
本当はインプレッションをクルマレビューに書こうと思っていましたが、下書き保存ができなくて、書いては削除されるループから脱却できないので順不同で気になったところを書きます。
[率直な感想]
控えめに言って最高です
[スタイリング]

斜め後ろからの眺めが1番好きです。

また、窓が伸びやかに弧を描くような感じがカッコよく見えるのも気に入っています。

フロントマスクもカッコいいのですが、写真が上手く撮れません。
Rロゴはフロント/サイド/リア共に目立ちません。また、Rラインと差別化して欲しいところです。
[走行性能]
まだ駅への送迎とスーパーへの買物しか乗っていなのでなんとも言えませんが、速度が上がるにしたがってオンザレール感が増していきます。
交差点を曲がるだけでもオンザレール感があって気持ちいいです。7.5GTIではフロント荷重を確認してからアクセルを踏んで曲がるイメージでしたが、どこからアクセルを踏んでもちゃんと曲がってくれます。
また、クリープ、出だし共に軽くて車速が速くなりがちなので特に自宅車庫から出る時に気を使います。
7.5GTIで不満に感じていた40km/hあたりで赤信号を見つけてアクセルOFFするとギヤが落ちてエンブレが効き過ぎて交差点まで辿りつかない問題はなくなりました。その代わりにブレーキを多用するようになったのでブレーキパッドは長持ちしない可能性がありそうです。
[乗り心地]
4駆かつホイールベースが長いことが影響しているのか重厚感と剛性感が高く静かで安定した乗り心地で、少しDセグを感じます。8.5R ハッチバックよりもジェントルです。
重厚感を感じるのは7.5GTIから車両重量が200kg増えたことも影響しているかもしれませんが、重い車を運転している感覚はありません。
また、BMW M340iから重厚感を少し削ったというか少し軽くしたような感じがしており、M340iが一瞬比較対象になったこともあり満足しています。
ほとんどコンフォートモードで運転しているせいか(エンジンかけるとコンフォートモードになる)脚の硬さはほとんど感じません。もちろん硬さを感じることもありますが、全然許容範囲内です。7.5GTIよりは硬くて一瞬ゴンってきますがすぐにおさまります。ハンコックタイヤもロードノイズが少なくて快適です。
7.5GTIではスポーツモードにすると前左右のタイヤから常に細かいゴツゴツ感があり速度を上げていくとそれが収束していき、そして路面に応じてひょこひょこする感じでしたが、同じ道をスポーツモード、レースモードで走った限りでは共に細かいゴツゴツ感やひょこひょこ感は一切なく、オンザレール感が増していくのみで気持ち良過ぎです。早く慣らしを終えてアクセルを踏み込みたい衝動に駆られます。
これはビークルダイナミクスマネージャのおかげかもしれませんね。
[DSG]
7.5GTIの湿式6速から湿式7速になった(7.5ハイラインからは乾式だけど7速に戻ったとも言えます)ので、スムーズになりました。走行性能のところで書いたエンブレ効き過ぎ問題の解決も7速化による恩恵だと思います。
また、たぶん2速を引っ張り気味な感覚があります。たぶんと言ってるのはコンフォートモード(ドライブモードはD)だと何速か表示されないので五感を研ぎ澄まして分かる感覚で言っているだけです。
スポーツモード、レースモードでは減速すると気持ちいいタイミングでブォンとシフトダウンしてくれます。V GTIで味わったあの快感が進化かつ強化されて蘇ってきた感じで感動します。ただし変速操作が激しくて、勢いよくガツンとシフトダウンします。大丈夫なのか…と思うくらいなので鳴らし運転が終わるまで封印しておきます。
あと、パドルシフトは解禁していないのでコメント無しです。
[GPF詰り防止機能]
GPFはガソリン・パティキュレート・フィルター(Gasoline Particulate Filter)の略で、直噴ガソリンエンジンから排出されるPMを除去するコージェライト製のセラミックフィルターのことらしいです。
VW Connectではモデル名に出てくるくらいなので特徴的な機能なんだと思います。
このGPFの詰り発生を防止する機能としてエンジンONの数回に一度、感覚的には5〜6回に1度くらいの頻度でエンジンが掛かると同時に回転数が上がってバブリング音がパンパン鳴ります。所謂空吹かしです笑。最初、間違えてアクセル踏みながらエンジン掛けてしまったのかと思うくらいでした。やばい老化の始まりか…と自分の行動を疑いましたが、冷静に考えればアクセル踏みながらエンジンはかからないですよね。これが朝一に発生すると、はっきり言って近所迷惑だと思います…
[ハンドリング]
ロックtoロックが7.5GTIより少なく、車庫入れや交差点を低速で曲がる時でもすぐにロック位置に当たります。
普通に運転する分には全く問題なしですが、ハンドルを最後まで切るなと言われて育って来た私的にはサスのゴム類を長持ちさせる観点から気になります。
トルクベクタリングは凄いのひと言です。
スポーツモードやレースモードではアクセルを踏み込む程に本当に曲がっていきます。
街中ではこれを感じるシーンはほとんど無いですけどね…
[ステアリングの静電気式ボタン]
押し込んで反応する操作とタッチで反応する操作があり、対応する機能との関係がまだ分かりません。

