右ドラシャ破断。原因はまさかのEgマウント。

TC1000の帰りに突如右ドライブシャフトが折れました。インナーが引きちぎれて、ベアリングもいなくなっています。

状況は交差点右折時、低速。ハンドルもそれほど切っていませんでした。

LSD入ってるし、前オーナーは右ドラシャはオーバーホールしただけと言っていたので寿命かな？ 楽観的に考えていました。

ebayでドラシャを購入(送料込み2万円ほど)。取り付け。交差点1つめで折れました。
同じく右折、ハンドルもそれほど切っていない。流石におかしい。

LSDが焼き付いたのかもしれない、ということでさっさとミッションを降ろします。
オイルに鉄粉はなし……うーん、ほんとにLSDが原因なのでしょうか。

幸い前オーナーから受け継いだ予備ミッション(2速が抜ける)があるので、それをバラしてオープンデフのみ移植します。
普通のFFミッションよりバラすのが面倒です。デフ1歩手前でやたら硬いトルクスが待ち受けています。

LSDを摘出するとピニオンベアリングがバラバラ……。こいつが原因？ でもそれだけでドラシャまで折れますかね？
LSDをバラしても焼き付いた跡はありません。

疑問は多いですが、今のところ怪しいものはないのでオープンデフに交換します。

諸々終わってミッションを載せるためにエンジンを少し傾けた時でした。

向かって右側だけ下げていたはずのエンジンが全体的に下に落ちているではないですか。
オイルパンにかけたジャッキで辛うじて落下せずにいるだけ。

慌てて天井からラッシングで吊って保持し直し、確認するとなんとエンジンマウントが破断していました。2年前に交換されているようですが、持病というだけあって弱いですね。

エンジン側のボルトも全部手で回るくらい緩んでました。

おそらくマウントが破断したせいでエンジンが傾き、右ドラシャが可動範囲以上に引っ張られて、インナーが引きちぎれたのでしょう。

納得できる原因がみつかりました。ミッションは降ろし損。外さなくてもいいLSDを摘出しただけ。

ボルトもこの通り中途半端に刺さっていたせいで、アルミ粉がたくさん。
幸い雄ネジ、雌ネジとも無事でした。

エンジンマウントのタップをM10×P1.5で切り直します(元々はM8)。
タップを奥まって切ってもボルトの長さは90mmで十分でした。110mmだと余ります。

上記述は誤りでした。以下に追記します。

11月30日追記
https://www.autocar.jp/specialshop/2018/04/12/283342/

このページ見てて気付いたんですが、今回折れたエンジンマウントボルトの取り付け方を勘違いしていました。
ストラット脇に楕円のサービスホールがあり、そこにちょうどボルトと同じ大きさの穴があいていたので、長いボルトをそこから貫通させてバッファ共々エンジンマウントを締め上げていたのですが……。
どうやらバッファとエンジンマウントのみを締結するだけで良かったようです。

90mmの長いボルトなんて不要だということです……。