夏のように暑いGW休みを有意義に過ごすためNTP(名古屋トヨペット)へお買い物に。
店内にはNTPでレストアされたGX71チェイサーが展示されていて思わず釘付けに。
危うく目的を忘れる所でした。
さて私何の用事もない暇なGWをどう過ごそうか思案した結果工作をすることに。
しかも何を血迷ったか、巷で流行りのブロアファンリフレッシュ&ブロアモーター流用を自分でもやってみようかと。
まずはドナーとなるとブロアファン一式をヤフオクで購入。
数ある類似出品の中でダントツで格安な品を競合すること無く落札。
ドシロートが手を出すのですから、何にも出来ませんでしたって結果になるかもなので安物で充分です。
流用するモーターもヤフオクで。
リビルト品も有るようですが、失敗する事アルアルなので中古品でOKてす。
更に言えばこのモーターの流用元は明かしてはならないと言うルールになっているとかいないとか…?
ブロア一式、なかなかサビだらけ。
フラップも半開き。
スポンジはボロボロを通り越して存在すらしていない、一手間楽できました。
人真似頼りのドシロートが手を出すにはハードル高過ぎな代物です。
さて、人真似スタートです。
先ずはシェルケースの加工から。
流用モーターのファンが大きくてそのまま入らないので内径を削ります。
インパクト用の紙やすりアタッチメント、なかなか強力で一瞬で内径が広がりました。
モーターが入るまで削ったら、土台部分の干渉する部分を探しながら切ったり削ったり。
案の定不要な部分や必要以上に削ったりと不格好なものに。
まぁ想定内です。
次にサビの酷い仕切り板とフラップをサビ転換。
仕切り板は取り敢えず手持ちの塗料(ブラサフしか無かった)で塗装。
錆びで消滅している部分はアルミテープで適当に補ってあげました。
フラップも塗装してしまったが後でスポンジ貼るので必要無かったですね。
フィルター化するためフラップの下部分を一部カットしてスポンジを両面に貼り付ける。
カット幅は当たり具合を見ながら現物合わせ。
結果先人の記録通りの寸法をカットすれば良かったという結末。
最初から真似すれば良かったのですが、やってみたかったという好奇心ですかね。
流用モーターをシェルケースにドッキングさせる。
実はこの部分が最も苦労した部分。
結論から言えば、純正のモーターパッキンの新品が出るなら、それを内径加工して取付けるのが最短ルートだと断言出来る!
当初ハチロク用のパッキンを再利用しよう思いましたが、変形や収縮が酷くてまともな形に収まりそうも有りません。
手始めにバッキンレスにして、家庭用エアコンの粘土ガスケットを隙間に詰め込む作成て行こうと。
残念ながら大失敗です。
先程塗装した仕切り板にファンが当たってしまいます。
仕切り板の当たる部分を1ミリほど削って干渉避けしましたが、今度はモーターそのものが真っ直ぐに取り付け出来ない。
どうやらネジ穴部分だけで固定しようとするとモーターブラケットがネジの締付け具合で歪むようです。
次にパッキンの内径加工をしてリサイクルする事に。
結果はやはり変形が酷く失敗でした。
変形もそうですが縮みもある事でダレ込みが発生。
ここで閃きが。
パッキンを3等分に切り分け、歪みを修正しながらスプレー糊でシェルケースに貼り付ける。
土台をバッキンで平坦化しシェルケースにモーターを安定固定する。
更に先程のエアコン用パッキンで隙間を埋める二段構えの作戦に移行。
やはり変形・縮みのため、切り分けたパッキン同士に隙間があります。
ここまでは想定内です。
トータルで1.5センチ位(結構デカイ!)の隙間が3箇所に、そこに内径加工した残りカスを切り貼りしました。
そりゃあ、ここまでは縮んでいたらまともに土台にならない訳です。
無事に土台が完成しモーターとシェルケースが綺麗にドッキング完了です。
仕上げに粘土パッキンをベタベタと貼り付けて無事に完成。
大変苦労した、と言うより四苦八苦したため写真を撮ってる余裕がありませんでした。
最後にはモーター排気?吸気?用のダクトを取り付けて完了。
ハチロク用モーターと流用モーターではコネクター形状が異なるため、電線を延長しハチロク用ハーネスに流用モーター用のコネクターを接続します。。
流用モーターにコネクターが付属していたので助かりましたが、電線が根本近い所で切られていたため余り余裕が有りません。
更にハチロク側は2スケ?(より太い気がする)、流用は3.5スケ(多分)と太さが違います。
2スケ3.5スケの間の線なんて有ったかな?
どっちに合わせたら良いのか分からないので抵抗より安全を選択し3.5スケで結線。
でも元(電力供給側)が2スケならそれでも良かった様な?
チキンハート丸出しですね。
太い線なので私の持っている電工ペンチでは作業キツかったですね。
追記
リレーが20Aだったので2スケが正解であることが判明しました。
更に追記
ブロアリレーは20Aでしたがサーキットブレーカーは30Aでした。
これで2スケか3.5スケか正解が解らなくなってしまった。
最後にブロアの腰下腰上を合体。
フラップを切ったため出来てしまった隙間(フィルター入口部)に、厚紙で作成した蓋をして工作は完了。
この蓋は簡単に脱着できるように下側のステーに差し込むだけ。
裏側に仕込んだスポンジによりしっかり固定される仕組みの優れものとなりました。
ブロアレジスターを新品に交換して完成と思ったら大問題発生。
コネクターが違う。
どうやらドナーとして購入したこのブロア一式、どうやらマニュアルエアコン用の様でした。
車両から取り外したブロアからハーネス移植しようかとも思いましたが保存用として不完全なものになるので辞めておきます。
コネクター入手&配線加工若しくは、ハーネス一式手に入るまで車両への搭載は見送りとなった残念な結末となりました。
どなたかレジスター用コネクターの変換方法なんて無茶な事、ご存知無いですか〜?