角目117クーペのレンタカーに乗ってみました。(その他編)
投稿日 : 2012年09月22日
1
角目117のレンタカーがある…
なんと素晴らしいことでしょう。
こんな機会はなかなかありません。
運転席足元のレバーを操作し、
心臓部を拝んでみます。
ご覧のとおり、フロントヒンジです。
ボンネットの浮き上がりを防ぐための
手法で、ピアッツアも同様の開き方です。
2
はい、これがG200型エンジンです。
1949㏄という排気量のため、
あえて2000㏄を名乗らず、
スターシリーズ(☆☆)と呼ばれることに。
☆☆はエンジン形式こそ同じですが、
XEとXGはDOHCインジェクション、
XCはSOHCインジェクションでした。
XTになると、完全キャブ車になり、
XEと数値上20馬力もの差がありました。
3
それでは、走ってみます。
クラッチは思ったよりつながりやすく、
坂道発進も慌てずに済みます。
エンジンはトルク型で、
特に2速はよく伸びてくれます。
右折待ち、前の車が店に入る等、
ぎくしゃくすることはなさそうです。
4
車体の大きさは扱いやすく、
すり抜けの際も不安になりません。
それは各ピラーが細く視界がきき、
また、無理に低いシートポジションを
ドライバーに強要していないため、
自然体で運転できるからなのでしょう。
5
平成時代の車と比べれば、
グロスで120馬力、トルクも16.5㎏-mと、
エンジン出力は控えめですが、
中高速域でゆったりと走るには、
十分ではないかと思います。
むしろそれこそが、117クーペが
映える乗り方かもしれません。
6
60年代に設計され、
2度の排ガス規制をくぐりぬけ、
70年代の快適装備を身にまとった、
角目117クーペ、スターシリーズ。
その運転感覚は、基本淡泊ですが、
時に運転者に訴えかける…
そんな車が平成時代の今、
あるでしょうか。
7
いすゞ自体が乗用車生産をやめて、
もう少しで20年が経とうとしています。
117クーペに乗れる機会は、
自分で探さない限り、もうないでしょう。
8
走る芸術品、いすゞ117クーペ。
ジウジアーロ作の流麗なデザインは、
平成になった今でも十分魅力的です。
乗ってみたい方はお店に予約をして、
いすゞの美学に酔いしれてみるのも
いいと思います。
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