
まず最初に断っておくが、肯定派でも否定派でもない。
そんなん好きにすりゃいいだろうが派。
いろんな記事やそれに対してのコメント読んだが、内容があまりにも幼稚すぎる。
論争にもなってない。もう触れまいと思ってたがあまりにも無知・無責任なコメントも多かったんで最終として書く。過不足もあるんでいままでいくつか書いたのでそれも貼り付けとく。
ブレーキキャリパーカバー、盛り上がってんなぁ(笑)
キャリパーカバー記事が面白すぎる〜。
カバー論争…飽きた。
イイねが欲しくて書くわけではないので押さなくていい。コメントも必要ない。
ただ内容をよく考えてくれ。特にキャリパーカバーの良し悪しについてにコメントする人たちは特に。
長文になるんでお覚悟を(笑)
元となった記事の問題提起は3点。
①;ブレンボロゴはダメだろ。
②;危険なキャリパーカバーはダメだろ。
③;上記2点の問題がある商品をみんカラ+登録業者が宣伝販売しちゃだめだろ。
簡単に言うとこんな感じ。これに追従する記事やコメントやらでさらに尾ひれ。
①;ブレンボロゴはダメだろ。
結論から言うとダメだよ。商標の無断使用。
ただしこれはブレンボ側が動かんことにはどうにもならない。エンドレスのように法的措置をとれば問題となるが、ブレンボ側は今のところ動いていない。
キャリパーカバー自体はブレンボの商品にはないんでコピー商品として問題になるかというと微妙だろうな。無断使用のアクションをブレンボが起こした場合、製造元に対して。輸入販売差し止めもあるかと思うが、それは付随的なもの。あくまでも製造元に対しての措置。ロゴ問題に関してはカバー云々ではなくロゴの無断使用に対してってことを線引きしとく必要がある。
②;危険なキャリパーカバーはダメだろ。
ここに尾ひれがたくさん付いてる。ちょっと分けるよ。
「熱」
素材はABS。耐熱は100度前後。
勘違いが多いのがローター温度、パッドの耐熱温度、キャリパー本体温度をごちゃまぜにしてるやつ。普通に街乗りしててキャリパー温度がどこまで上がるかは測ってはいないし使用状況でも差が出る。いろいろ探してみたが明確に何度ってのは無かった。探して見た中では普通100度までは行かないとか。キャリパー自体の限界が200度程度って記事もあった。自身の感覚では普段100度まで上がってることは無いと思う。
放熱性が損なわれるという意見もあるが、キャリパー全体に隙間無く密着してくっついているわけではない。温度上昇があったとして問題となるほど熱がこもるとは思えない。上がったとしてもキャリパーの機能が損なわれる限界温度を200度とした場合、カバーのABSが100度がからカバーが先に溶ける。
これだけ売れてる商品なので、溶けた場合の事例の一つや二つ出てもおかしくないだろうが、ワシはいまだそれを見聞きしたことは無い。熱害があるっていうならば溶けた事例、実際の測定温度などの事例を示すべき。根拠が無けりゃただの空想でしかない。
ちなみに話の中でキャリパー塗装はOKと出てくるが、塗装すりゃ母材の温度上がるよ?放熱性落ちます。耐熱塗料は熱に耐えるってだけで放熱塗料ではない。厚い塗膜だから余計ね。温度下げるなら放熱塗料を使うべき。Dでキャリパー塗装してくれるくらいだから問題となる温度上昇ではないんだろうけど。データの無い空想論展開しても無意味。
「飛び石などによる破損」
飛び石で割れるかってことだろうが、割れません。ABSです。モデルガンとかに使われてる素材と一緒。実際にABSなのかは断言できない部分もあるんだが、実物触ったことがある人ならわかると思いますけど、硬いプラスチックではなく、多少柔軟性がある。衝撃加えたとしてパキンと割れたりはしない。仮に割れたとしてもヒビや割れ目といったところで、破片が飛び散るような割れ方にはならないと思われる。これが破損する石って相当でかくないと…カバーより他のところにダメージがあるだろうね。
破片が飛び散って歩行者に?高速回転してるホイールの隙間から外へ?ありえるか?音楽プレーヤー触ってて前方未確認で事故になる確率のほうが格段に高いんじゃないかと思う。
「カバーは違法改造か否か」
カバー自体は違法な商品ではない。キャリパーに直接ネジ穴加工して取り付け、これは違法改造にあたるらしい。キャリパー本体に加工を加えるのは危険行為にあたるそう。コーキングやボンドで接着も強固な固定ではないのと点検整備に不具合がある可能性が出るのでダメだろう。バネ使う方もいるみたいだが車検はダメかもね。では最も一般的と思われるL字に曲げたステーを介してはどうか。前記事にも書いたが、キャリパー本体に加工を加えることなく強固に取り付けてあれば車検OKだそう。パッド交換時もボルトで外れるので手間は増えるが特に問題は無い。カバー取り付け自体はブレーキの改造ではないので違法改造にはあたらないということ。前記事にも書いたが車屋に確認済み。ただし、ブローオフの大気開放のように地域や検査官、整備工場やDごとに認識に差があるかもしれんので要確認。
余談だが、ブレーキキャリパー本体に加工を加えると危険行為ということに関して、セルキャリ削って流用してる人いるよね。あれはどうなんだろうか。厳密に言えばアウトか?強度計算するなら話は変わるね。上位車種のブレーキ周りをポン付け移植とかは問題ないでしょうけど。
「取り付け方の問題(L字ステーをキャリパーボルトに共締め)」
強固に固定されてることが前提なんで、貧弱な固定ははなから論外ね。ステーの素材に関しては鉄、ステンなどですが、絶えず振動にさらされる場所なのであまりにも薄いステンとかは折れやすいでしょうね。ステーは2本使うんで、万が一片方が疲労や腐食で折れた場合でも即脱落したりは無いでしょうが、取り付け方によってはホイールにヒットする可能性は多少あるかも。そうなればものすごい音がするはず。ブレーキラインを傷つける恐れも指摘されてるが、L字のステーが仮に折れたとしてブレーキラインに接触するには、もう片方の正常なステーもひん曲がらないことには届かない…となると必ずホイールにヒットして凄い音がする。そのまま走行なんて無理。ひとつ疑問が、ブレーキライン破損の…って言ってる人たち、普段ブレーキラインの点検できてるのか?
