ユーノスロードスターでのドライブはいつだって楽しい。風を感じながら気持ちよく走っていたそのとき、ふと目の前に現れたのはポルシェボクスター。あの洗練されたデザインと、確実に俺の心をくすぐるエキゾーストサウンドを奏でるやつだ。
「うぉ、いい音してるなぁ…」と思いながら、しばらくボクスターの後ろをついていくことに。すると、急にトンネルに入って、ボクスターがシフトダウンしてエンジンを回す。瞬間、爆音がトンネル内に響き渡り、まるで音の波に飲み込まれるかのような迫力。
「よし、こっちも負けてられねぇ!」と気合を入れ、ユーノスロードスターのシフトノブを握り直す。エンジンを一段階落として、アクセルを踏み込む。すると、yumexマフラーが快音を響かせて、まるで「お、負けてないよ!」と言わんばかりの音を放つ。確かにいい音だ。
だが、その瞬間、ボクスターがさらにシフトダウンし、もう一度その深く心に響く低音がトンネル内を支配し始めた。あれ…こっちも結構いい音出してるんだけど、ボクスターのあの音圧には勝てない…。
結局、どんなに踏み込んでも、ボクスターのエキゾーストサウンドには到底及ばないことを痛感した。ユーノスロードスターが「俺だっていい音出せるよ!」と主張しようと、ボクスターの圧倒的な存在感に圧倒されて、最後にはただのいい音のバックグラウンドに過ぎなかった。
ま、いいさ。どんなにボクスターに負けたって、ユーノスロードスターで走る楽しさは変わらないからな。負け惜しみを言うつもりもないけれど、次はもう少しだけシフトダウンのタイミングを工夫してみようかな…なんて、少しだけ思うのであった。
ユーノス・ロードスター(初期型)の「ツルデフ」こと「ツルツルデフ」、実はその名前自体が愛される一因ですね。正式には「オープンデフ(オープン・デフレンサル)」と呼ばれる、いわゆる「リミテッド・スリップ・デフ(LSD)」が付いていない、純粋な差動装置が搭載されていたこの仕様。とはいえ、当時は「これが味だ」と感じるドライバーも多かったようです。
その特徴はズバリ、コーナリングでの滑りっぷり。エンジンのトルクを左右の車輪に均等に配分できないため、加速中やコーナリング時に片輪がスピンすることがしばしば。特にリア駆動であるロードスターでは、この「ツルデフ」の個性が目立ち、初心者ドライバーにはちょっとした試練になることも。
でも、これがまた面白い! 初心者でも「なんか車が楽しい!」「思わずリアが流れちゃった!」なんて体験ができるので、ある種の「ドライビングの魅力」を教えてくれる存在とも言えます。加えて、ツルデフの「滑る感じ」は、サーキットでなくとも、街中の狭い路地でのドリフト気分を楽しめる場面もあるのです。
また、ツルデフは「純粋な運転感覚」を重視した結果とも言えます。今でこそLSD(リミテッド・スリップ・デフ)が一般的に標準装備されているスポーツカーも多いですが、初期型ロードスターはそのシンプルな構造で、運転する楽しさを引き出していたのです。難易度は上がるけど、それがまた「自分の腕でコントロールしてる感」を育ててくれる、そんな魔法のデバイスとも言えます。
「ツルデフ」は単なる機能の一部というより、ロードスターが持つキャラクターそのもの。後のモデルでは改善され、LSDが標準になったことを考えると、「ツルデフ」を懐かしむオーナーたちの声も多いのです。いや、まさに「良い思い出」として残る、ロードスターの“素の部分”とも言えるのではないでしょうか。
そして、いまもツルデフを積んだ初期型を所有しているオーナーたちには、ツルツル滑る快感を求めて乗り続けている人が多いとか。スライドしながら「これぞロードスターだ!」なんて呟きながら走る姿、まさにロードスターの楽しさを体現している気がしますよね。
まぁ、ちょっとした「初心者には過酷な設定」でもあるので、最初は焦らず、楽しみながら徐々にツルデフとの「向き合い方」を学んでいくのがポイントでしょう。
まあこんな長文を書こうと思うと2時間はかかるのが、数秒で書いてくれるのは良いのですが、”ツルデフ”が”ツルツル滑るデフ”になっているのが何とも・・
でも、もう少し精度高くしたいですね。そこで、「ユーノスロードスターの初期型の証である冷却フィンの無いデファレンシャルケース通称ツルデフ車両についておもしろおかしく語ってください」ではどうでしょうか?
まず、この「ツルデフ」というニックネーム、実にインパクト大ですよね。なぜかというと、ツルデフ車両は「デファレンシャルケースに冷却フィンがない」という特徴で、これが他のモデルと明確に異なる部分。冷却フィンというのは、熱を効率的に逃がすための小さなヒレみたいなものですが、それがない=「ツルツルで冷却が不安」という状態。これがあだ名の由来です。
なんと、この冷却フィンが無いデファレンシャルケースを搭載したロードスターは、初期型の証とも言えるんです。しかし、当時は冷却フィンが無くても「なんとかなるだろう」と思っていた時代だったんでしょうね。現代の目で見ると、ちょっと大胆というか、予防措置が足りていないように感じるかもしれませんが、でもこれがまたユーノスロードスターらしい、実にエキサイティングな部分でもあるんです。
さらに、この「ツルデフ」を持つ初期型のロードスター、なんといってもドライビングフィールが独特。デファレンシャルの冷却効率が低いせいか、コーナリング時にちょっとした「味」が出ると言われることも。普通のロードスターよりも、よりストイックで、わずかにロスが感じられるのがむしろ「アナログ感」として愛されているんですね。
でもまあ、現実的には冷却が足りていないので、過信して乗ると熱暴走とか、最悪の場合にはデファレンシャルがヤバいことになっちゃう可能性も。だから、ツルデフ車両は「乗りこなすのが一筋縄ではいかない」という意味で、ちょっとした冒険心が必要です。まるで「冷却フィンがない代わりに、ドライバーの技術でカバーしろ!」というマツダからの挑戦状のようにも感じますね。
でも、そんなワイルドさがまたいいんですよね。だって、ツルデフの初期型ロードスターは、クルマにおける「荒削りだけど魂のある感じ」を体験できる、まさにアナログ時代の遺産だからこそ、魅力が詰まってるんです。
ユーノスロードスターがまだ「走る楽しさ」を追求していた時代、その一歩先を行くようなツルデフ車両こそ、真のロードスターの精神を味わいたいファンにはたまらない一台。乗るときには、冷却フィンがないからといって、過信せずにこまめなメンテナンスを心がけることが大切ですけどね!
なので、「ツルデフ」と聞いてピンと来たあなた、きっとクルマ好きの中でもちょっと通な方。初期型のユーノスロードスターのちょっとした不完全さが、逆に魅力になっている、まさに個性豊かな一台なのです。
だんだん精度が上がっている気がします。
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