
12時前になり、お粥指定のメニューが配膳されて来たので、ベッドから起き上がり、暫しの昼食タイムとなりました。それを完食した後は、配膳係の方がトレーを取りに来るまで、再び、横になってiPhoneを触っていた私でしたが、その後は、面会で入室して来た、家内と長男に起こされる形で目が覚めました。いつの間にか寝ていた様で、既に14時を回っていました。家内と長男には、体調やら経過を話して談笑した後、私が取り出した汚れ物を、エコバッグに入れて、面会時間のリミットである14時30分過ぎに退室して行きました。その際、「せっかく、買ってんやから、ウィダーinゼリーくらいは飲みや!」と家内に言われたのでした。
家内と長男が退室した後、家内の言葉に呼応した訳ではありませんでしたが、15時頃になって、ウィダーinゼリーを1本飲むと、その後の血糖値の測定では、覿面に182の大台に乗ってしまい、インスリン注射を追加で打つ羽目に陥ったのでした。日頃から、血糖値に関しては、糖の吸収を緩やかにする薬は1錠だけ飲んでるものの、それ以外には、指に針を指して血糖値を測ったり、腹にインスリン注射を打つ様な経験をした事が無かっただけに、コロナ陽性になった事で、プレドニン(ステロイド)点滴をしてるだけで、糖尿病もしくは、予備軍の仲間入りをしてしまった様な複雑な心境になったものでした。
そんな時、バイタルチェックで入室して来た看護師さんから、「夜に寝れないんですよね?先生(主治医)から、眠剤の使用の許可が出たので、夕食後に1錠お持ちしましょうか?1錠で足らない場合には、眠剤の追加も出来ますので、その時にはナースコールでお知らせ下さい」と、私の不眠の訴えに、助け船を出してくれたのでした。その助け船に、即座に「お願いします!」と返事をした私でしたが、夕食前になって看護師さんから、眠剤を受け取ったので、夕食後に服薬しようと、配膳された夕食のトレーの中に置いたのでした。
お粥指定の夕食が終わると、貰った眠剤の効き具合が分からなかった私は、取り敢えずは、夕食後の薬と一緒に、眠剤も飲んでから、配膳係の方により、夕食のトレーが片付けられるのを待ってから、19時40分頃より、超早目の就寝体制に入ると、いつの間にか寝ていた様で、20時40分頃に、バイタルチェックで入室して来た看護師さんに起こされてしまいました。すると、夜の看護師さんは、いつもの男性看護師でした。昼間に見かけ無かったので、休日だと思っていましたが夜勤だった様でした。バイタルチェックの後にも、直ぐに寝床に入ると、直ぐに就寝する事が出来ました。
今度は、尿意により、深夜の0時過ぎに起きるまで、爆睡する事が出来ました。ストレートの睡眠では無いものの、トータルで、4時間余りの睡眠時間を確保する事が出来て、気を良くした輩は、うっかりiPhoneを掴んでしまい、3時過ぎまで遊んでしまいます。そんな時、看護師さんが深夜のパトロールで来られたので、「お陰様で、4時間余りの睡眠時間を確保する事が出来ました」と話すと、「これから朝まで眠る事が出来ますか?」と言われたので、少し不安になり、追加で眠剤を頂く事にしました。眠剤が届いたので、直ぐにお茶で服薬しました。
すると、タイミングもあったのでしょう。直ぐに眠気が襲って来たので、ベッドに横たわったところ、午前6時に血糖値測定で叩き起こされるまで、爆睡していた様でした。合計では、7時間弱の睡眠時間を確保する事が出来たので、実際のスッキリ感と共に、その7時間弱と言う数字にも、満足感を得ることが出来てダブルに喜んだ単純な輩は、血糖値測定の結果が僅か118だった事に驚いて、睡眠不足が血糖値にも影響してた?と、直ぐにiPhoneで調べたのでした。すると、そこには、睡眠不足はインスリンの効きが悪くなる「インスリン抵抗性」を引き起こし、血糖値の上昇を招くと書かれていたので、割と合ってた事に一人悦に入ったのでした。
血糖値が、118だったお陰で、朝食前のインスリン注射を回避する事が出来ました。それから、その日の、昼の看護師さんと話している時にも、重大な過誤を発見したのでした。それは、看護師さんが、バイタルチェックで入室して来た時、「県立病院を1泊で出されて、こちらの病院に転院しました」と、話を振ると、「県立病院は、コロナ患者で一杯ですから、時々、こちらの病院にも回って来るんですよ。と言っても、こちらの病院も、コロナの隔離病棟は、ほぼ満床なんですが」と教えてくれたのでした。その話によると、県立病院は、「コロナ患者の世話はお腹いっぱい」と言うスタンスでは無く、物理的に満床だったので、転院させたと言うのがリアルだった様でした。
しかも、更に合点の行った話がありました。私が、Y病院の主治医の女性医師に、7月14日に予定している入院後では初めてとなる検査では、通常使用のX線装置で、正確な診断をお願いしたい旨の話をした際、「どうでしょうか?」と肯定とも否定とも言えない、中途半端な返答をされた理由も、近隣では、県立病院に次いで、満床になる程の患者数を抱えるY病院では、コロナ患者に対して、一般患者も使用する、通常のX線装置の使用は、現実味に欠けるお願いだったと、推測出来たからでした。それ程の患者を抱えて、苦労されてる医師や看護師の皆さんの顔を見るに付け、軽薄な意見を述べた自分が恥ずかしくなりました。
その日の朝食は完食しましたが、他には何も食べて無かったにも関わらず、昼食前の血糖値測定では、162と数値が大きくなっていたので、昼前にはインスリン注射を打つ事になりました。昼食後は、前日と同様に、家内が長男の車で面会に来るとLINEが入りました。実は、お粥を指定していたご飯を、少し前から、普通のご飯に戻してくれる様に、お願いしていたのが、この日の昼食から、普通食に切り替わるので、幾分かは期待していましたが、水気が少ない分、逆に食べ難いとも感じられ、遣らかしてしまった感を感じたのでした。その後は、配膳係の方が膳が片付けられてから、ベッドに横たわって、暫くボーっとしていると、14時前に家内と長男が来院して来ました。
家内と長男が帰る際には、冷蔵庫に保管してあった、複数のウィダーinゼリーや、100%の果汁ジュース、それにチューブ状のアイスクリームである、ロッテのクーリッシュと、振りかけや梅干しパックは、持って帰って貰う事にしました。それは、誘惑に弱い輩の事ですから、血糖値の数値が乱高下するのを嫌ったからでした。その代わりに、水のペットボトルを2本と、小さなお茶のペットボトルを買って貰って、テレビ台下の冷蔵庫に収納する事にしました。家内と長男が帰った後、16時のバイタルチェック時には、酸素量が93%に落ちていたので、手や指を替えても変化無しの状況に、大いにに焦る輩がいたのでした。
Posted at 2025/08/12 12:37:05 | |
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