プリウスの壁がある。マイカーを持って、いつも燃費を考える。過去の所有車は1200CCから2000CCで、リッター12から9キロ。この中でプリウスは異能であった。初代は20キロ弱、2代は20キロ強。年間2万5千キロ走る。ほかにロードスターと軽トラが合わせて3千キロ。
リッター20キロ走るとして、2万5千÷20キロ×130円=162,500円。リッター10キロだと325,000円が年間のガソリン代である。ハイブリットが売れるわけである。これを上回る魅力を持つクルマは、普通の人にはない。断言するが、かつて運転していたゴルフやプジョーは低性能である。身内のBMWはいいとこよりダメが多かった。プリウスは故障もせず乗りやすく使い勝手がよい。家人の信頼も絶対。万一、災害、戦争になっら、みんなプリウスを選ぶだろう。ベンツを選ぶ人は死ぬ。
燃費とデザインで車を選んできた。プリウスを挟んで買ったプジョー306やルノーメガーヌは2ボックスで最も美しい車。でも美しさで持つのは2年まで、メガーヌは機能がひどくて半年だった。オープンと美しさの役割はロードスターに任せたし、昨年からは以前ほど仕事にマイカーを使わなくなったから、冬は4駆のサンバーに乗ればいいし、家人のベリーサもあるから、もう車はいらないといえばいらないのであった。
しばらくそうしようと決めた矢先であった、そのクルマが現れたのは。駐車場に止めて隣をみたら、赤いボリュームがあるクルマがいた。これ何かな、と思って歩き始めたら、ライトが点いた。きれい、カッコイイ、何か、一瞬わからず、写真を撮ってしまった。デミオに似ていた。けど違う。
ルノールーテシアであった。見たことがない、発売して5年、今のルーテシアはこんなカタチなのか。プジョーやシトローエンは見かけるのに、これは初めて。見てはいたかもしれないが、認識した。調べてみると、燃費は、悪くはない。リッターで14キロくらい、長距離は伸びるようだ。エンジンは1200CCのターボ。僕にとっては新しい。いじったことがない。ゴルフやポロみたいなエンジンか。日産製?いいかもしれない、メガーヌは性悪女で半年で別れた。この娘はいい。これなら欲しい。新世代のフランス車だ。
価格は、そんなに高くない、というより安い。もちろん中古である。極端に安いのがオークションに出ていた。5年落ちで色はブルー、距離は走っているが、外車の場合は逆に安心である、と思い込むことにした。こんな金額では落札できないだろうし、もししたら何かあるに違いない、けど、バクチだと思えばよい。フルサイズの一眼カメラは先送り。ありえない金額の札を入れて、寝た。
翌朝、あれっとパソコンみたら、なんと落札していた。落札してしまった。果報(かほうかいまいち不安だが)は寝て待て、であった。
Posted at 2019/02/19 22:54:59 | |
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