私の握り方だと右手でボタンを触ってしまい、いつの間にかメーターの表示項目が変わっていることがあります。
少なくとも8Rが出た時にモータージャーナリストが言っていた「Rボタンを押すだけでレースモード」にはならずドライブモード選択画面になるだけです。そのため「8.5になってもRだけボタン式に戻らず静電反応式を維持しているのはRボタンの機能を残すため」ってのは嘘ですね。
また、ボタンを光らせるためなのか静電センサーのためなのか分かりませんが、ボタン部分が熱を持つのでほんわか暖かくなります。
[フロントシート]

座面が少し高いです。私は座面を1番下にする派ですが7.5GTIと比較して1番下にしても高く感じます。身長167cmの私ですが、座面を1番下にしてもナビは視界の邪魔をしません。
また、座面の長さが7.5GTIより若干短くて、7.5GTIでは膝裏あたりまでシートがあったのにシートの先端と膝の間にある隙間が広くてしっくりきません。シートの角度をお尻(後)を低く+膝(前)を高くしてしっくり感をカバーしていますが、なかなかベストポジションにならなくて乗る度にシートメモリを設定し直しています。
さらに背中の凹みも7.5GTIと比較して少なく、背中を奥まで押し付けられない感覚があってしっくり来ません。いずれ慣れると思いますが…
[ナビ]

鍵の開錠でナビに通電するようで、イグニッションONで普段はようこその画面が表示されます。
7.5GTIの時は、コールドスタート時は必ずVWロゴ→GTIロゴ→ メイン画面で、エンジンOFFした直後にONした場合のみ初めからメイン画面だったことからの推測です。

この推測を確かめるために、車に乗り込んで暫くするとナビの画面が消えるので、それからイグニッションONにすると、Welcome to VW → R ロゴ → ようこそとなる事を確認できました。
ルート検索をほとんどしていないので性能は何とも言えませんが、ちょっとした渋滞を的確に表示しており、渋滞の開始地点マークをタップすると渋滞の長さが分かります。また検索履歴からのお勧めが常に表示されており(固定じゃないです)、いつも決まったところに行く人には便利な気がします。
ただし、地図をスクロールした後に現在地に戻るためにタップするアイコンやETCカードが挿入されていることの表示がとても分かりにくく、このUIで合格と判断した理由を聞いてみたいです。

ETCカード未挿入の図

ETCカード挿入の図
[エアコン]

ID.4のクルマレビューでも書きましたが、エアコンの吹き出し口がナビの下にあるため風が腹を直撃します。
運転席助手席の吹き出し口も同じです。
暑がりだけど冷房の風が苦手な私は7.5時代の高さにある吹き出し口の方が好みです。
表示も真横じゃなくて斜め下を向いています。
風向きレバーを運転席側の吹き出し口は左、助手席側は右にずらすとカチッと鳴って吹き出し口に蓋をできるのが気持ちいいです。
[後方視界]
ゴルフの特徴である太いCピラーがないので左折時の視界は良好です。荷室の窓を見ることを意識すると安全運転に繋がる気がします。
[燃費]
気にする車ではありませんが、7.5GTIより確実に悪く、Ⅴ GTIと同じくらいな感覚です。
毎日の送迎データが分かりやすいのですが、

朝、道を走る車が少ないと7.5GTIと同じレベルなのに

少し遅く出て車が多くなり平均速度が落ちると7.5GTIの最低レベルになり
夕方にプチ渋滞で朝一の2倍時間が掛かると結構悲しい値になります。

今のところ買物送迎のみのトータルは6.4km/Lです。7.5GTIの給油記録に寄ると似たような走行シーンだと6.9km/lなのでそこまで酷くないかもしれません。