
ども!旦那(後期型)っす(゚∀゚)ノ
今回は握りモノ系関連の中のプライヤーについて使える名作のご紹介。
掴んで回す、切る、外す、カシメる、折る、ぶっ壊す等々…
汎用性が高く、困った時や何とかしたい時に一番頼りになる、原始的ですが私の最も好きな工具カテゴリーですねw
俗に言われる握りモノ工具の中でも基本、プライヤー、ラジペン、ニッパーがあれば最低限の作業はできてしまうんですが改造車の場合、社外パーツを取り付け、加工、調整する際はドリルやサンダー、リューター等の削掘工具と並び、多用する事になる工具類だと思います。
個人的にはこの握りモノ類を上質な良い工具に替えるだけで、DIY作業は非常に楽になり、ある意味では最もお金をかける工具類の一つではないかと思います。
原則、ここでは例によって、使用用途は車のDIY(主にメンテナンス、改造、サーキット走行)で
①使用頻度
②性能、利便性
③強度信頼性、入手のしやすさ
④値段
⑤デザイン
上記の基準でおススメできる握りモノ類、今回はプライヤーをご紹介したいと思います。
この握りモノ類に関しては一部入手しにくいモノもありますが、握りモノ系は私なりに拘りがあるカテゴリーなので、今回はそこはある程度無視したセレクトでご紹介したいと思います。
握りモノのカテゴリーで大事なのが、まずきちんと『掴める、回せる、切れる』という事。
当たり前の事なのですが、当たり前の事が当たり前の用に『継続的』にできるという事。
握り物に関してはこれが出来ない物が非常に多いです。
買った当初は良いのですが、強度や精度がなく、いざという時の頼りにしたい時に頼りにならないモノが多く存在するカテゴリーです。
ここで大切なのが本体の材質、製法と、実際握る部分のグリップ部分。
後述するメーカーの握りモノはほとんどは鍛造品、焼き入れ、焼鈍し加工をされて出来ており、本体そのものの強度が非常に高いです。
ちなみに表面にメッキ加工したものがよくありますが、錆びにくいメリットはあるものの一般的に掴み物では対象物がすべりやすくなる傾向があるので基本、上記の使用用途ではメッキ仕様は必要ないと思います。
さらにレイアウトが複雑でスペースのないところでも上記の『掴める、回せる、切れる』という事ができる握りモノは非常に重宝します。
それと、実際に握る部分のグリップ部にどれだけ力を入れやすいか、また油が付いた手でも力が入るかによってもかなり使い勝手が変わり、グリップ部分が握りやすければ握りやすい程、いざという時に頼りになる一本になります。
上記の様なポイントでプライヤー類をご紹介したいと思います。
1)KNIPEX プライヤーレンチ
言い切ります。工具界最強の名作だと思います。
早回し、圧入、曲げ、掴む、締め、緩めとマルチに使えるプライヤー。
本体部分は油焼き入れ鍛造クロムバナジウム電気鋼。
私も散々蹴ったり踏んだりして荒く使ってますが、まず壊れないです。
ジョイント部は横方向へのブレを防止する3枚合わせのボックスジョイントを採用。
プッシュボタンにより、素早く簡単にアゴの幅を細かく調整できます。
アゴの開き調整はプッシュボタンにて行うため、作業中は不意に口幅が変わらないので安心。
アゴの開きは片手で調節が可能です。
口幅を最大に調節して握っても、ハンドルの間にクリアランスを確保する指詰めストッパー付き。
テコの原理にて倍力機構を持ち、グリップを握れば握った力の約10倍の鬼の様なすさまじい力で対象物を挟み、グリップ放せば瞬時にリリースできる。故に早回しも可能。
ポイントなのがジョー部分の仕上げは滑らかなので、表面加工してあるボルト等でも表面を痛めずにしっかりと掴む事ができるのでボルト&ナット以外の材料でも多彩な活躍ができるという点。
さらに開口部も250mmサイズで46mmとかなり大きく開く為、使用用途がさらに広がります。
挟み込むジョーの部分もガタ少なく、如何なる方法でグリップを動かしてもジョー部分は平行に動く為、倍力機構を生かして圧入等も可能。
本体に刻印されている最大開口幅までの全範囲を無段階で掴め、インチ、ミリ関係ありません。
