
大都市圏で光回線が開始され始めた頃の話です。当時、私はダイヤルアップ接続でのテレホーダイの日々にウンザリ気味でした。それと言うのも夜の23時からのサービスで深夜に偏る傾向にあったからですね。
学校のある息子が最優先で23時からは息子が使用し、私はそれ以降でした。そんな時、ケーブル・インターネットが地域に進出して来たのです。速度も最大7Mbpsとのこと。ADSLもありましたが、2km以内にNTTの交換所もなく導入しても無意味な感じが否めませんでした。
私は息子を煽って家内を説得し、希望のケーブル・インターネットを手に入れたのでした。導入直後は様々な回線速度計測サイトで速度の確認しながらの一喜一憂状態でしたね。でも、ダイヤルアップに比べたら劇的な変化です。概ね、満足してた気がします。
そんな時でした、室蘭に出張していた同僚が帰って来たのは・・・。同僚は「はい、お土産」と私にCDRを2〜3枚差し出すのです。「なに?これ?」と私が言うと「見たときのお楽しみ」と何やら意味深な様子。家に帰ってパソコンに挿入したところ、ファイル名が無く、拡張子はwmvです。ダブル・クリックしたところなんと、長瀬愛の◯◯◯動画ではありませんか!
翌日、同僚に聞いたところ、何でも、当時の室蘭の宿舎としていた場所に、有料の光回線があったそうで、暇だったので有料サイトの「カリビアン・コム」の会員になって、毎日一生懸命、ファイルをダウンロードしてたとのこと。なるほど!苦労して入手した貴重なファイルだったんだな、と有り難く頂戴した次第です。
でも、私的には不満の残る内容でした。なんせ、タイトルがない意味不明なCDRでしたからね。そこで、同僚にある提案したのです。「最近、高速なケーブル回線を入手したので、俺が替わってダウンロードしようか?ある程度貯まった時点で、渡すようにするから」と。同僚は大賛成して、会員のパスワードを教えてくれたのでした。
彼はカリビアン・コムに1ヶ月の会費5700円を支払ってました。条件的には1日、1.2GBまでのダウンロードが可能でしたが、1.2GBを落とそうとしたら、我が家のケーブル回線を持ってしても結構な時間がかかりましたね。ついでにカリビアンのHPをチェックしては、忠実にファイル名をコピーし、リネームしたものです。そのファイルは外付けハードディスクに保管し、ある程度貯まったら同僚に渡してコピーさせたものです。
私が出張してる時も、それは継続されました。私は出張先でネット・カフェを利用しながら、継続ダウンロードしたからですね。結果的に結構な量のファイルが手元に残りましたが、そのハードディスクも誤って起動中に落下させてしまい、あえなくお陀仏になってしまいました。でも、コピーされたファイルは、まだ、私の知らないどこかで生きてるかも知れませんね。
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2019/06/13 07:28:07