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趣味車との別れ

僕がこの車と出会ったのはいつのことだろう？

2011年7月のさくらモーニングクルーズのアルバムを見るとこの車が既に僕のアルバムに載っているので、恐らくこのときが初めて見たときじゃないかなと思っています。初めてみるこの車はポルシェなのかと思いましたが、僕の勉強不足でした。BECK 550 SPYDERという車です。

この車のオーナーさんが以前おっしゃっていた「さくらモーニングクルーズはレプリカに乗っていても、全然差別されることなく接してもらえるので嬉しいです」という言葉が今でも忘れられません。そう、この車のオーナーさんがおっしゃっているように、このBECK 550 SPYDERというのはポルシェ550スパイダーという名車のレプリカ車になります。そして、レプリカというのが心のどこかに引っかかり、それがある種の後ろめたさを生むのかもしれません。でも、それは僕が乗っているケーターハムも似たような事が過去にはあったようで、僕がケーターハムに乗るようになってからはそのような話を聞きませんが、それ以前は日本平で酷い扱いを受けたとか話を聞きます。

ですが、僕からみたらスーパーセブンはスーパーセブンっぽい形をしているものは全部スーパーセブンとして同じ目線で話させて頂いているつもりですし、なにより同じ趣味車を愛している同志ですから、分け隔てる方がへんという感じです。勿論、拘りを持っている人もいらっしゃると思います。その事を否定する気もありませんし、その人なりに努力されて知識を得たり、そのために時間とお金を費やされている訳ですから尊敬こそすれ、とやかく言うつもりはありません。ですが、その事を鼻にかけられるとちょっとカチンとくるかもしれませんし、その人の周りは居心地が悪いので二度とうろつかないと思います。

そんな性格なので趣味車を愛する気持ちがあれば全く問題ないし、そんな人達が集まるのがさくらモーニングクルーズという毎週第一日曜日に幸手市権現堂さくら堤公園駐車場で行われている集まりです。そしてこの集まりが僕の考えからずれてくると僕は去ると思いますが、今のところ去る気持ちはさらさらないので健全な集まりだと思っています。

話が脇道にそれましたが、そんなBECK 550 SPYDERを今日その方は手放されました。色々とご自分で考え決断された事なので私がとやかく言う事はありませんが、新しい出会いをユックリ楽しんで頂けたら良いなと思います。急ぐ必要はないし、逆にじっくり楽しめる新しい時間を得られたのではないかと思います。趣味車に乗る事、それは惚れ込んだ車を所有し続ける醍醐味もあれば、新しい自分に気づき、そこに惚れ込んで違う車を所有するものありだと思います。その人その人に応じた楽しみ方があり、それは自分の人生を豊かにするための趣味車である訳ですから、楽しめれば人様に迷惑をかけなければ何でも有りだと僕は思います。

次の出会いに乾杯。

今夜はそんな感じでウィスキーをストレートで２杯頂きました。

この記事は、これでいいのだ By 赤塚不二夫について書いています。