エアコンガスリフレッシュ（交換）

夏場に向けてエアコンガスの入れ替えを行いました。
最近のガソリン高騰を受け、たまにしか使いませんがね…(泣

ガス交換には専用のチェンジャーを使用致します。
補充のみなら、専用のアダプタで注入できますが交換は一度ガスを抜き、エアコンシステム内（配管、コンプレッサー）を真空状態にしてから規定量を充填できるのが強みです。

ではその規定量とは？

軽自動車からトラックまで現在の車には必ず装備されているエアコンなのですが、車の大きさも違えば指定充填量もまた違います。

多いところでデュアルＡ／Ｃ車だと（後部座席にエアコンある車ですね）900～1000ｇから
さらにはデュアルＡ／Ｃ＋クーラーボックス付きのセンチュリークラスだと1300ｇオーバーｗ
200ｇ缶のガスが８本も必要な計算になります。

軽はやはり少ないですね。
ＭＦ２１Ｓ型ＭＲワゴンの場合は350±30ｇこれは下は320、上は380ｇの間で充填して下さいとの意味なんです。

今回は少し抜ける事も踏まえ10ｇ多めの360ｇで交換しました。

エアコン配管の低圧と高圧カプラーに接続し、交換します。
交換の場合、Ａ／Ｃオイルも抜けてしまいますのでチェンジャーにセットしガスと一緒に充填します。

車のエアコンシステムは家庭用と違い、常に振動が加わりますので抜けやすいです（それでも年間で微々たる量ですが…。）
またエアコンオイル自体が少ないとコンプレッサー自体に負担が掛かりますので冷却効率の低下、それによるパワーダウン、燃費の悪化…、最悪の場合コンプレッサー損傷等のトラブルが考えられます。

作業中の写真は無いです(爆
セットすれば後は自動で交換してくれるので楽ですねｗ

ちょっとここでＡ／Ｃうんちく話。
・ガスは何度でも蘇る！
以前のＲ１２ガス（フロンガス）が使用禁止になってから
代替ガスのHFC134aが使用されている訳ですが、ガス自体の純度が高いためクリーニングかけると何度でも使えます。今回の交換もチェンジャーで車両側から回収したガスをクリーニングし抜けた分40ｇを足しての交換でした。

・しかしオイルは汚れる。
これは正確には酸化するですね、エンジンオイルと同じく密閉、潤滑、防錆等の仕事をしているものですから使っていく内に酸化していきます。

・ガスが減ると？？
当然効きが悪くなりますが、元々真空状態にしてから充填されている所にガスが抜けて水分を含んだ空気が入るわけですからサビが発生しやすくなります。
サビが発生するとシステム内の詰まり、コンプレッサー破損等のトラブルが考えられます。
ちなみに規定量より多く充填しても冷えません、エアコンシステムパンクしちゃいます！

交換後はよ～く冷えてます！今後は燃費のためにもエアコンオイル添加剤を注入してみたいですね。

長々と失礼しました…。