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旦那のブログ一覧

2014年12月29日 イイね!

工具選び プラスドライバーの巻

工具選び プラスドライバーの巻ども!旦那(後期型)っす(゚∀゚)ノ

今回は整備工具の中の一つ、プラスドライバーについて纏めたいと思います( ̄Д ̄)ノ

自動車整備工具のみならず、一般家庭にもまず必ず一本はある工具の代表格がドライバー。
比較的軽量なプラスチックや木材等の合わせ面に使われる事の多い規格のネジだと思います。

個人的にはドライバー程、単純で多彩な使い方をされる工具は無く、普通にプラス、マイナスのネジを回す他、突く、叩く、こじる、ハツる、割る、削る、穴の芯出し、オイル等の液体を混ぜる等…
言ってみればグリップが付いた、先端部の形状が違うだけの棒なのですが単純な工具だけに人によっては各メーカーで好き嫌いがかなり使い勝手が別れる工具の最たるものだと思います。

個人的に、まずドライバーを選ぶポイントとしては『消耗品』であるという事を考える事。
壊れる確率が一番多い工具の一つだと思います。

ドライバーは使い勝手が良いため使用頻度が高い工具であると同時に、自動車を整備する際、現実的には工具本来としての使い方を無視して使う事の方が圧倒的に多い工具でもあると思います。

私も整備士時代、会社に支給された工具で真っ先に壊れた工具がマイナスドライバーでした。
当時、トヨタ系のハブベアリングを交換する際、センターハブナットを緩める時にカシメを起こしてから緩めないとドライブシャフトのネジ部を馬鹿にしてしまう為、マイナスドライバーを隙間に叩き込んでカシメを起こすのですが、あっさりと先端部が割れました。

ドライバーとしての使い方では無い使い方をした為に割れたのですが、ドライバーに良い所の一つが壊れても加工して使える工具であるという事。
ちなみに私は上記で先端部割れたマイナスドライバーの先端部をベンチグラインダーで真っ平に削って、ドツキ棒として使っていました。
これが結構使い勝手が良い工具に化けたりしますw

話がちょっと逸れましたが、ドライバーを買う際はあくまで『消耗品』という事を意識する事が大事です。
消耗品という事でコスト重視で安物ドライバーを使い捨てで使うのが良いと考えがちですが、さすがに先端部の精度が出てない様なドライバーは失敗作業の元なので、コスト、性能がバランスの良いドライバーがベストです。

例によって、使用用途は車のDIY(主にメンテナンス、改造、サーキット走行)で

①使用頻度
②性能、利便性
③強度信頼性、入手のしやすさ
④値段
⑤デザイン

上記の基準でおススメできるドライバーをご紹介したいと思います。
ドライバーの場合、プラスドライバーとマイナスドライバーで使い方が違う為、プラスドライバー、マイナスドライバーと分けてご紹介したいと思いますが、今回はプラスドライバーに焦点を絞ってみたいと思います。


上記でプラスマイナスを分けてご紹介と言っておいて何ですが、プラスマイナスドライバー共に選び方のコツは、メイン用、サブ用、捨て工具様と複数本持っておく事をオススメします。
理由はドライバーしかアクセスできないような状況で使う事も多く、ネジをナメると面倒になるネジがついている様な場所で使う事も多い為です。

特にどちらのドライバーもサブで『貫通ドライバー』は各サイズ揃えておく事をオススメします。
ハンマーで叩いて使える事はネジ回しに、また以外の使い方が多いドライバーおいて非常に有用なメリットです。

また前述の様に無理して使う事も多いので、いくら消耗品と言えどもあまりに壊れる頻度が高いと費用も馬鹿になりません。
使い分けて各ドライバーの頻度を落として工具の寿命を伸ばす事が結果として費用が安く済むと思います。

さて、プラスドライバーの選び方ですが、自動車の場合、プラスネジが使われてる場所が圧倒的に多いのが内装です。ほとんどの使われてるネジが内装だと思います。
プラスドライバーを選ぶ上で重要なのは先端の形状とグリップ。シャンクの形状ですね。

先端部の形状はスリット入れたり、表面加工したり、先端部の寸法精度を上げたりと各社色々やってますが、様は先端部でいかにしてμを稼ぐかという事ですね。
そういった意味では先端部は摩耗してくるので、ミゾ付きの先端仕様は摩耗してくると一気にμが稼げなくなり性能が一気に低下するのであまりオススメしません。

グリップの形状に関しては主に三つあり、グリップ部しっかりと握れて比較的太めな力がかかる『パワー系』(ktc、wera、vesselメガドラ等)グリップが細く、早回しに向いている樽型系(PB等)、グリップの後部が太く、グリップの前部が細くなっており、先端側で早回し、後端でしっかり握れるティアドロップ型(hazet、mactool等)があります。
各グリップ形状にプラスして、グリップ部に滑りにくい材質を使用したり、木柄等の質量の軽い材質を使ったり、スリットを入れたりと各社特徴を出している部分ですね。

個人的には基本、プラスドライバーのグリップ選びにおいて重要なのが『押し回ししやすい事』と『早回ししやすい事』が重要だと思います。
よく鉄棒を握る様にドライバーを握って『良い、悪い』をいちいち語る人がいますが、はっきり言ってそういう人はドライバーでネジを回す頻度が極端に少ない人ですね。
工具云々より工具の使い方からドライバーの使い方から学んだ方が良いと思います。

