
その後、暫くはモバイルバッテリーから無線機に電力供給するアルミホイルを巻いた上から、ビニールテープで重ね巻きしたものを使っていたのですが、いきなり無線機の電源が落ちてしまう現象が再来する事態になります。こうなると選択肢はフェライトコア施工一択となりました。取り敢えず、そのままの状態のケーブルを計測して、フェライトコアに合うサイズがあるか確認したところ、9mmのコアが入りそうな確信めいた自信を持ったのでした。本来はコモンモードフィルター風に、二重三重にコアに巻き付けるのが良いと考えていたものの、アイコムのサポートからは、そのまま被せるだけでも効果を期待出来るとも聞いていたので、取り敢えずは、被せるだけのプランでAmazonの検索でヒットした9mmサイズ40個セットを注文しました。しかし、その内の3個だけは無線機背面のバッテリードックにセットする目的で購入したUSBファンにコモンモードフィルターとして使う事を考えた結果、それ以外の37個のフェライトコアでは数珠繋ぎ状態では完全にカバーする事は叶いませんでした。
このフェライトコアを施工したUSBケーブルは、あたかも頑丈なプロテクターを嵌め込んだ様相を呈してしまい、その自重は半端ない重さとなった事は言うまでもありません。まあ、これ以降に電源が落ちる現象は出ていないので、これで大丈夫とは思いますが、これを持って、車と自宅を往復するのは余りにキツイと考えてCQオームに追加発注したケーブルは正解でしたね。現在は世界で大人気のデジタルモードである「FT8」の設定の日々ですね。近くの公園で運用すると言うのが基本的なスタンスですが、一度だけ自宅に持ち込んでFT8や通常の無線が実用になるのかを確認した事がありました。すると、公園(野外)とは違う自宅内の電子機器から発生してると思われるノイズが一定のレベルを占めていて、音声通話は無理だなって感じてしまいました。しかし、FT8に関してはノイズの中の信号をピックアップしてる様で、実用レベルと感じています。
公園で使用するアンテナは第一電波工業のRHM12アンテナで全長が3m以上にもなり、車のルーフ上だと地上高が5m近くになる為、自宅のベランダに設置するには無理がありました。そこで、自宅で試験運用するために、コメットのHFJ-350Mアンテナを追加購入して、ベランダの手摺りに簡易アースシートであるMAT-50を2枚セットして、マグネット基台にHFJ-350Mアンテナを設置、自宅のリビングにアンテナチューナーAH-705を床置きして、AH-705用として地元のショップで購入したカウンターポイズ(アース線)を適当にばら撒いたものでしたね。そして本日の事です。いよいよ準備が終わって本格的に運用(初交信)しようと、午後からいつもの公園に出掛けてアンテナや無線機をセットして送信ボタンをクリックしたところ、これまでの試験運用では出なかった予期せぬエラーが出てしまったのでした。仕方ないので、運用は中止して自宅に帰って検証に時間を費やしています。まだまだ、運用までは遠い道のりですね。
ちなみに設定が完了した(と思っていた。笑)ものとしては、FT8専用として申請して入手した新しいコールサインの他に「FT8の基本ソフトとしてはWSJT-X」「FT8専用のターボハムログ=デジタル交信記録」「JTAlert=連携ソフト」「JT-Linker=連携ソフト」「eQSL=デジタルのQSLカード」「TQSL=国際的なデジタル交信記録サイト」「TQSLと似た機能のClublog」「TQSLと似た機能のHRDlog」「QRZ.com=世界的なコールサインのサイト」「HamQTH=無料のコールサインのサイト」それに、FT8の交信の肝である無線機内部の時計の調整の為に「無線機メーカーから入手したST-4003W」もパソコンにインストールしました。JTAlertをダブルクリックすれば、WSJT-Xを始めとして連携ソフトであるターボハムログ、JT-Linker、内部時計ソフトST-4003Wも同時起動する様に設定しています。既存のコールサインはFT8以外(通常の無線交信とCW、D-STAR)で運用する事として、アマチュア無線連盟であるJARLにも入会して、QSLカードをJARLを通じて送り合う様にしていますが、FT8の方はJARLとは無関係としてデジタルの無料QSLカードである「eQSLカード」「ターボハムログのE-MailのQSLカードであるhQSL」や、実際にカードが存在しなくてもデジタル交信記録を提出するだけでアワード申請(記録達成の賞状=アマチュア無線局の名誉)が可能なTQSLを始めとしたデジタル交信記録を主として運用ツールとする予定ですね。つまりは出費する事なく運用すると言う浅ましいスタンスだったりします。笑
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2022/03/16 21:10:15