今年も残すところ あとわずか。
今日はね、なんと釣りをせずに年末大掃除しとりましたよ!!
思い返すと、あっという間に年末になってしまったな。
あんなに春が待ち遠しくて、4月に入ってもまだ寒い中、すぐに釣り開始。5月くらいになって、やっと待望の黒鯛が釣れてくれて、ホクホクしましたね。
黒鯛が釣れ始めて間もなく、今までの釣り人生の中で一番の大魚、メナダを釣り上げた記憶も宝物です。両手で抱え上げられる魚を釣ったのは初めてでしたからね。
初夏に入ると、黒鯛狙いでやっていた紀州釣りから、さらなる大物を狙いたくなり、テトラポット帯で釣りをやるようになりましたね。堤防で釣り上げた小アジちゃんを餌に、泳がせ釣りにはまりだしました。
実は泳がせ釣りって、本格的にやったのはこの時が初めて。ビギナーズラックというか、ヒラメや自己記録と同等の黒鯛も泳がせ釣りで釣り上げたものです。
夏に差し掛かると、泳がせ釣りでは巨大な黒鯛に巡り会えなくなり、(自分的には下道な)アオリイカがやってきました。
なぜ泳がせ釣りで黒鯛が掛からなくなったのか、悩んだのもこの頃。フナムシをエサにしてみようと、百均の露取りワイパーを改造したフナムシホイホイでフナムシ採取しまくったのが真夏の夜。
結局は、フグばかりしかフナムシは喰わない事が解りました。(地域性によるようです。他県は別のようですが)
悔しくて、夏の間はアオリイカを狙いましたね。これがトラウマになる原因に。
アジちゃんを投入すれば間違いなくアオリイカが喰ってくるのに、魚とは違う泳ぎ方·餌の喰い方をするために、全く針掛かりせず、玉網入れで必ず失敗して逃してしまうというトラウマに悩まされましたね。
You Tube動画を参考に観まくって、市販のセット仕掛けを持ち込むも上手くいかず、いよいよ嫌になって、堤防で紀州釣りに戻ってみたり。結局は1杯も今年はアオリイカを釣り上げることは出来ませんでしたが、来年、またシーズンが来たらリベンジしますよ。
秋に差し掛かる頃には、新しいチャレンジとしてカゴ釣りで大型の黒鯛を狙い始めました。ダイソーのプラカゴを改造した、自作天秤のカゴ釣りです。
黒鯛は掛からなかったけど、この時、初めてイナダが掛かりました。小さかったけど、この時の嬉しさは忘れません。
アオリイカのトラウマに対峙すべく、しばらくしてカゴ釣りから再び泳がせ釣りを始めました。
未だにアオリイカが喰ってきましたが、イナダの強烈な引きが魅力的で、トラウマなんて吹っ飛びましたね。
1日に3匹イナダを釣り上げた翌日は、肩がパンパンになって、まともに仕事が出来ない位でしたよ(笑)
この頃まで泳がせ釣りに使っていた竿は、上州屋でリールとセット販売されている、サビキ釣りの竿でした。
ジギングロッドみたいな硬めの竿より、柔らかい竿をブチ曲げながら魚との駆け引きを楽しめる釣り方を再認識出来たのは良かったですね。
そして冬に差し掛かる11月。いよいよ釣りシーズンも残りわずか。
水温が下がり、イナダも暖かい南の海へ移動してしまい、泳がせ釣りではアタリが少なくなってしまいました。
久しぶりにダンゴを投げたくなって、テトラポット帯から堤防で紀州釣りを再開。
ここで、僕の釣り人生の中で1番の死闘を経験することに。
先に釣り上げることが出来たのは、初夏に釣ったものよりは少し小ぶりなメナダでした。これでも十分、嬉しかったのですが…
その後、数週間後、手がかじかむ寒空の下、巨大魚が僕の竿に掛かりました。
ず~んと重量級の強烈な引き。竿はブチ曲がりっぱなし。糸はひゅーんと、奇妙な糸鳴りをし続けています。なかなか水面まで浮いてこなくて、まるで奈良の大仏でも掛けたのか?と錯覚してしまいそうな勢いです。
それでも3度、水面まで浮かせる事が出来て、魚の姿とサイズだけは確認出来ました。メナダ。70cmクラスは有りそうです。デカすぎて緊張して、喉がカラカラです。
ファイトを続けるも10分以上。
ついに緊張の糸がふっと途切れる瞬間が来てしまいました。無念のハリス切れです。
あの時の感覚。僕の宝物ですね。
あんな巨大な魚と長時間、戦えた経験なんて今までなかったし。こんな巨大な魚が育つ自然のチカラって凄い!! 釣り上げられなかった事は残念だけど、ものすごく嬉しかった。
小さな子供がサビキ釣りでアジを狙ってる堤防で、あんな巨大な魚と戦えた訳ですよ。ビックリですよね。
しばらくすれば、ついに初雪が降り出しました。釣りシーズンは終わりを迎えます。
そんな中でも、日中に日差しが差すと気持ちがソワソワしだします。今からなら2、3時間だけなら釣りが出来るんじゃないか?とか。
クリスマス前のドカ雪。新潟県の国道·高速は麻痺してしまい、ニュースにもなりましたね。
僕の妻は仕事から帰って来れなくなり、車の中で12時間以上、過ごしたそうです。
新潟の冬はとても冷たく、雪は厳しいです。心まで凍えてしまいそうになる。
ですが、
春を迎えれば、また海の魚達が姿をみせてくれます。厳しい冬があるからこそ、春の訪れが心躍る嬉しさに変わるわけですね。
僕は今年、海での釣りをずっとやって来ましたが、来年は子供の頃から親しんできた川や池などの内水面の釣りを復帰させます。手始めにへらぶな釣りですね。
もちろん、海での釣りもやります。
強風予報で海がやれない時に内水面の釣りをやろうかなと。
海の方はですね、来年のシーズン始めはサワラを狙う予定です。
春を呼ぶ魚と書いて鰆(さわら)。60cmまでをサゴシと呼び、それ以上をサワラと呼ぶそうです。大きければ大きいほど美味しい青物なんだそう。歯が非常に鋭いので気を付けないとなんですが、新しいチャレンジです。
来年も宜しくおねがいします。皆さんも良いお年を!!!!