プラスネジでサビで固着したネジ、オーバートルク等で融着しているネジ等…
特に滅多に出てきませんが左記の様な状況の+3番のネジ等は押しながら回さないとまず回りません。
プラスネジはドライバー先端部とネジ部+ミゾのμがネジのおねじ部と部材のめねじのμを越えると緩むので、目安として押す力を約7割、回す力を約3割で使うモノという事を意外に知らない人が多い気がします。
先端部加工やグリップ形状等のスペックが生きてくるのはその後の話ですね。
とにかく押しながら回す。
これがプラスドライバーでは必須な使い方です。

もう一つはだいたいプラスネジというのは複数本で部材を締結している事が多いので緩める or 締めるの作業が連続して発生します。
ここで大事ななのが回しやすいグリップ形状とグリップの重量。
グリップはもとより、重量は軽量であるほど作業中に手が疲れにくいです。

そんな理由から実際に使うシーンを考えながら『押し回ししやすい事』と『早回ししやすい事』を気にして選ぶのが良いですね。
グリップは私もドライバーを選ぶ上で最重要している部分でもあります。

シャンクに関しては六角形状と丸軸形状があり、丸軸に比べて六角形状の方がねじり方向への剛性が強く、グリップ部との接合も良いという部分はありますが、反面キャブやISCV等でのサービスホールが狭い部分でシャンクの角が引っかかるというデメリットもあります。
正直、丸軸であってもねじり方向の強度は各社十分出ているので、丸軸の方がメリットが大きい気がしますね。
またボルスターに関しては付いている方が良いと思います

で、ドライバーでまず買わない方が良いのが、snap-on、hazet。
代理店のアホみたいな値段設定もありますがwやたら高いくせにこの二社は特に日本のプラスネジと相性が良くありません。理由は先端部が一般的なドライバーより尖っている為、プラスネジのミゾにドライバー先端部がきちんと嵌合しないので、非常にネジを舐めやすいです。
一時期、snap-onが自動車整備士の中で流行した理由はバンセールスの善意でドライバーが破損した場合、無償で交換していた事が大きいと思います。
基本的にアメリカメーカーのドライバーはシャンクとグリップ部が分離でき、グリップ部にシャンクを打ち込んで使用する為、ドライバーの軸部が破損した場合でもグリップは再使用できるというメリットがあります。
が、実際シャンク打ち変える作業はかなり面倒くさいですけどねw

個人的にメインで超オススメな一本がこれ。
VESSEL ボールグリップドライバーですね。

通称赤ダルマ、電工工事屋に昔から愛されるドライバーで、誰しもが一度は見たことがあるドライバーだと思いますが、傑作の一本だと思います。
オススメは全長300mm、軸長200mmのロングタイプ。

前述の様にプラスドライバーを使う場所が内装が圧倒的に多いので奥まった部分を手元で回せるロングリーチ仕様のこの長さは非常に使いやすいですね。

何と言っても特徴は早回しが非常にやりやすく、グリップ後端部を抑えて押し回しする際にも非常にやりやすい、ラチェットドライバーなんか使うより簡単かつ早くネジの締め緩めができ、先端もしっかりネジの頭に勘合します。
シャンクも丸軸で細いながらも強度出てるのが良いですね。主にこれをメインで使っています。
色々なドライバーを使いましたが、結局このドライバーが一番使いやすいですね。

サブのぶっ叩き用貫通ドライバーでオススメなのが同じくvesselの貫通メガドラPBのスイスグリップ貫通。
両方共に貫通ドライバーとして求められる性能はすべて持ちつつ、軸が丸軸でサービスホールが狭い場所でも使いやすいのが最大の特徴ですね。
vesselは値段もそれ程高くないのが良いです。

で、ドアやプラスチック部分の座台が柔らかく強度無い部分で硬いネジで締結されている等、貫通ドライバーが使えないシーンでのここ一発用にweraのダイヤモンドドライバーを使っています。

半分趣味的な所もありますが、グリップ部が個人的に手にちょうどフィットして使いやすいですね(^^)

使用頻度も高い工具なので、手に馴染んで使いやすいドライバーは本当に作業が楽になりますよー(^^)
ではまた!旦那(後期型)でした( ̄Д ̄)ノ
Posted at 2014/12/30 10:40:55 | コメント(3) | トラックバック(0) | 工具選び | 日記
2014年08月23日 イイね!

工具選び トルクレンチの巻

工具選び トルクレンチの巻ども!旦那(後期型)っす(゚∀゚)ノ


今回は整備の必需品。トルクレンチについてまとめたいと思います。

どんなプロでも必ず使っていると言って良い程、必須工具なのがトルクレンチ。
自動車は部品と部品の締結をほぼボルトorナットで行っている為、その締め付けトルクは非常に重要です。
特にアルミ等の軽量な材料で出来ている部品が増えてきた昨今ではますます必須工具の一つと言えるのではないでしょうか。


トルクレンチ選びのやっかいな所はメーカーやプリセット、デジタル、ビーム式、ダイヤル式、トルク固定式等種類が豊富な事と、締め付けトルクによって選ぶトルクレンチのレンジが変わってくる為、非常に選択肢が豊富な分、非常に悩ましい所がありますね。
工具としては比較的高額な部類に入るのも理由の一つなのではないかと思いますが...


