(RN)リビルト・エンジンへの換装

発注から約1ヶ月にて、リンクスジャパンさんからリビルト・エンジンが整備工場へ届きました。
型式情報に基づき、間違いなくEN07Dエンジンでした。
本体だけとは聞いていましたが、タイミング・ベルトカバーも無く珍しい光景でした。

換装前のオリジナル EN07Dエンジンです。
92,027kmまでお勤め、お疲れ様でした。
<(_ _)>

リンクスジャパンさんでエンジン・コアとしてリビルトされ、次の方の為に役立って下さい。

２週間預けてエンジン換装の作業を行なってもらいました。
換装後のリビルト・エンジンです。
同じ型式のエンジンなので、見た目の違いは無いようです。 エンジン・コアの素性は分かりません。

エンジンと一緒に幾つかの部品を予防整備として交換してもらいました。
エンジン・マウント(3ヶ所)
クランク角センサー
カム角センサー
エキマニのブラケットとフランジボルト
ベルト(4PK1030)

換装後に、触媒の遮熱板用ボルト x3 の交換指示を忘れてしまったことを後悔しました。

エンジン・マウントを3個とも交換しましたが、見事に割れていました。 この写真だと左下部と右下部。
9万kmでも既にマウントとしての機能が損なわれていたことを知りました。 目視では分からない部品だったので正解でした。

エンジン・マウントの交換で変わった事が、エンジンの位置でした。
以前に吸気ダクトが車体と接触していてビビり音が出たトラブル(6万8千km)を経験しましたが、これらの割れが進んだことでエンジンを支えきれずにエンジンの位置が下がっていたようです。意外とエンジン・マウントの寿命は短いのかなぁ・・・。

換装後は、吸気ダクトと車体には十分な隙間が出来ており、接触の心配は無いです。

同様に、吸気ダクトとエアクリーナー・ケースとのダクトの接続部で軸ズレが起きていて斜めに入っていましたが解消されました。

エンジン換装後の感想ですが、当たり前ながら別物のエンジンです。
走り出して直ぐに感じたのは、物凄く静かになりました。 エンジン・マウントの交換で適切な振動吸収と車体との接触が無くなり振動の伝播が無くなったためでしょう。 もちろん、エンジン内部のクリアランスが適正化された部分もありそうです。

オリジナルのエンジンでは、ガラガラ音とDレンジで停車中に排気系が振動するカタカタ音が気になっていましたが、換装後はエンジンへ吸音材を被せたように静かで、4000rpmくらいまで吹き上がると綺麗なEN07のサウンドを堪能出来ます。
また、Lレンジでのエンブレにて前のエンジンでは大きなヴーン音が車内に響き壊れそうで怖かったですが、換装されたエンジンでは普通の音で快適になりました。
パワーの面では、発進時のアクセル踏込みに対する反応が早くなりトルクが回復していると感じます。
IGコイルを日立製へ交換した後のトルク回復具合に上乗せして良くなりました。
(あくまでも新品エンジンの状態に近くなっただけ)

総額で40万円を越えましたが、10万km整備を兼ねたエンジン不具合の修理としてリビルト・エンジンへの換装という選択には満足しています。

が、この後に…。