
近所のショッピングモールにDS4が展示されていました。ちょっと見てみると、試乗会もしているということで、DS4とDS7のPHEVに試乗できました。
各15分程度、街中を運転した印象のメモ。道が混んでいたのでだらだら走った場合の印象。
内外装デザインは、他に似た車がない特徴的で優雅な感じです。
特に内装はデザインも質感も良かった。
まあトヨタ車には絶対にない感じですね。
まずDS7から。(DS7 OPERA E-TENSE 4×4)
電池残量が20%ほどでした。
EVモードで走り出し。
出だしはスムーズで違和感なし。ただ、アクセル操作に対するトルクの出方は穏やかでエンジン車のフィーリングに寄せているように感じた。
アクセル開度に対するトルクの大きさもそこまで大きくはなく、街中でも扱いやすい印象。
ブレーキは制動初期の立ち上がりは問題ないが、速度が落ちてきて停車する直前はブレーキ踏力一定にもかかわらずブレーキ力変動が気になる。またブレーキ力の微調整も思うようにならずスムーズに止めるのに難儀した。
乗り心地はSUVということもあり、ややふんわり腰高な感じはしたが、ピッチングなどはあまり感じず、路面の凸凹もいなしてくれて良好に感じた。
ハイブリッドモードにしてみると、エンジンが始動。ただエンジン音は小さく抑えられていて、空調のファンの音に紛れてほぼ聞こえなかった。振動もよく抑えられていて、街中をゆっくり走る分にはエンジンの存在感はあまりしない。ただ加減速時は変速機(アイシンの8ATらしい)のトルク変動を感じるので、シームレスなトルク感のEVモードと比べるとやはり違いを感じる。
電池残量が減ってきたが、プリウスPHVのチャージモードのように、電池を強制充電する機能はない。セールス氏曰く、ハイブリッドモードにしても電池残量はちょっとずつ減ってくるそうな。
DSのPHEVシステムは、エンジンと変速機の間に1個モータを挟んでいるだけの構成のようで、エンジン出力を任意に電池充電に回すことができないものと思われる。
次にDS4。(DS4 ESPRIT DE VOYAGE E-TENSE)
EV航続距離は実走40kmくらいらしい。プリウスPHVよりちょっと足が短いくらい。タイヤはe-primacyを履いていた。
最初はハイブリッドモードで発進。
すぐにエンジンがかかった。DS7と異なり、エンジン音もまあまあ聞こえるし、微振動というか、雑味も感じる。加減速時にはエンジン&変速機のトルク変動も感じる。
EVモードに切り替えると、変速比固定なのか不明だが、トルク変動は感じずシームレスで印象は良くなる。アクセル操作に対するトルクの出方はDS7と同じく、特に電動感を強調することもなく穏やかな味付けであった。
問題はブレーキ。停止間際はDS7よりもギクシャクする。変速機の影響なのか機械ブレーキとのマッチングの問題なのかわからないが、スムーズに止めることはできない。セールス氏曰く慣れの問題もあるというが、そうではない。今まで電動車にいろいろ試乗してきたがちょっと良くない。要改善。
乗り心地はふんわりなDS7とは異なり、まあまあ固め。DS7と同じルートを同じような速度で走ったが、たまにリアからバンという突き上げ感のある衝撃もあった。路面のざらざらもやや感じることも。シトロエンのクルマは初めて乗ったが、もっとふんわり優しい乗り心地を期待してたので意外であった。
というわけで、試乗終了。
欧州メーカのPHEVは初めて乗ったが、EVモードとハイブリッドモードの運転感覚の違いが結構大きい。プリウスPHVでもEVモードからハイブリッドモードに切り替わると、レスポンス面などでがっかり感があるが、DSの場合は、それに変速機の挙動が加わるからか、それ以上にがっかり感(より強いエンジン車感)を感じる。
PHEVはTHSベースあるいはe-powerベースの2モータのシステムの方が、トルクの出方をEVモードからそう大きく変わらないようにできると思うので、がっかり感を感じさせない運転感覚を作りやすいのだろうと思う。チャージモードも可能になるし。。
ミニカーもいただきました。
ブログ一覧 | クルマ
Posted at
2024/06/08 23:41:25