
みなさまこんばんは。
先週末、岡山国際サーキットでFIAが主催する
WTCC(ワールド・ツーリングカー・チャンピオンシップ)が開催され、
ashさんのたっての要請で?偵察に行ってきました(ヘ。ヘ)
WTCCはFIAが主催するF1、WRCに並ぶ3大自動車レースの一つです。
それまでのETCC(ヨーロッパ・ツーリングカー・チャンピオンシップ)を発展させる形で2005年に発足しました。
フル・カスタムメイドのF1と違って、市販車両をベースにしているためより身近な存在のレースで、ヨーロッパを中心として高い人気を得ています。
車両は年間2500台以上生産された2000ccの4ドアセダン、もしくは5ドアハッチバックなどで、BMW3シリーズ、アルファロメオ156、セアト、シボレーなどがエントリーしています。
レースの特徴は30分のスプリントレースが1日2回行なわれると言うことです。
(視聴者は1時間の番組枠内で二度ハラハラドキドキできる)
コースによっては10数周でレースが終わるため、まさにサドンデスのサバイバルレースです。
押し合いへし合いで、隙間があればみな突入。接触、コースアウトも日常茶飯事でサイドバイサイドの熱い戦いが何コーナーにも渡って繰り広げられています。
2回のレースの間隔が短いために、1回目で負ったダメージの修復などはごく短時間しかできません。
またウェイトハンディ制や2戦目の上位8位までは1戦目のリバースグリッドとなるなど、激しく熱いバトルとなるような規定が多く盛り込まれています。
  
さて、そのWTCCがなんと田舎の岡山にやってきたわけですが、
2週間前に行ってきたFSWのF1と比べてみたいと思います(そりゃムチャか~)。
■観客の数
これはもう、圧倒的にF1の勝ちでしょう。日本での知名度を考えると致し方ありませんが、逆に言えば車好きにとってはゆったりと観戦できるわけで、これはメリットかもしれません。
■観客席
岡山国際サーキットはどこの観客席でも(すべて自由席)コンクリートで階段状にしているので、FSWの自由席のように土手に穴掘りする必要はありません。今回は曇り~雨でしたが、ぬかるんで足がドロドロと言うことはありませんでした。
■トイレ
もう少しトイレが多くても良いかなと思いました。特に女性は長い列が付いていました。
■スタッフ
FSWでのスタッフの挨拶や手際の良さは気持ち悪いぐらい良かったのですが、岡国は・・・まあ普通でしょうか。
■駐車場とシャトルバス
今回は場外駐車場しか空いていなかったのですが、サーキットから10分以内の所でした。下は草地でしたが綺麗で、キャパも十分ではないでしょうか。ただし、観客がF1と比べて圧倒的に少ないと言うこともあります。
シャトルバスの運営も良くて、レースが終わって間もなく退散したのですがバス待ちも10分ぐらいでした。駐車場からの帰り道も、特に渋滞などはありませんでした。
■レース
これは個人的な好みもありますが、ハコの車が好きなのと激しいぶつかり合いがあること、岡国の観客席がコースに近いため、マシンの迫力を間近で感じ取れるという点でWTCCに軍配を上げたいと思います。
来年も開催されるのであれば、ぜひ見に行きたいです。近いしネ(ヘ。ヘ)
*********以下、マニアックなデータ************
<WTCC車両規定>
車両重量
 ・FF車両 Hパターンのトランスミッション 1110kg
 ・FR車両の場合、+30kg
 ・シーケンシャルのトランスミッションの場合、+30kg
エンジン
 ・排気量制限
   2000cc以下
 ・圧縮比
   11.1以下
 ・最高回転数規制
   4気筒:8500rpm以下
   5気筒:8750rpm以下
   6気筒:9000rpm以下
 ・その他
   可変バルブ機構禁止
   バルブリフト量規制
   フライホイールウエイト規制
ブレーキ
 ・フロントキャリパー4ポット
 ・リアーキャリパー2ポット
 ・ローター332mm以下
 ・トラクションコントロール禁止
ホイール
 ・9x17インチ(9kg以上)
 ・7x15インチ(5kg以上)
タイヤ
 ・1年ごとに入札で1社に決定。
 ・2005年はミシュラン、2006年-2009年は横浜ゴム
 
				  Posted at 2008/10/27 21:10:57 |  | 
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