自動車の場合、トルクレンチ使用頻度が多い場所は

・ホイールナット
・スパークプラグ
・オイルパンドレイン
・足回り各所(サスペンション、ブレーキ)
・ステアリングのセンターナット

などではないでしょうか。


例によって、使用用途は車のDIY(主にメンテナンス、改造、サーキット走行)で

①使用頻度
②性能、利便性
③強度信頼性、入手のしやすさ
④値段
⑤デザイン

上記の基準でおススメできるトルクレンチを選びたいと思います。


結論から言うとTOHNICHI(東日)製 モーターサイクル用トルクレンチMTQL140N(1/2dr、20-140Nm)が一番おススメです。

いわゆるプリセット式のトルクレンチですが、他社や東日の他のトルクレンチと比べて最大の特徴はレンジ幅のバランスの良さ。
20-140Nmと通常の自動車整備のど真ん中のレンジ幅。無駄がありません。これ一本で殆ど対応可能です。

えっ?クランクプーリーは?とお思いかも知れませんが、プーリー脱着やった事ある方ならご存知だと思いますが、プーリーの場合、殆どの方がインパクトレンチで締め付けて終わりではないでしょうか?w
(ホントは駄目なんですけどねw)

ちなみに、よくトルクレンチは最少レンジ付近と最大レンジ付近は値の精度が落ちるという話があります。
確かにメーカーも推奨はしていないのですが、さすがに東日の計測器として世の中に出る以上、最大&最少値でも値は確認&調整しているのか、ぶっちゃけ普通に使えます。
仕事で色々なトルクレンチの値確認しましたが、ある程度の価格帯になると最大&最少値でもほとんど狂わないですね。

東日製は精度も良く、±5%以内と十分すぎる程の精度。
指定締め付けトルク中央値で締めておけばまず問題ないと思います。

また良くある安物のトルクレンチは高トルク側にレンジを合わせると調整ダイヤルが固く、回しずらくなっていくのですが、このモデルはレンジ幅関係なく、ダイヤルが軽いので使いやすいです。
(昔と違い、今はある程度の価格帯のトルクレンチはみんなダイヤル軽いですが)

なんと言っても修理・校正含めてアフターフォローが安心。末永く使えるのが良いですね。
海外ブランドだとモデルやメーカーによっては修理不可であったり、修理→返却までの期間がやたら長かったりします。

東日はトルクレンチ日本国内最大シェアを誇るメーカーですので、古いモデルでも部品が在庫あったりと安心して使えます。
値段も比較的安価。長年使える事を考えたら非常にコストパフォーマンスは高いと思います。

欠点は…海外ブランド品に比べて見た目が地味ぐらいでしょうか?
まぁ本気な工具は無駄を省いてるが故に見た目は地味なものですw


さて逆に個人的に必要ないトルクレンチを上げると

・5Nm〜25Nm等の低いレンジ
→エンジン分解組み立てやらない限り、まず使いません。

・Snap-onやSTAHLWILLE等の高額のブランド品
→必要ないですね。実用性では東日で十分すぎる程ですし、高いくせに海外メーカーはアフターフォロー悪い。バンセとの付き合いや本職の方はステイタスでメーカー品使うぐらい?私もhazet製を使ってますが完全にハッタリですw

・逆ネジ対応品
→必要ないですね。逆ネジをトルクレンチで締めるシーンある?ポルシェなんかのセンターロックナットか、トラックくらいじゃない?

・デジタル、トルクアダプタ系
→いらない。KTCのデジラチェとか流行ったけど、あんなの設定値でピーピー鳴った頃には規定締め付けトルク過ぎてるwまだビーム式の方が良い。

・ビーム式
→締め付け加減がわかるので、本気の人はテーパーベアリングとか使ってる部品、駆動系だとデフなんかの組み付けで使うぐらい?玄人っぽくて個人的には好きだけど、まず使わない。

・ダイヤル式
→個人的には好きだがw緩めトルク見るとか、工場なんかでの組み付け検査ぐらいしか使えない気がする。

・トルク固定式
→ホイールナット用に一本あると意外に便利なんですけどね。普通のトルクレンチを設定値合わせて使えば良いだけなのでいらないですね。


って感じでしょうか。
むしろ大事なのがトルクレンチの使い方。

◆じっくりトルクをかけていって『カチッと』いった後にレンチを振り過ぎない。しっかり音がした所で余計なトルクがかからない様に止める。

◆持つ部分を一定にする。持ち手の中指の位置でトルクレンチの柄の線の部分に合わせて持つ。

◆よくあるカチンカチンと二度三度増し締めしない。締め付けすぎたら意味無い。

◆使い終わったら必ずトルク設定最小値に戻してケースに入れて補完。

◆基本締め付け専用。緩めにトルクレンチ使って緩めるとか論外。

コレが重要ですね。
本来はある程度年数経つと校正出すのが一般的ですが、実際使い方さえ間違えなければ値は殆ど狂わず、末永く使える使える工具です。


ねじを切らない為にも正しい使い方で大事に使いたい工具の一つですね!
ではまた!旦那(後期型)でした~(゚∀゚)ノ
Posted at 2014/08/23 14:10:47 | コメント(1) | トラックバック(0) | 工具選び | 日記
2014年07月24日 イイね!