定価は11,880円 (税込)とかなり高額ですが、実売価格も250mmのプラスチックグリップであればオークションで6,400円と機能、耐久性を考えればかなり安価。
コレを持っていれば実質薄口以外のスパナが要らなくなるので車載工具にもお勧め。
サイズが各種出ていますが、非常に使えるのが250mmと150mmサイズ。
125mmサイズはジョーの薄さが3mmと薄口仕様になっています。
買っておいて損は無い工具です。
ありとあらゆるシーンで大活躍します。
特に250mmと150mmはぜひ両方揃えて使って頂きたい工具です。
2)KNIPEX コブラ
上記のプライヤーレンチと同じく、もはやKNIPEXと言えばコレと思いつく程に有名になった一品。食いつきが強力極まりないウォーターポンププライヤーです。
ジョイント部は上記のプライヤーレンチと同じく、ボックスジョイント&プッシュ式ボタン、クリアランス確保の指詰めストッパーを採用。本体部分はこれもプライヤーレンチと同じく、油焼き入れ鍛造クロムバナジウム電気鋼を使用。普通に使用していても十分に剛性感が感じれる程しっかりした作りです。
少ない力でパイプやナットを確実につかむ平行四辺形のジョーの形状が最大の特徴。
ボルト&ナットはもちろんの事、丸棒等の一般的に掴みづらいモノにもパワフルに対応できるのが魅力です。
その他、取れないネジやピン等々を直接強力に掴んで対処できる、ある意味最終手段的な工具。
今でこそ各社が採用していますが、この平行四辺形の形状はKINPEXが考案、採用したのが最初。
当時パテントを取得し、パイプレンチ並みの食いつきを誇るプライヤー=コブラでしたが、最近になりパテントが切れた様で各社ウォーターポンププライヤー=ジョーの部分は平行四辺形の形状へ変わってきました。
以外に知られてないですが、ボタン&スプリング部分は単品で補修部品も出ます。
ボタン&スプリング&ネジセット品番:8709-250(250mmの場合)
3)Snap-on ハイレバレージコンビネーションプライヤー
一般的に代表的なプライヤーといえばこの形。プライヤーで私も多用しているのはこの形ですね。
俗に言われるコンビネーションプライヤーと呼ばれるモノですが、一般的に良く名品と呼ばれるのは
ChannelLock製のコンビネーションプライヤーだと思います。その昔はMACやSnap-onにもOEM供給されていたモデルですね。
Snap-on製の47CFコンビネーションプライヤー等もそうなのですがジョー部分が網目、いわゆるクロスカット仕様になっているだけで引き抜く等の前後に力が加わる作業だけでなく、こじる等の横&斜め方向への食い付きが良くなり、格段に使い勝手が向上します。
ChannelLock製は比較的先端がスリムな割にジョー部分の幅が広めになっていて掴んだ対象物を保持しやすいといった事も特徴の一つです。
…が、私は上記のSnap-on製を強くおススメします。
倍力機構を持ち、握った力1に対して先端のジョー部分には4倍の力がかかり、倍力機構のおかげでクロスカットされたジョーを持つコンビネーションプライヤーより使い勝手が良いです。
またジョーの奥の部分にはカッターも備わっており、硬線などもらくらく切れます。
硬くタフなジョー部分の材質とあいまってかなり荒く使っても壊れず、グリップ部分もSnap-onのプライヤー類の特徴の一つでもある私の主力工具の一つとなっています。
で、このハイレバレージコンビネーションプライヤー。おススメは現行品ではなく、旧品をおススメします。
現行品は倍力じたいは問題なくするのですが、ヒンジ部分の動きが悪く、旧品の方がヒンジの動きはスムーズなので使い勝手が良いと思います。
一般的には握り物=KNIPEXというイメージがあるせいかSnap-onの握り物系は中古でも意外に相場がそこまで高くないのもポイント。
私は握り物は上記のコブラとプライヤーレンチ以外はSnap-onがタフに使えて高性能なので好きだったりします。
上記の3種を揃えておくとものすごい重宝しますよー。
是非使って頂きたい工具類の最たるモノだと思います。
今回はこの辺で。
ではまた!旦那(後期型)でした( ̄Д ̄)ノ