づかなかったが、おそらく今まで皮一枚のような状態、切れる寸前で配線は辛うじて繋がっていたのだろう。
3
根元付近から配線が折れてしまい、このセンサーを修理するのは厳しい。仕方ないのでセンサー部品を購入する事にした…。
調べたらDXの純正補修用センサーはセンサーハーネスがセットになったこのタイプしか販売されていないようだ。
税込3300円+定形外郵便210円の送料。
4
欲しいのはこのセンサー部分のみ…なのに3510円は痛い。
硬いスリーブが被せてあるこの写真でも見てとれるが、センサーの根元の隙間部分の配線が振動に弱い、今回、この2本の配線が見える根元からポッキリ折れていた。
5
必要の無いハーネスセットを高い値段で買うのも勿体ないので暫く考えて…
センサーのみ単体で販売されている交換センサー2080WTS
amazonにて1400円也、試しにこれを購入してみる。
この2080WTSは対応するシリーズがオートゲージの数種類のみとされている。
これにDepo DX60㎜水温計は含まれておらず、これで自分のクロスビーに取り付けてあるメーターが動作する保証はどこにもないが…、
この2080WTSも1/8PTで日本製ステッピングモーター仕様…カプラーが違うだけでこれでもいけるだろうと思い試してみる事にした。
6
JPNの表記あり、日本製ステッピングモーター仕様。
スイス製ステッピングモーター仕様のオートゲージがあり、その専用のセンサーもある為、センサー購入時は注意が必要。
見た目は全く同じようでもスイス製はここがJPNではなくADPとなっているようで、この点には要注意。
7
この2080WTS、センサー現物の作りは見たところ今まで使っていたDXのモノとやはり全く同じ、ただスリーブ無しにキボシが着いている…配線もこれまた短いこと…。
前回と同じような取り付けだとまた折れてしまう可能性があるので3気筒直噴ターボの振動に負けないように今回は弱かったセンサー根元からしっかり補強する、熱収縮チューブ4Ф 6Ф 10Ф を順に被せてコルゲートチューブも入れて必要以上に根元が曲がらない仕様に。
元々着いていたギボシはカットしてしまい余っていた手持ちの防水カプラーに付け替え。
8
使ったのは工具箱にあったエーモンNo.2891 防水カプラー2極
純正ハーネス側も配線をカットしてこの防水カプラーに付け替えてしまいます。
(純正ハーネス側もカプラーを切って被覆を剥くと白と黒の配線です、水温計センサーの白と黒、同色同士を繋ぎ合わせます)
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配線の加工を終えてセンサー交換作業に取り掛かります。
センサーアタッチメントの真上にあり邪魔なのでこのエアクリのサクションパイプとホースを外してしまいます。
画像はホースを引き抜いてしまった後ですが、固定してあるスクリューボルト 矢印2ヶ所を緩めればパイプとホースが繋がったまま外せます。
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これを外すとアッパーホース(インレットホース)にアタッチメントとセンサーを取り付けている場合には手が入るスペースが広く取れ、作業がラク。
アタッチメントのセンサー取り付けネジ穴は真上に向けてあるのでそのままセンサーを緩めてもクーラントは一滴も漏れません。(当然、エンジンが冷えた状態での作業です)
14㎜だったか…レンチでセンサーを外します。
11
新しいセンサーにはシールテープを巻いて…。
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しっかり締め付け。
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ハーネスが振動で大きく揺れないように取り回しを新たに見直して耐候性結束バンドで固定。
これでそう簡単には振動で断線しないかと思います。
14
エンジン始動、無事に水温計復活。
部品に100%の動作保証があった訳ではないので一安心。
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水温もしっかり計測出来ている。
暫くアイドリング状態で経過観察。
リザーブタンク、インレットホース、新たに接続した配線等に異常なしを確認して完了。
2028WTSセンサーはカプラー付け替えこそ必要となりますが費用は安く上がり、結果的にDepo DX60㎜水温計センサーとして使えます。
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