工具選び メガネレンチの巻

工具選び メガネレンチの巻ども!旦那(後期型)っす(゚∀゚)ノ


と言う訳で今回はレンチについてまとめたいと思います。

レンチ...と一言で言っても、一般的なメガネレンチや六角レンチ、コンビネーションレンチ、モンキーレンチやギヤレンチ、ロングストレートレンチ等...

結構な種類があるのですが、今回はメガネレンチ(その名の通り、レンチ両端がメガネの様に12角でボルトの頭を回せる様になっている形状の物)に絞りたいと思います。


例によって、私が思うに工具の選び方の基本は

①使用頻度
②性能、利便性
③強度信頼性、入手のしやすさ
④値段
⑤デザイン

だと思います。
メガネレンチに関して言えば自動車整備をする上でソケットと並ぶくらい、1 or 2を争う程、使用頻度が高い物ですよね。

一部海外車メーカーは除きますが、現時点、自動車で部品の締結に使用されている一番多いネジは六角頭のボルトです。

で、その六角ボルトを緩めるのに私が一番使用頻度の高い工具と言えば、メガネレンチだと思います。
当たり前ですが、一本物でギア等の余計な機構を持たない分、締め付け加減がダイレクトに伝わりやすいという事が一番の理由ですね。

で、メガネレンチに求められる性能と言えば

1)しなり難さ
2)面接触
3)メッキの質

かなぁと思います。

メガネレンチを自動車整備の場合、どこに使うか?と言えば主に足回りや下回り、部品の分解組み付け等に使用する事が多いですよね。
特に下回りの部品は、比較的質量が大きい物が多いので、その辺りのボルトは比較的締め付け強度が高いです。
そんな使用環境でメガネレンチに求められるのは、とにかく第一に『ボルトが緩む事』です。
これが出来ないと話にならないですね。

残念ながら、世の中には結構『ボルトを緩められないショボいレンチ』がたくさん溢れてたりするのですが...w

特に1)のしなり難さは、レンチがしなるとボルトに緩めトルクが非常にかかりにくく、非常に作業する上で一つの壁となります。

ある意味、自動車整備は固く締まったボルトをいかに緩めるかと、いかにボルトにアクセスするかで決まる事が多いですからね...

1)のしなり難さを考慮して硬い材質のレンチに変更するだけでレンチの使用感は段違いに変わります。
非常に作業が安全かつ楽になりますね。
2)の面接触ですが、近年出ているメーカー物や各社工具屋の出しているオリジナル品などは殆ど全て面接触の形状に変わったのであまり関係無いかもしれません。

で、結構重要なのが3)のメッキの質。
まぁメガネレンチに限った事ではないのですが、工具、特にメガネレンチにとってメッキの質は非常に重要な部分だと思います。

正直ソケットなんかは、メッキが剥がれようが削れようがどうだって良いのですがw
(というか使い込むとどんなソケットも軒並み剥がれますw)

メガネレンチの場合、剥がれたメッキは非常に鋭利で危ないです。
大体は素手で作業される方が多いと思いますが、メガネレンチはトルクかけて力をかける工具の一種。万一、手が滑るような事があれば、あっさり指や手を切るので要注意です。

後はメッキの剥がれかかったレンチは錆びるので、錆びが進行した工具は一気に強度が落ちます。
最悪なのがメガネ部分の淵がメッキ割れてそこから錆びて、トルク掛けた時にメガネ部分が裂けるパターン。
割れると一気にトルク抜けを起こし、最悪は車体か地球と勝負を挑む事になりますね。
まず勝ち目はないでしょうw


ゆえにメガネレンチに求められる性能は

1)しなり難さ
2)面接触
3)メッキの質

そんな所に気をつけて頂ければと思います。

後はメガネレンチの種類ですが

【1】いわゆる通常のスタンダードメガネレンチ
【2】ロングストレートメガネ
【3】ショートメガネレンチ
【4】ギヤメガネレンチ

この四つが持っておいて損はないと思います。特に1、2は必須工具ですね。
別途、別のブログで書きますが、コンビネーションレンチ(いわゆる片目片口のスパナとメガネがセットになっている物)は一部を除き、まず使いません。両口スパナをかった方が良いです。
車載工具なんかには便利なんですけどね。


で、おススメのメーカーなんですが、ずばり【1】いわゆる通常のスタンダードメガネレンチで最高峰なのはSnap-On。
性能は文句なしにトップクラス。作りはアメリカだけに雑ですが何と言ってもしなり難く、群を抜いた使いやすさです。
しいて言うなら、メッキがポリッシュ仕様なので使いづらい人は使いづらいかも知れません。

次にneprosmactools。
この二つも良く出来ています。
ネプロスはメガネのザクリ部分が無く、まっ平らなので、低頭ボルトにも問題なく使用できます。多少材質の関係上重いですが、しなりずらいですね。

mactoolsはスクエア形状でゴツく、角が立っている形状なので手が痛いと言う方が多いのですが、私はあまり気になりません。
個人的には手でぶっ叩く事一番多い工具なので、叩く面積が一番広いmactoolsのレンチは重宝しています。

hazet、Stahlwilleは現行ラインナップサイズ設定が微妙。SIGNETは安価ですが割れる、TONEはメッキの質が悪いし、しなるなのでおススメしません。
お金があるのであればSnap-On一択でも良いと思います。

