
インターネットが完備されたホテルが少なかった頃の話です。その頃、私は松山に出張してました。メンバーは総勢10名くらいは居たと思います。最初の旅館では、同僚が持って来ていた、エアーエッジと言う、当時としては画期的な定額制でネット接続できる端末を借りて、ネットのオモシロ動画を視聴していました。
ところが、旅館との宿泊日数に行き違いがあり、出なければならなくなります。仕方ないので色々と調べているうちに、同僚の1人が、どうせならネット付きのホテルにしますか!と言い出したのです。私は、えっ?そんなホテルが存在するの?と半信半疑で聞き返したものでした。
すると、ありますよ!さっき調べたら松山にもありましたね。しかも、速度が光回線でしたよ!と言ったのでした。私はそんなホテルがあるなら願ったり叶ったりじゃん!そこにしようや!と強烈プッシュを同僚に繰り広げたのでした。同僚も賛成してくれたので、そのホテルに予約の電話を入れたところ、丁度、人数分の部屋が確保できたのでした。
そのホテルは、スーパーホテル松山でした。私はチェックインして先ず最初にLANケーブルの差込口を確認します。確かに電話線のモジュラージャックとは違う形状で安心します。その出張で自分のパソコン(ノトパソ)を持参していたのは、私とエアーエッジの持ち主のO君の2人だけだったので、他のメンバーには関心が薄かったのでした。
O君の部屋と私の部屋は隣り合わせの部屋でした。その頃はまだ全室に完備されてるのでは無く、ネット設備がある部屋とない部屋が存在してました。その理由で隣り合わせになったのでした。早速、パソコンを広げて、ワクワクしながら接続して起動させました。立ち上がったら、予めインストールしていた回線速度計測ソフトを使って、ネットの速度を計測したのでした。
結果は、当時、自宅に引いていたケーブル・インターネットと何ら代わり映えのしない、僅か5Mbpsの速度しか出なかったのでした。私は、これって、本当に光回線なん?と思い、O君の部屋をノックして回線速度を尋ねたのでした。すると、O君は確かに光でしたね。こっちは20Mbps出てますよ。と言い放ったのです。
納得がいかなかった私は、自分のパソコンを持ってO君の部屋の差込口に挿して、再度の速度計測を行ったのです。結果は、自分の部屋と同様の結果となりました。当時の私のOSはWindows Meでした。しかし、O君は当時の最新OSであったWindows XPだったのです。しかも、私がパソコンのCARD BUSにLANカードを挿してネット接続していたのに対して、パソコン自体にLANの差込口が設けられている機種でしたね。
私はこれはOSの問題に違いない!と素人判断を下して、CDRで持ち歩いていた、Windows NTにバージョンアップする事にしました。夜中遅くまで掛かってインストール出来たものの、結果は回線速度に劇的な変化を起こす事はありませんでした。本当に徒労に終わってしまって落胆したものでしたね。
Posted at 2019/06/21 21:18:55 | |
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