昨日、今日と釣りに行ってきました。
まずは昨日の出来事から。
先週の休みに念願の黒鯛を釣り上げて気を良くしたワタクシ桃色吐息。さらなるサイズアップを目指して臨んだのですが、今までとは少し様子が違いました。
昨日も紀州釣り(ダンゴ釣り)をしていたのですが、一向にアタリがありません。小さなカタクチイワシや小サバの群れが湧いているのは、偏光サングラスを掛けていると良く確認出来ます。
そんな中、思いもしない事が目に飛び込んできました。黒鯛です。黒鯛が数匹、表層を泳いでいます。しかもかなりデカい。40〜50cmクラスの大物です。見回すと湧くほどにいます。50cmクラスは「年無し」と呼ばれ、15年以上成長した、何年生きているか解らないほどの超大物です。
ダンゴの寄せ餌効果でカタクチイワシが湧くなり、黒鯛が身をよじらせながら小魚たちを追いかけ回しているように見えます。
紀州釣りでは、海底にダンゴを着底させて釣る釣り方なので、表層に黒鯛が湧いているようでは全く釣れません。
これは…ヤバい。全くオキアミを食べてくれません。
困った僕は急きょ、ケイムラサビキ(紫外線を反射してコマセに化けさせるティンセルを巻き付けたサビキ)を使い、釣れた小サバを餌に泳がせ釣りを始めました。
イワシより耐久力がある小サバを餌に粘りましたが、なかなか喰い付いてくれません。いや、黒鯛の視界には入っているようで、生贄的な小サバくんの周りをウロウロしてはいるんですが、やはり大物、警戒心が強いようです。時間だけがただただ過ぎていきます。やはりサイトフィッシングは難しいか?
この時点ですでに10時を回っていました。泳がせ釣りを始めて2時間以上が経過しています。
気温はすでに35℃近くに上昇。首掛け扇風機を使用していますが、長竿を手に、いつ喰い付くか、張り詰めた緊張感でフラフラになりそうでした。
粘りに粘りましたが…結局、小サバくんには喰い付いてもらえず、なぜか他の小魚の群れを追いかけ回している年無し黒鯛たち。万策尽きたか。暑さが限界に来てしまい、その日は納竿としました。
その夜、なぜオキアミを喰わず、表層に湧き出て小魚たちわ追い掛け回してばかりいたのか、どうしたら針に掛けることが出来るのかをずっ〜と考えていました。
なかなか考えがまとまりませんでしたが、泳がせ釣りを始めた時間帯が遅かったため、すでに小魚を捕食して満腹になっていたため、釣れなかったのでは?もう少し、早く泳がせ釣りを始めていれば掛かったかも?
…という結論に至りました。
そして今日の早朝。リベンジです。
今日はエサ釣りはしません。昨日と同様、ケイムラサビキを使って小サバを釣り餌にするつもりでしたので、寄せ餌は持ってきていません。これは僕の勝負。心意気です。
コマセバケツにはサビキで掛けた小サバを生かしています。とりあえず5匹いれば十分。
寄せ餌が無いぶん、集魚効果は薄いですが、泳がせた小サバより他の小魚の群れに興味を奪われるよりはマシ、との考えのもと、泳がせ釣りの開始です。
仕掛けは2.5号の道糸に1.5号のハリスが1ヒロ(約1.5m)。針はチヌ針2号で棒浮きを付けていますが、あくまで目印の役目。
一般的に小魚を捕食するフィッシュイーターは、群れの中でも若干、弱りかけた魚を狙うとのことから、元気の無い小サバくんをエサに狙っていきます。
寄せ餌は無いですが…銀鱗の身をくねらせる大きな魚体が表層に確認出来ます。
妙な浮きの動きや消し込みがないか注視し続けます。
リールのドラグを最弱にセットしたので、泳がせ釣りをしながら、クルマに積んであるタコロッドも引っ張り出してきて、近くの堤防周辺をちょっと探ってみました。
まぁ、タコくんは残念ながら居ませんでしたが。
その後も浮きの動きを警戒していましたが、朝の6時を回った時点で30℃を超えてしまいました。
そんな時にハプニングです。
首掛け扇風機を出そう!!と車内を探したのだけど、見付かりません。アパートの玄関を出る時に、クーラーボックスの上に着替えも入ったポーチごと置いたのは記憶してるんだけど…もしや落として忘れたか?
(帰宅後、玄関前の通路にポーチごと転がっていました)
コマセバケツのフタをウチワ代わりに仰いで暑さをしのいで頑張りましたが…一向に黒鯛が掛かってくれません。
何を喰っているんだ??オマエは?
そしてさらに時間は過ぎ…
暑さが限界に来たため、終了です。黒鯛を掛ける事が出来ませんでした。
いや〜本当に難しいですね。どうしたら釣れるんでしょうか。黒鯛に聞いてみたいものです。
ルアー釣りで全く釣れない事があるのは理解しえますが、エサ釣り(食い付くであろう泳がせ釣り)でも釣れない事があるだなんて、考えも出来ませんでした。改めて魚釣りの難しさを実感しました。
来週の休みは…ちょっと黒鯛狙いから外してみるかもしれません。産卵後で食性変化が起きたかもしれないし、興味を示すエサが解ってくるまで、ちょっと時間が必要なのかも。
(ちなみに活かしておいた小サバくんたちは、元気に海にお帰りいただきました。)
難しいですが、頭を悩ませ、チャレンジのしがいがある、それが魚釣りの魅力ですね♪
Posted at 2022/07/03 12:41:41 | |
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