キャリパー固定ボルトに共締めがダメって意見もありますが、キャリパー固定ボルトと言われても…キャリパーベースの固定ボルトじゃないです。勘違いしないように。キャリパー本体(ピストンを含む部分)の固定ボルトね。パッド交換のときに下側抜いて上側緩めて跳ね上げる部分のボルト。カバー付けてるのって片押しだからほぼこのフローティングタイプでしょう。対抗キャリパーとは仕組みが違う。ここのトルクはたしか4キロ。規定トルクは重要ですが普通に力いっぱい締めたら4キロくらいはすぐ超えるかと。
しっかり取り付け、点検を怠らないのであれば問題の起きる可能性は低いかと思うがいかがなもんだろうか。
ホイールナットやその他ボルト・ナットの緩む可能性(アルミナットとか特にな)、金属疲労で折れる可能性(道交法規定外な運転する場合とかパワー上げてる場合特にな)、配線が燃える可能性(イルミとか増設してる場合特にな)、可能性の話をすると車自体が危険物。いじってりゃさらに。キャリパーカバーより危ないものたくさんあると思うけどそれらは話題にせんのか?
「カッコ悪い、ダサい」
コメントに多いんだけどね。これは余計なお世話だし、これこそ迷惑行為だね。カッコイイ、カッコワルイは個人の嗜好だから文句言うやつがアウトだな。「おまえのイルミかっこ悪い」「そのエアロかっこ悪い」「アルミがダサい」って言われたくはないだろ?自分の趣味嗜好に合わないものは当然あるし、それを否定して自分がつけないとかは当然のこと。だが気に入って付けてる人がいるのも確か。車じゃなくても服や持ち物だってそう。自分がそれは好きじゃない、好みじゃない、ならわかるがカッコワルイ、ダサいは失礼だろ。
カッコワルイ?ダサい?なにか?おまえのセンスは世界基準か?ならば実力を見せてもらおうか!…って車それか?うん、まあ…もう黙っときって感じ(笑)
③;上記2点の問題がある商品をみんカラ+登録業者が宣伝販売しちゃだめだろ。
問題提起はいいことだが、ショップ名を名指しで批判してるところがなぁ。該当商品をこのショップから買い、かつ実害があったのならかまわんと思うがそうではない。それはマズイんじゃないの?商品買ったこともない、行ったこともない店の批判。普通ならただのクレーマーって言われるのがオチ。自分と全くかかわりの無い個人やショップが気に入らんから記事に書いて攻撃…2ちゃんのみんカラ批判してる連中とと一緒じゃん。
業者の反論ブログにも批判殺到だが、これは文章力の問題がね。
ショップ批判されて頭にきて反論って形なんだけども、上記の名指しの一方的な攻撃に関して頭に来るのもわかるし、反論も正しいと思いますが内容が…内容としてはダメダメですね。個人で書いてもマズイような内容をショップのブログで書いてるわけで。店の看板上げてる以上、担当の個人的意見では通らんわなぁ。皆さん食いつくのもわかる。
販売していいかどうか、店は購入代行で塗装、取り付けということなんで法的問題は無い。個人が買って使用するぶんには法律違反ではないから。有名ブランドのバッグのコピー品とかと同じ。販売目的の所持だと問題ね。ただこのカバーは今のところ違法コピー品として扱われてはいないんで店で売ってても大丈夫かもしれんな。みんカラプラスに登録してるからダメってことはないだろ。扱ってるところはたくさんあるし同じことをやってるショップもたくさんある。この店がどうこうって話じゃないと思うけどね。扱うのが良いか悪いかは店側が決めることさ。嫌ならその店を利用しなけりゃいいじゃん。ダメと思う人もいるだろうし、そう思わん人もいるんじゃなかろうか。
まとまったか?いや、まとまっていない気もする…が、もう飽きた。
かなり時間とってしまった。
結局のところ結論としては、ロゴに問題ありだが個人使用は問題なし、カバー自体に問題なし、道交法的に問題なし、ショップの扱い方に現時点で問題なし、なので使おうが使うまいが
どうでもいいじゃねえか。ってこと。
キャリパーカバー問題は以後スルーする!
あ~くだらねぇ。