
イオンモールの普通充電が有料化されることになり、他の充電スポットも有料が当たり前になってきています。EV/PHVの運用には逆風です。。。
他の国はどうなのでしょうか?
EV先進地域のひとつとしてよく欧州が挙げられますが、充電事情がどんなふうなのか、ちょっと調べました。
最近耳にするIonity。クルマメーカー(BMW, Mercedes, Ford , VWグループ)が出資して作った充電サービス会社です。ドイツ・ミュンヘンに本社があります。
https://ionity.eu/en/
設置場所は、ドイツを中心に西欧~北欧に広がっています。現在約200箇所で、あと200箇所作るようです。
ざっと見たところ、一箇所あたり、充電器は4台(以上?)設置されているようです。
一向に整備の進まないどこかの国とは大違い。
https://ionity.eu/en/where-and-how.html
充電器もデザインされていてカッコイイ。
充電器は最大350kWの出力が可能のようです。素晴らしい。。
料金ですが、
一回あたり8ユーロ。1000円くらい。
例えばリーフe+でSOC20→80%まで充電したとするとおおよそ40kWhの充電電力量なので、電力単価は25円/kWhとなり、自宅での普通充電に近いコスト感です。
大容量電池搭載のプレミアムEVでは、よりお得になります。
素晴らしいですね~
・・・なのですが、どうやら今月末から、料金体系が変わるようです。
新料金体系は、kWhあたりの課金になります。まあ、それは合理的だと思います。
日本もさっさとそうして欲しい。
さて料金は。。
kWhあたり0.79ユーロ。100円/kWhくらいです。これは高い!
一気に4倍くらいになる感じです。
それではランニングコスト、エンジン車と比較してどうなのか?
EV:高速想定で、電費6km/kWhで想定してみます。
100円/kWhでは、17円/kmです。
ガソリン車:燃費15km/Lと想定してみます。
ガソリン代はドイツで160円/Lくらいでしょうか。そうすると、11円/kmです。
なんとガソリン車のほうがランニングコストが安い!
最近発表されるクルマを見ていると、欧州メーカはどんどんEV/PHVを普及させる意気込みが伝わってくるのですが、これみるとEV普及させる気があるのか無いのかわかりません。。。
(トヨタのHVが売れますよ。)
充電サービスで利益を出すのはどこも難儀するのでしょうが。。
それにしてもこの料金設定は。。
イオンの普通充電の有料化(40円/kWh)はまだマシかも。。
ブログ一覧 | クルマ
Posted at
2020/01/18 23:49:17