トータルバランスだとKTC製21世紀Verが一番良いと思います。
絶対的な強度ではもっと強いレンチもありますが、やはりバランスの良さと梨肌のメッキ、値段を考えると驚異的な性能ですね。


【2】ロングストレートメガネも最高峰なのはSnap-On。
このメーカーのしなりずらさは驚異的です。
またレンチを反転させると振り角少なくレンチが掛けれる様にメガネの山の形状を位相してあるのもポイント。
これもSnap-On一択で良いかもしれませんね。
neprosmactoolsもそれぞれ利点があり、Snap-Onよりも全長が長い為、高トルクを掛けやすいという利点があるのですが、ロングストレートメガネレンチは他社に比べて圧倒的にしなり難さがずば抜けているSnap-Onで問題ないと思います。


【3】ショートメガネレンチはKTC製21世紀Verがおススメ。
各社出ていますが一番持ちやすく、一番バランスが良いです。Snap-Onにも同様の品がありますがSnap-Onの一つの特徴でもあるレンチのしなりづらさがショートレンチの場合は生かせる部分が無いので使いやすさや耐久性に十分な性能を持ちつつ大幅にコストダウンしたKTC製21世紀Verがオススメですね。
このショートがあるだけで作業はかなり楽になり、エンジンルームや外装などで大きく活躍してくれる工具だと思います。


最後に【4】ギヤメガネレンチはSIGNETが無難。
これは両頭がギヤレンチ、首振り仕様のが一番使いやすいですね。
SIGNET製が首振り部分の固さの再調整もできて頭も薄く、ギヤのタッチも軽い為使いやすいと思います。
切り替えレバー式では無く、ひっくり返して使うタイプの方がギヤ部分の歯当たり部分の面積多く、耐久性、高トルクに強いです。
シグネット製がいわゆる本締め可能と言っているのこの辺のメカニズムがあるからですね。
(一部ロング仕様のギヤレンチは本締め不可)

メガネレンチを良いモノに替えるだけで作業は大幅にはかどりますよ。
一度お試し頂ければと思います。
Posted at 2014/07/24 11:47:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 工具選び | 日記
2014年06月26日 イイね!

工具選び ラチェットハンドルの巻

工具選び ラチェットハンドルの巻ども!旦那(後期型)っす(゚∀゚)ノ

さて、ある意味工具の一番良し悪しが出るのがコレ。ラチェットハンドルですね( ゚д゚)

使用用途は車のDIY(主にメンテナンス、改造、サーキット走行)で

①使用頻度
②性能、利便性
③強度信頼性、入手のしやすさ
④値段
⑤デザイン

上記の基準でおススメできるラチェット。結論から言うと、FACOM製が一番おススメかと思います。(私も主にFACOM製を使っております)

マストアイテムと言っても良い傑作品が

【1】FACOM R161改(1/4sqラチェットに3/8sqを移植して改造したもの)


【2】FACOM J.153A(3/8sqサイズのロング首振りモデル)

【3】FACOM S.153A(1/2drサイズのロングフレックスモデル)

この三本ですね。

上記の三つがあれば、DIYレベルであればまず最低限の作業は困らないと思います。
さらに

【4】FACOM J.161(3/8sqサイズのいわゆるスタンダードモデル)

【5】FACOM S.161(1/2sqサイズのスタンダードモデル)


と揃えばエンジン周り、足回り周辺、外装、内装と使い分ければさらに良いと思います。
1/4もあればなお良しですが、1)があればはっきり言って必要ないかもしれません。私は使ってますが。

実は数十年前から存在し、基本構造はおろか、外観もほぼ変わらないまま現在も販売されているFACOMのラチェットですが、間違いなく上記①~⑤基準から考えて、現在でも世界最高のレベルを持っていると思います。

ちなみに私がラチェットに求める項目は

①ギヤ数
②空転トルク
③強度耐久性
④修理可能かどうか
⑤コンパクトさ
⑥入手のしやすさ
⑦値段

この7つ。
特に①、②はかなり重用だと思います。
まぁ⑥&⑦は何の工具でも大事ですけどね。

他社のラチェットと比較しても、トータルするとFACOMが一番上記7項目でバランス取れてると思います。

FACOMのパームラチェットは72ギアの内歯式丸型ヘッドを採用。
ギアの送り角は360÷72=5度、ギアのタッチは軽く、各社の多段ギヤモデルの中でも未だに1、2を争うくらいを空転トルクが軽いです。

メカニズムとしてはどういった構造かと言うと、FACOMは、内ギアーに17枚の歯を刻み、空転する際には17枚の内ギアーの1枚のみを外ギアーにかみ合わせて抵抗を減らし、この空転トルクの軽さを実現しています。

そして、なんと言っても強度が高いのが最大の特徴。
中にかまぼこ型の内ギヤがあるのですが、トルクをかけるとパウルギヤ上部の角をとってある部分を支点として、内ギヤ17枚全てが外ギアーにかみ合う構造になっています。
この為、ギアー1枚にかかるトルク値を17分割する事で、締め付け総トルクが内ギアー1枚に対し6%しかかからない構造になっている為、非常に高トルクに強く、高耐久というのが特徴です。

さらにポイントなのが重量バランス。
一部を除き、FACOMのパームラチェットシリーズはグリップがプラスチックグリップを採用している為、グリップ部分が非常に軽いです。
その為、ラチェッティングした際『おしり』が軽い為、非常に軽快に早くラチェッティングできます。

