石狩燈台(いしかりとうだい)
手付かずの大自然が織りなす大パノラマと、そこにそびえる北海道最古の燈台に出会う休日。
2026年07月31日

石狩川の河口「はまなすの丘公園」に位置する石狩市のシンボル、赤と白のストライプ柄が特徴的な灯台。
全高約13.5メートルでその光は約24キロメートル先まで届く、海上保安庁が管理運用し現存する北海道最古の灯台で、内部には明治時代の内壁や鉄板が当時のまま残されている。
石狩川河口は明治・大正にかけて北海道内陸部で採掘された石炭・木材・ニシンを小樽や本州へ運ぶ超重要拠点だった。
当時の河口は水流が激しく、砂州が動いて座礁事故が多発する「海の難所」でもあり、そこに建てられたこの灯台は、北海道の経済と開拓を文字通り命懸けで支えたインフラそのものだ。
1892年1月1日石狩川の水運ルートを支えるため、道内21番目の灯台として初点灯、当初は木造六角形で「白黒の縞模様」だった。
1908年現在の「鉄造円形(当時は白一色)」に建て替えられ、1957年公開の映画「喜びも悲しみも幾年月」の舞台となり、カラー映画での「スクリーン映え(色彩効果)」を高めるため、当初の白一色から赤白模様に塗り替えられた。
1965年に灯台が電化され、長年使われたフランス製のレンズが役割を終えて、公園入口に建つ「はまなすの丘公園ヴィジターセンター」1階に展示されている。
[見どころ]
🗼北海道最古の鉄造灯台:綺麗に管理されており、間近まで行くことができる、自然とのコントラストが美しく歴史的価値が極めて高い、年に数回一般公開され登ることもできる。
🌺180種の海浜植物:公園のシンボルであり独自の進化を遂げたピンク色のハマナスを初め、絶滅危惧種のイソスミレ、乱獲により激減しているハマボウフウ、野イチゴ、燃えるような橙色のエゾスカシユリなど季節ごとに珍しい草花を見ることができる。
🐓道内屈指の野鳥スポット:広大な草原、河口の干潟など、鳥たちにとって最高の環境が揃っているため、これまでに約40〜70種類以上もの野鳥が記録されている。
🍦ハマナスの丘ヴィジターセンター:隣接するカフェで限定オリジナル薄ピンク色の「ハマナスソフトクリーム」を2階展望スペースで景色を眺めながら楽しめる。
バラ科バラ属であるハマナスはローズヒップの原料であり上品で華やかな香りと、すももやサクランボに似た甘酸っぱくさっぱりとした風味が特徴でクセがなくと食べやすいと人気。
🚶木製遊歩道:砂丘の植物や野鳥を保護するため、岬の途中まで歩きやすい木製デッキの道が整備されており、車椅子やベビーカーでも、ある程度のエリアまでスムーズに入り込める。
[設備]※2026年7月26日現在
駐車場約30〜50台、身障者有、入場無料
<はまなすの丘ヴィジターセンター>
9:00〜18:00(4月29日〜8月31日)
9:00〜17:00(9月1日 〜 11月3日)
冬期(11月4日〜4月末)休業
灯台自体に電話窓口はない、登録番号は灯台がある「はまなすの丘公園管理棟(ヴィジターセンター)」の番号、冬期・営業期間外の問い合わせは石狩観光協会へ。
木製遊歩道は約600m、のんびりと散歩しながら歩くのに最適で自然の中を汚れず安全に見て回ることができる。
そこから先は未舗装ではあるが河口先端まで散策することも可能(片道約0.9〜1.9km)。
自然保護の観点から遊歩道から出たり、動植物を採ったり餌付けしないのがマナーとなっている。
住所: 北海道石狩市浜町29-1 石狩燈台
電話 : 0133-62-4611
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