ミクスチャ・コントローラー SYM RV125 EFi
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RV125 のEFIについては、温度センサー異常で警告ランプが点いて以来、故障診断や修理を続けたお陰で、かなり調整のノウハウを蓄積できました。
また、メーカーが推奨する調整状態では燃費がむしろ悪くなり、ミクスチャ(燃調)が濃すぎて寒冷時のエンジン始動性も悪くなるという状況なので、改善のための付加回路を自作することにしました。
まずは、試作回路で試験するために、簡単な付加回路を温度センサー周辺に取り付けて試すことにしました。
試験する試作回路は、画像の回路図のようなものです。
赤色の部分が、試験のために付加する試作回路です。
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サーミスタに抵抗を並列に入れて、ECUに入力する合成抵抗値を低めにしようという目論見です。
グラフの青線はサーミスタの理論値の温度-抵抗曲線です。
オレンジ色の線は5.6kΩを並列に入れた場合の合成抵抗値で、黄色の線は15.6kΩを並列に入れた場合の合成抵抗値です。
回路図の可変抵抗を動かすと、オレンジ色の線と黄色の線の間の値を選べることになります。
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実際に配線した様子の写真です。
温度センサーのオリジナルの配線は、いつでも元に戻せるようにそのまま使いました。
コネクターを外して、サイズの合うコネクタピンを挿し込んで信号を取り出しました。
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可変抵抗は空気取り入れ口のスリットにちょうど入りました。
外側からみると、ツマミはこんな感じになりました。
着座位置からはシートの影になって、ツマミの位置を確認しづらいですが、試作なので余計な穴を開けないで済ませました。
寒冷時の始動は、楽になりました。
エンジン温度が10℃前後の場合、合成抵抗値が5〜6kΩの辺りにツマミを合わせ、アクセルグリップは捻らずにセルを回すだけで確実に始動できます。
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[ここから、2011/01/16加筆]
上記の回路で実走行の感触は良好でしたが、エンジンが温まった時には、ミクスチャが標準状態よりも薄めになるため、標準設定よりも少しパワーが劣る感じがしました。
例えば、タンデムで急坂をフルスロットルで登ると到達最高速度が5km/h程度低いようです。
体感としては、全負荷運転時にパワーが数%くらい低めになる感じがします。
そのため、パワーが欲しい場合には、ミクスチャを標準仕様程度に濃いめにしたくなります。
加速感は違いを比較できるほどの差はなくて、微妙な違いです。
(もしかしたら、人に寄っては違いが解らないと言うかも知れない程度の差です。)
また、以前の故障したセンサーでは燃費が今よりも伸びていたので、燃費重視であれば、もっとミクスチャを薄めにしたい場合もあります。
最適なミクスチャは、その時のニーズ次第で変わるという訳ですが、ダイアルを回して最適位置を探すのは走行中には不便なので、スイッチの切替で決めてしまいたいと思いました。
それでいて、最適な抵抗値は未だ確定できないのでバリアブルにもしておきたいという、ワガママな要求を満たすように、新しい回路(左の図)を考えました。
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実際の操作要素の配置は、シートの下では走行中の操作や確認に不便なので、ハンドルまで配線を伸ばして取り付けました。
グリップに近い位置が操作しやすいのですが、部品が入るだけのスペースがある所を探してみると写真のような位置になりました。
これなら、アクセルから手を離さずに、左手でモードをパチンと切り替えられます。
さらに細かい調整は、中央のツマミで調整できます。
エンジン冷間始動時はモードセレクタを5.6kΩ側にし、通常の走行もこのモードでいけます。
よりパワーが欲しくなったら中央のパワーモードに切り替えます。
燃費を伸ばしたいときは1kΩ側に切り替えます。
実用上は、ほぼこれで完璧な感じがします。いまのところ...(^_^;)
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このミクスチャ・コントローラーで狙っている制御領域を図にしてみました。
冷間始動時には実験の結果、左下の緑色の領域が適しているようです。
通常の運転時には、エンジン温度は80°C以上だと思われますが、この領域ではどの曲線も近づいて差は小さいのです。
それでも違いは感じられるのでより適切な制御を求めてチューニングを追い込む意味はあるでしょう。
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