リペアキットも安価で販売されており、ラチェット本体の金額も比較的安価。ヘッドの大きさもコンパクトです。
入手も比較的しやすい部類のメーカーのラチェットで、デザインも気品漂うデザイン、もはや名品と呼んで良い傑作だと思います。

デメリットがは丸型ヘッドなので厚みが...という事をおっしゃる方もいますが、現状ソケットでKo-KenのZ-EALシリーズの様な安価で質の良いコンパクトなソケットがあるので、もはやそれほどデメリットを感じないと思います。

しいて言うなら購入時にデフォルトで塗られているグリスが質の良いモノではないので、一回ばらして洗浄、シリコングリス等でグリスアップする事で驚くべき性能を発揮します。


ちなみに他社のラチェットハンドルは私的にはこんな感じ。

【Snap-On】http://store.snapon.com/
→色々ラチェット出してるメーカーだが、まず全シリーズ通して差し込み部のボールロックがやたら硬い。
飛行機整備中に脱落を抑える為にメーカーの意図して硬くしている部分だが、DIYレベルの作業じゃ硬すぎて小径ソケットなんか脱着マンドクセ∑(゚Д゚)
プッシュリリース仕様も出てるが、それだとシールドヘッドの意味なくね?
あと現行のプラスチックグリップ仕様はグリップがホントにショぼい。すぐペナペナになる。どうせ使うなら旧型のプラスチックグリップ仕様に打ち変えて使いたい。
1/4サイズのラチェットはすぐ中身のスプリングが折れて壊れる。1/2サイズはヘッドの大きさが圏外。デカ過ぎでいらない。
スイベル仕様は何気にギヤがすぐに飛ぶので強度問題あり。空転トルクも他社に別に軽くなく、普通レベル。
利点は80ギヤのギヤ数と永久保証やってくれる場所であれば保証が効くだけ。
が、ラチェットは回したいボルトサイズに適正な差込角の選択と使い方次第でそんなに壊れない。せいぜい内部に錆びが発生するくらい。
良く壊す奴は無期限保証の解釈を勘違いして『どうせ壊れても交換してくれるんだろ?』と強気で何でもかんでもラチェットで締め&緩めするしてるか、仕事の能率考えたらメンドクセーから全部ラチェットでガシガシ作業してるから壊れるだけ。
そしてさすがスナップオンブランド価格。値段も高い。アメリカクオリティ故に全体的に作りが雑。メッキも昔ほど奇麗ではない。
何だかんだでバンセで買って、バンセの善意の永久保証付き以外、デメリットが多い気がします。
Snap-On使ってるという優越感に浸りたい方はどうぞ。


【MAC TOOL】http://www.mactools.com/
→丸型ヘッドはFACOM製。良いに決まっている。スイベル仕様は高いが買いかな?使える一品。
小判型ヘッドは他社に比べてギヤ数は及第点だが頭のサイズがでかく、実用的ではない
なんと言っても一般にはちょっと入手しづらい。高価。デザインは結構個人的に好きであるが。


【PROTO】http://www.protoindustrial.com/
→メインでラインナップされているラチェットはギヤ数が少なく、入手もしづらい。
他社の方が使い勝手が良いのでいまひとつ。
一部同じSTANLEY GROUPのFACOMと同様の構造のラチェットがある。


【MATCO】http://www.matcotools.com
→頭の幅はでかいけど、厚みは結構薄い。
ギヤの分解も容易で空転トルクもそこそこ軽い。分解も容易でメンテナンスもしやすく結構使える。
デザインもかっこ良いけど難点が入手するのが面倒。
MATCOは元々高価だが、最近さらに変なプレミアがついて値段が高騰しているのもネック。
製造は元々工具会社の大御所、DANAHER TOOL GROUPのアメリカEASCOが特許持つ構造を同グループ内に属する各ブランドで販売、台湾LEAWAY、上海SATA、アメリカEASCOの三社が主に製造。
同グループ属するCRAFTSMANもARMSTRONGもKD TOOLもALLENもみんなモノはほぼ同じ。
だったら安いクラフツマンかギヤレンチ、アームストロングを買った方が賢い。


【GEARWRENCH】http://www.gearwrench.com/
→上記DANAHER TOOL GROUPに属するメーカー。結構好きなメーカーなのであえて別枠で。
台湾製LEAWAY製であるがある意味一番使えるかも。
上記EASCOの特許を使用し構造は同じだが値段が非常に安価…だったのだが、最近ファクギで売り出した。値段が詐欺みたいな値段w
特に1/2サイズのの120ギヤというラインナップもあり魅力だが入手がしづらい。スイベルラチェットの設定もありsnap-onそっくり。
って言うかsnap-onの3/8ラチェット一本分の金額で3/8と1/4が買える。
このメーカーのギヤ物は基本品質も良く値段は安い。
コスパ高いだけに気軽に買えるようになれば非常に魅力的なメーカー。


