日根野区381系パノラマ編成、出雲へ”転勤”

最近はあまり撮らなくなった鉄の写真ですが、珍しいネタ物がある時はホイホイ出掛けます。

関西地区、阪和線の特急くろしおに新型車両が投入されたので、余った車両が1編成出雲へ転属になりました。

写真は回送時のものです。

現地ではオーシャンカラーと呼ばれる爽やか系の色合いです。

やくも用のパノラマ車両は、これの設計を元に改造されましたが完成した時にある問題が発覚・・・

冬の降雪、積雪する地区の車両には必要な耐雪ブレーキの付け忘れ(^_^;)
元々くろしお用の車両は雪とはあまり縁のない地区なので、耐雪ブレーキは装備されていませんでした。
なので、急遽改修しなおす事になったのですが、新聞にも取り上げられた出来事でした。

耐雪ブレーキは、ブレーキシューを意図的に少し引きずり状態にして、その摩擦熱で着雪を防ぐと言うものです。

反対側は普通のお顔ですが、やくも用には付いていない装備があります。

連結器の下に弁当箱のような物がありますが、これは中に電気接点がたくさん入った電気連結器です。
くろしおは途中の駅で車両を増やしたり減らしたりするので、迅速に作業をするためにこんな装備が付いているんですね。

数年前には”出張”ピンチヒッターでやくもに充当された事もありました。

ちなみにやくも

全検明けのピカピカ状態。