
3回目の千葉行きの主目的は、お宮参りでした。先方の御両親も来られて、孫を交互に抱きながら、一緒に楽しんで、お食事会を開いてから解散となりました。その流れからは、今回の千葉行きもマイカー移動になるのが、セオリーでしたが、そこには、ボウリングクラブの、シーズン最終局面の事情が絡んでいました。絶対に休みたく無いと言う、家内の気持ちが前面に出された事で、新幹線嫌いの私も折れざる得なかったのでした。
話を少し戻して、家内的なもう一つの選択肢に、航空路+電車と言うルート選択がありましたが、これは、私の頑なとも言える拒否姿勢で、早々に消えました。そんな私も古くは、43年前にハワイに新婚旅行に行き、39年前にも会社の研修旅行で東南アジアツアーに飛行機を使った事がありました。もっと直近では2017年には、長男のフォト婚に付き合って、ハワイに先方の御両親と共に向かいました。しかし、心の底では絶えずゾクゾクしていました。
滅多に起こらない事故と言えども、いざ起こってしまうと、全員死亡する事はよくある話でしたから、極力、そんな状況には身を置きたくないと考える、防衛本能みたいなものだと思います。しかし、それらの大事なイベントでは、運良く掻い潜る事が出来た私でしたが、平成の時代にも2度ほど、已む無く、国内線でしたが、飛行機に乗る羽目に陥った事がありました。最初は同じ課から、別々に赴任した東北事業所で、先に赴任していた先輩社員とチームを組んだ時の事でした。
先輩社員がバリバリに業務を熟した事に喜んだ、東北事業の所長が、通常は新幹線移動のところ、仙台空港からの飛行機での帰任を許してくれたのでした。先輩社員は小躍りしたものの、直ぐに難しい顔を示した私を見て、先輩社員が「せっかく、所長がああ言ってくれてるのに、有り難く受け取ろうや!〇〇さん!飛行機でええじゃろ?」と押し切られてしまいました。その頃は、広島空港が広島市内にあった頃だったので、最短で帰任できるルートだったのでした。
2度目は、鼻から広島空港から鹿児島空港に飛び、鹿児島事業所に、貸し出していた特殊車両を、鹿児島空港で引き取って、同僚と交代で広島の会社に陸送すると言う仕事でしたが、余程の事情か家庭的な事が無い限りは、断る事が出来ない仕事でした。当日は、小さな飛行機が乱気流に巻き込まれて、墜落するのでは思える様な恐怖を覚えながら、かなりのお疲れモードで鹿児島空港に到着しました。特殊車両の返却には、現地社員と共に事業所長も来て頂いていて、事業所長からは、揚げたての薩摩揚げのセットをプレゼントして貰えました。
最初は同僚が運転して下関市まで運転。それ以降の会社までは私が担当しましたが、2人共に、平均速度を150km/h程度で、ぶっ飛ばしたお陰で、定時内に戻る事ができました。捕まらなくて本当に良かったです。以上が、私の飛行機嫌いの集大成とも言える出来事でしたが、話を完全に最初に戻す事にします。これまでの新幹線移動では、指定席を取得して乗車していたのに対して、6月27日の往路では、広島駅が始発の新幹線狙いにした事で、富士山が見える1列のD,E席狙いでホームに向かいました。
30分以上前に、2号車のホームに到着したにも関わらず、そこには、既に、親子らしい人が最前列で待っていました。隣りを見ると1号車の方も埋まっていました。軽く落胆しながらも、待つしかありませんでした。時間を追う毎に、後ろの列が埋まって来ました。新幹線が到着して、アナウンスがあり、順番に乗車できる様になると、「親子よ!別の席に行ってくれ!」と祈りつつも、予定調和で、最前列のD,E席に着座されてしまいました。
やっぱりか!と思いながら、一旦、D,E席の2列目に座ろうとすると、スーツケースの幅が邪魔となり、これではいけないと、ばかりに、後から乗り込もうとしていた乗客の前に、不謹慎にも立ちはだかり、隣りの列のAからC席がある、最前列のA,B席に陣取ってしまったのでした。その選択には大きなミスがありました。既に、富士山ビューは、手放してる状況でしたから、ここは、トイレに行くにも便利なB,C席に着座すべきだったのでした。
しかも、運が良ければ、大阪辺りで親子が下車してくれれば、D,E席に移動するのも容易く、そう考えると、B,C席が最適な着座シートだったのでした。しかも、B,C席に移る事を考え始めた頃、いきなり、C席に年配の女性客が座り、ノーチャンスとなった事で、完全に諦めて、A,B席に着座する事にしました。定刻の10時4分に、広島駅を出発したJR新幹線のぞみ90号東京行きは、13時49分に品川駅に到着しました。その間、新幹線の中は、外国人観光客のスーツケースで通路が、塞がった光景を目の当たりにしたのでした。
添付写真は旧広島空港の空撮写真です。(広島市西区観音)
Posted at 2025/08/01 08:39:41 | |
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