【WERA】http://www.wera.de
→所詮はドライバー&六角レンチ屋。
他社から比べて良い所が一つもない。
出直して来い。


【STAHWILLE】http://www.stahlwille.de
→グリップもしっかりしてるし、軽くて結構好きなのだがラインナップとギヤ数が少なく、もはや時代遅れ…だったのだが最近80ギヤ仕様が発売された。
が、頭がでかくて使いずらそう。グリップ、空転トルク等は良かったが、全体的に質感がチープな感じは否めない。
1/4サイズでも80ギヤを出しているのでギヤ数ではSnap-On越えを果たしたが、あっさりNEPROSに越されたw
値段も日本では販売されている正規品は高価。詐欺みたいな価格で販売されている。
所詮はレンチ屋か。


【HAZET】http://www.hazet.de
→空転トルクは重いが、その分メインギヤとパウル部分の押し付け力が強い為か、耐久性はピカイチ。1/2サイズのラチェットでは度胸と気合と共にガシガシ使えるのでおススメ。プロユースだったら1/2サイズはありの選択かも。
が、やはりギヤ数が時代遅れで値段が高い。3/8サイズは軒並みクソみたいな使い心地だが、何故かFACOMと同じ丸型ヘッド採用の8816Fだけ別格のつかい心地で本家を超えた鬼性能。
残念ながら現在廃盤だが、まだなんとか手に入る。値段は高いがオススメ。


【BETA】http://www.beta-tools.com/
→モノが良かったのは旧ロゴの時代。
デザインはカッコ良いが、空転トルクがやたら重くや各部ガタつきが酷すぎ。
買う価値無し。さようなら。


【USAG】http://www.usag.it/
→ってかFACOMと構造同じ。というか生産工場自体も同じ?値段も微妙に高いしだったらFACOMで良い。


【nepros】http://ktc.co.jp/product/nepros01.html
→ギヤ数は90枚、空転トルクは軽く、強度耐久性も旧品同等、リペアキットも出ており、入手のしやすさも国内メーカーの利点を活かし、現行90ギヤが出た当初は国内在庫品薄欠品状態が続いたが現在は容易。現在は1/4、1/2もショート、ロング、フレックスとラインナップも充実してきた。
残念なのが重量。強度はあるのだが、重いのはラチェットにとってはネック。値段も高価。ものは良いのだが...


【KTC】http://ktc.co.jp/
→なんだかんだで壊れない頑丈なラチェットで値段も安価だが、いかんせんギヤ数が時代遅れ。捨て工具用に一本持っておくのはアリかも。


【ko-ken】http://www.koken-tool.co.jp
→個人的に最後までメイン使うか迷ったメーカー。空転トルクの軽さはもはや世界最高水準。
値段も安価、ラインナップも豊富。
個人的には外注に出してでもグリップの形状にはもっとこだわって欲しかった。ものが良いだけにグリップ部分のチープさは本当に惜しい。
コンパクトで入手も容易だがこだわりの36ギヤor45ギヤ。
好きな人はアリなメーカーです。


【アストロ、ストレート、DEEN等のオリジナル系】
アストロプロダクツ http://www.astro-p.co.jp
ストレート http://www.straight.co.jp
DEEN
→所詮消耗品なのでコスパ考えれば悪くは無いのだが、ちょっとお金を足せばFACOMが買えてしまうのであまり存在意義無し。


という感じ。なんだかんだでFACOMが一番おススメです!.。゚+.(・∀・)゚+.゚


ではまた!旦那(後期型)でした~(゚∀゚)ノ
Posted at 2014/06/26 17:18:25 | コメント(5) | トラックバック(0) | 工具選び | 日記
2014年06月26日 イイね!

工具選び 工具箱の巻

工具選び 工具箱の巻ども!旦那(後期型)です!(゚∀゚)ノ
たまに質問を頂くので今回より何度かに分けて、工具についてブログを書きたいと思います。


自分のYahooオークションの購入履歴を見てみると…

2007年、KTCのごくごく一般的な3/8dr工具セット(SK3666E)を買って以来、2013年初頭よりある程度お金をかけて車を乗り続ける為に揃っていなかった工具を新調してきましたが、ようやくある程度、自分で納得できるクオリティの工具類が揃ったので一旦取り纏めたいと思います。

私の使用用途は車のDIY(主にメンテナンス、改造、サーキット走行)です。
同じ様なご使用用途の方で、工具を悩んでいる方にはある程度、ご参考になれば幸いです。


工具選びのポイントですが...
私の場合、全般的に工具購入先はインターネットより通販を利用しています。

圧倒的に多いのがYahooオークション&ショッピングですね。
はっきり言って、今のインターネットは現物見なくても写真やスペック載っているので、買うor買わないの判断に十分過ぎる程、情報が溢れていると思います。
店でジロジロと工具を見ても、ぶっちゃけ使ってみないと良し悪しが分からないですからね。

そして、私の場合、大半は中古工具を良く利用しています。
工具=基本、頑丈なので、はっきり言ってアウトレット品や質の良い中古品で十分です。
海外ブランドの場合、メーカーによってはむしろ現行の品より旧品の方が質や使い勝手が良い事が多いです。


工具も国内外の色々メーカー、種類がありますが...
私の場合、各メーカーや工具類を選択する上で、工具を購入するorしないの重要な基準は、使用環境による部分(車でつかうのか、バイクでつかうのか、プロか、プライベーターか、分解組み立て&加工までやるのか、メンテナンスか)が8割を占めると考えています。

その上で次に重視するのが『ネジがまわせるか、トルクがかかるか、ネジをナメないか』という性能、狭い部分でも届くのか?利便性、そして壊れにくいかという強度信頼性、入手のしやすさ、値段、デザインという順序で決めています。

