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2022年06月21日 イイね!

知らなかった

今朝、SNSを見ていたらMBインソルベンシー社のマーク・ボーエンが、Westfield Sports Cars LimitedとWestfield Autonomous Vehicles Limitedの管財人に任命されたという記事がアップされていました。

まじか。

ケーターハムは昨年日本のVTホールディングスに買収される形で生き残っていますが、ウェストフィールドが倒産とは。

今回ウェストフィールドについて調べたら、キットカー分野で知られているウェストフィールドですが、ウェストフィールドは2019年にチェジル社を買収し、ヒースロー空港で使用されるシャトルポッドを開発したり、自律走行型の道路清掃車に取り組んだりと、自律走行車の分野で活躍していることがわかりました。

一般的にキットカーから自律走行車の分野に行くときは、今自分達が戦っている市場が衰退産業であることに加え、今だとまだ戦っている市場で儲けを出しているからその資金を使って次のビジネスに対して投資を行うという経営判断をしているわけですよね。そしてここで勘違いされたら困るのが経営判断は経営者が判断することなんですよね。でも、経営者が判断したからといってそれを実行して良いかというと、それは別の話になります。

なぜならば経営者とは出資者(株主)から会社の運営を任されている人でしかないからです。みなさんが出資者としてある人に会社経営を任せいたとしましょう。その経営者が出資者の意向を無視し会社経営を行った結果、会社に多大なる損失を出し出資者であるみなさんの資産を減らしたとしたら、普通だったらみなさん怒りますよね。場合によったら告訴しますよね。

もちろん企業形態によっては株主と経営者が同じ場合も当然ありますが、その場合成功も失敗も自分に返ってくるという話です。どんなに名だたる企業も始めのうちは出資者=自分=経営者ですから、そんなに珍しいケースじゃないですよね。

アメリカの企業の社長の給料が高い理由は出資者を十分儲けさせているからです。そして十分儲けさせてくれる経営者をよその会社から引き抜いくることができるため、株主を儲けさせる実績を積んでいる経営者の価値も高まる訳です。

日本の場合は、儲けすぎることに対してアレルギーがあるから優秀な経営者というのは生まれにくいですよね。真っ当な商売をしててそんなに儲けるわけがない。なんか悪いことをしているに違いない。そんなふうに見られますからね。社長の給料が上がる訳ないじゃないですか。

話が逸れましたが、ウェストフィールドのように違う分野へ進出しようとした場合に自分達が未知の領域に足を踏み入れる訳ですから、色々なことを用意周到に考えておくべきなんですよね。その最たるものが撤退戦略です。どこまで踏み込んで行くか。どうなったら速やかに撤退するか。撤退するにはどんな手順で撤退するか。そう言ったことを事前に考えておくことは凄く重要です。

一か八かで投資する経営者なんていませんからね。

私は株式投資というのはやりませんが、よく「損切り」という言葉を聞きます。つまりどこまで損を許容出来るのかということですね。企業が事業に投資する時も同じです。損切りを予め考えておかないと泥沼です。

個人的にはキットカーだけでなく、多くの自動車メーカーがEVという餌に釣られてEVに舵を切らざる得ない状況です。それには色々な説があります。エネルギー問題や環境問題を切り口にしてゲームルールを変えようとしている欧州メーカーの狙いなど諸説諸々ある訳ですが、事実としてはそのトレンドに乗らないという選択肢がないということです。

そうなった場合、ウェストフィールドも今のキットカー市場だけでは将来はないと考えて自立走行分野へ進出しようとしたのでしょう。そしてどんな資金調達計画を考えていたのだろうというのが私個人の一番の関心事です。だっていずれ多くの中小規模の自動車メーカー、例えばモーガン、ケーターハム(VTホールディングス)などがぶつかる壁だと思うんですよね。

それにしてもウェストフィールドが倒産って、何かが始まる前触れじゃなきゃ良いですけどね。
Posted at 2022/06/21 07:58:50 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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