夏場に蒸れるフルバケの冷却の為に去年はなんちゃって簡易クーラーを作ろうと色々集めてました。
持ち運べる箱に保冷剤を詰め込んで溶けた際の気化熱をPCのケースファン等で洗濯ホースを経由してシート後方から送り込む簡易クーラーです。
実際にオープン状態で組付けてみましたが、保冷剤が1時間たたずに溶けてしまい、
あまり涼しくない。卓上におく簡易クーラーとしてはまぁ使えました。
他にはエアコンを足元設定にしホースを経由する方法も検討しましたが、
エアコンを利用するとコペンが山道等で厳しい;つД`)
その為、外部電源の使用が条件でもあり、USB5V経由の昇圧12V にて動作する何かしらの空冷を検討していました。
去年の成果物↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/3073186/blog/45306921/
今年はその空冷タイプの市販品でもある空調服から出ている1万円前後のアレを買おうかと思ってましたが、フルバケとクーラー等で調べていくとどうやら他にも冷やす方法はあるらしい。
というか普段あれだけPCは水冷にこだわっているのに何故気づかなかったんだろうか…。そう空冷でダメなら水冷にすればいいのです。
水冷タイプのシートクーラーは密林等で売られている商品化したものもありますが、DIYすると何かしらの水またはクーラントを送り出すポンプとそれの水路であるチューブがあればあとは液体を冷やせばいいだけらしいです。
本日ホームセンター等で売ってそうなポンプを探しに出かけたわけですが、
浄化槽のポンプと家庭菜園程度で使用するような少し大型のポンプしかなく、
水槽で使用するようなものでは出力が足りずで諦めて帰ってきました。
帰ってからふと周りを見渡すとあるじゃないですか、ポンプっ。
簡易水冷もよく考えたら内部のクーラントを送り出して、その後ラジエーターにてファンの風で冷やすといった良く似た機構をとってます。
今回欲しい部分はポンプ部分だけになるのでラジエーターからポンプを切り離す 為分解を行いました。
勿論分解するのは動作確認済みのものではなく、訳あり品で入手した結構昔の簡易水冷になります。
今回分解したのはアプサラス3。ギニアス兄さんのあれではなくサイズから発売されていた簡易水冷になります。
辛うじて銅プレートの採用されたモデルにはなりますが、チューブ自体はゴムになります。一応コア部分はGPU簡易水冷NZXTのクラーケンシリーズに対応できる形状になっており、そういった用途で確保していた品になります。
実際に分解してみたのがこちら。
内部のクーラントは濁っており、若干サビのようなものが浮いていました。
単体での動作が確認できなかった為、さらにコア近辺を分解して内部のポンプ部分の確認を行いました。
内部には片方のゴムホースから液体を取り込みもう片方のホースへと送り出す溝が掘られていました。
ただこの仕組みがどうも吸い上げるといった形状にはなっておらず、
空気を完全に抜いた状態でなければそもそも動かないといった状態にあるみたいです。
分解前に冷却性能が確認できなかったのは内部の液体が減ったもしくは空気の流入が問題なのかもしれません。
コア部分と取り込む側のホースに水を入れてから動作確認を行うと、
きっちりと排出される動作が確認されました。
今回作ろうとしている水冷環境では、液体を送り出す力が足りないことや、
エア抜き等が厳しそうです。
これの代わりになるポンプを入手でき次第次の加工に入るつもりです。
目標はオープン状態で2時間程度涼しさを保ち、かつ外部電源であること。
そして何よりコペンに積むのでコペンに積めるサイズでの制作になります。
Posted at 2022/07/17 23:35:24 | |
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