①使用頻度
②性能、利便性
③強度信頼性、入手のしやすさ
④値段
⑤デザイン

整理すると、この順番ですね。


はっきり言って、大してバラしもしないのにスナップオンの工具集めても、あまり賢い選択ではないと思います。例えるならば、買い物車にR35GT-R買う様なもの。
必要ないオーバースペックです。

まぁ趣味の世界でもあるし、他の趣味と比べて世界最高峰と呼ばれるものが、モノによっては1万円ちょっとで買える時代になったので、お金と暇がある方はどうぞ自己満足のプチ贅沢を。って感じでしょうか。
後は不必要になった際、ある程度の金額で売れる事ぐらいしか利点はないのかなと。


そんな各工具の特性を考え、上記①~⑤の基準を元に選んだ工具類をご紹介していきたいと思います。


今回は工具箱についてです。

私が工具箱に求めたものは

①強度
②収納能力、整理整頓能力、使いやすさ
③機動性

でした。

まず、良い工具箱選びに関しては、ある意味一番重要です。
せっかくいい工具を揃えていっても、入れ物がゴミであれば一番工具にとって大ダメージな『無くす事』を招きます。
(実際、私も工具=無くすモノで消耗品であり、お金をかける必要がないものと考えていました)
作業する上で一番困るのが『工具が無くなる、または無い』事。これが一番困ります。

私的には中に入れる工具が安物工具でも、なくなって作業できなくなったり、中断したりするよりかは、はるかにマシなので、箱にはお金をかけた方が良いですね。

で、大体の人が工具が入らないと困るので何でも入る大箱、いわゆるドカ箱になるのですが、これだと整理整頓ができず工具を探すのが非常に手間。
探すのが手間なので、そのうち工具の管理がテキトーになり、いずれは工具があるのか、ないのか分からなくなるんですね。
入れ物がテキトーだと、本当に面白いくらい工具は無くなっていきますw(経験談)

何より大事なのが、まず①の強度。

私もあれこれ工具箱を変更しましたが、当初はホームセンターやアストロプロダクツ等で良く売っているプラスチック製の工具箱を愛用していました。
が、工具箱は重くなれば40キロ以上の重量になります。色々なやつを使いましたがハンドルが折れるし、底が割れるし駄目でした。

次に使ったのがスチール等の金属製の物。
確かに頑丈なんですが、これだと重くて持ち運びに不便なんですね。③の機動性が現実的なモノではありませんでした。
その癖②の収納能力は大した事ないのがほとんど。全然工具が入らない。
KTC製とか色々使っていたのですが、どれも私にとっては使いづらかったです。

で、色々使った結果たどり着いたのがコレ。



フランスの総合ツールメーカー、FACOMから販売されてる工具箱でRolling Probag BS.R20PBというもの。
メインのハンドツール工具箱はコレを使用しており、現時点で数ある工具箱の中でも私の中ではこれがベストだと思います。

以前は同社から販売しているBS.T20という工具箱に、トラスコ中山から販売されいる『こまわり君』という台車を組み合わせて使っていました。

ポリプロピレン製の布製バックなのですが非常にしっかりしており、収納能力、強度耐久性、工具を細かく整理できる能力など、他社の製品と比べても飛びぬけて質の高さと強度をもったモデルで非常に満足していました。
それでも良かったんですが、ある方より実質後継モデルに当たるこの工具箱の存在を教えて頂き購入したのですが、非常に満足しているモデルです。

何といってもポイントがしっかりしたキャスターが付いており、移動できるという事。
ころころ工具箱を転がせるハンドルもついており、非常に便利です。

そして工具の収納能力!



前面部の覆いを取ると私のメインの工具類がぎっしり入っている状態ですが、実は驚くほど工具が満載されています。
どのくらい入るかというと...






メインの真ん中の部分の空間だけで上記の写真の工具が全て入りますw
恐ろしい程の収納能力ですw∑(゚Д゚)スッ、スゲー!!

これだけの収納能力を持ち、中には使いやすく間仕切りや工具を立てて収納できるようなホルダーも付いていて、非常に工具を取り出しやすいのがさらに◎!!
布製の為比較的軽量ながら作りはしっかりしており、私も40キロ以上詰め込んでますが、がっしり詰め込んでも大丈夫。生地はぶ厚く縫製も非常にタフな作りになっています。
さらに転がして移動も可能と、正に持ち運び用工具箱に求められる性能を全て詰め込んだ工具箱といっても過言ではない程、非常に良くできた作りだと思います(・∀・)イイ!!

この箱のおかげで工具をサッと取り出せてスッと戻せるようになり、非常に作業効率がアップしました。
工具箱選びに非常におススメできる一品だと思います。

次はラチェットあたりをご紹介しましょうかね。
ではまた!旦那(後期型)でした(゚∀゚)ノ
Posted at 2014/06/26 02:35:18 | コメント(2) | トラックバック(0) | 工具選び | 日記

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2万持ってかれましたが58kg背負って洋芝雨馬場で荒れた内差しで完璧な競馬!
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ども( ゚∀゚)ノ 旦那です(´Д` ) 18歳で免許を取得後、19歳からRPS13型ターボ、PS13型ターボとシルビア系に乗り、2006年から乗ったS1...

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