
2022年6月18日はミスチルのライブが、大阪市東住吉区にあるヤンマースタジアム長居で開催されると言うので、家内と長男を送り届けるアッシー役として、朝の5時に起床し準備して出発したのが7時過ぎでした。先ずは同じ広島市内に住んでいる長男を同乗させる為に、長男宅に立ち寄りました。そして、改めて、ヤンマースタジアム長居に向けて出発したのが、7時半頃でしたね。
ドラマ「若者のすべて」で流れていた「Tomorrow never knows」を聴いて、これって誰が歌ってるの?から始まり、それが洒落たネーミングの「Mr.Children」だと知った事で、一気にファンになった私でしたが、ミスチルを含めた様々な楽曲のレンタルCDをカセットテープに録音して、流すようになってからは、子供達も自然と音楽に触れるようになって行きました。
その中でも特にミスチルを好んで聴いていた事で、洗脳?された長男がミスチルファンになるのに時間は掛かりませんでした。小学6年生の時に義弟から齎されたノートパソコン「ThinkPad230CS」は、長男にとってもインパクトがあったものだった事でしょう。その後、中学生になった長男は、当時、オフィシャルサイトを持ってなかったミスチルのファンサイトを作り、それが結構クールだった事もあり、Yahooに登録されてからは、一気に270万人が訪れました。
そんな長男を見て、下の弟や妹も感化された事でしょう。いつしか、家内も含めた全員の「推しバンド」となっていました。しかし、家族が熱くなるのに反比例して私のミスチル離れは加速して行く事になります。現在、仙台に住む次男は、今回のライブツアーのひとつ前のライブに参加していて、何でも、その際、「終わりなき旅」が演奏されなかった事を悔しがっていたそうです。
長男の弁によると、同曲はライブではテンションが上がる最たるものらしく、この曲が「ある」と「無い」とではライブの質が違うとの話でした。終わりなき旅は、ドラマ「殴る女」の主題歌でしたが、突然の休止宣言から休養を経て、改めて復帰する曲として選ばれ、ドラマとのタイアップも成功してミリオンセラーとなりました。
家内と言えば、最初の頃は、私が録音したカセットテープから流れてくるミスチルを聴くだけの立場でしたが、途中から長男がチケットを購入してくれる様になってからは、棚ぼた参加の身分でありながら、既にライブ参加は30回に及んでいます。一方、私と言えば高校時代に、友人が女性歌手のコンサートのチケットを購入して、好きだった女友達を誘おうとしたものの、見事に失敗した事がありました。
友人はその無駄になったチケットを私に回してくれて、棚ぼたで参加したのが「浅田美代子」のコンサートでしたね。しかし、このコンサートが現在までの私の人生においては最初で最後のコンサート参加となっています。当時の浅田美代子さんは、ドラマで知名度を挙げて人気も沸騰していましたが、私と言えば当時の「推し」は南沙織でした。当時は髪の長い女性が好きだったからでした。
しかし、元々座って観ていた観客が、何のきっかけかは忘れましたが、舞台の端まで押し寄せて一斉に握手を求める事態になった時、その集団の中に私と友人も居ました。しかし、その瞬間、舞台の袖に待機していたガードマンが飛び出して舞台に差し出した手を薙ぎ倒していた情景は今も鮮明に覚えていますね。私は至近距離で「浅田美代子さん」を直視して握手までして貰った事で、その可愛らしさの虜になりました。
話を戻して、長男を乗せて出発した私達は、取り敢えず、岡山県の吉備サービスエリアまでノンストップで走りました。元々は、京都の家内の実家に帰る時とかは、3人家族であった長男家族も同乗して一緒に移動していました。特に前車のアルファード・ハイブリッドの時は、8人乗りだった事もあって長男は後部座席で横になって寝ていたものでした。日産エクストレイルに乗り換えてからも、丁度、3人家族と私達夫婦の合計5人乗車で、多少窮屈感はありましたが、辛うじて大丈夫でした。
しかし、長男に7歳違いの次男が生まれた事で、5人乗りの私の車での移動が不可能になり、必然的に長男家族は新幹線移動となり、私達は2人乗車で車移動するのが常態化して行きました。しかも、2人乗車になった事で、最近、任意保険の運転手の項目を35歳の特約条項を取っ払って、私だけの運転に変更したばかりだった事で、今回の移動は私の単独運転になってしまったのでした。
吉備サービスエリアでは昼食には早い時間帯だった事もあって、トイレと給油だけして出発しました。その後、順調に走行が進み、あと少しでヤンマースタジアム長居に到着するタイミングで、今回のドライブで最大の修羅場と言うか反省すべき事態に遭遇する事になりました。それは、ガッツリ樹木が生い茂る中央分離帯がある道路で、私は側道から右折する状況にありました。私の前にはトラックがいて、これから侵入する道路が見えませんでした。これが大前提です。(単なる言い訳です)
信号が青になって大きく広い道に侵入したところ、正面の同じ車線に対向車がいるではありませんか。私は急停止したものの、事態を飲み込めず躊躇していたところ、相対する車がパッシングした事で「逆走」の状態にある事を悟りました。しかし、直ぐにはバックして退避する事が叶いませんでした。と言うのは、私の後にも後続車がいたからでした。後続車も私のバックライトを見て慌てている様でした。しかし、後続車は素早い対応でゼブラゾーンの深部に退避してくれました。
私もそれに続いてゼブラゾーンの後続車ギリギリの場所に逃げ込む事が出来たので、信号が変わって、それまで相対していた車が、私の車のバンパーギリギリで通過するものの、正面衝突と言う最悪な状態からは脱出できました。その後、車の流れが途切れた瞬間を見計って、2台の車は樹木の生い茂った中央分離帯から反対車線に移動する事が出来たのでした。その後、後続車のドライバーとは軽い会釈を交わして別れました。昨今、高齢ドライバーの逆走が取り沙汰されていますが、正にそれだった訳です。
ヤンマースタジアム長居は目の前でしたが、時間はまだ昼前だった事もあって、まだまだタップリ時間があると言う事で、地図上でヒットした「住吉大社」に参拝する事にします。その時、ついで、その近辺で昼食も摂るプランも入れました。ヤンマースタジアム長居から住吉大社までの道程は、目の前の距離にも関わらず、渋滞の上に踏切もある道で時間が掛かりましたね。
住吉大社の駐車場に車を入れてから、先ずはトイレを済ませてから境内の散策に入りました。一通り境内を散策した後は、住吉鳥居を渡ったところにあったレストランに入り、昼食を摂ってから車に戻りました。それでも、まだまだ時間があると言う事で、ヤンマースタジアム長居に向かう時間の16時までは、全員で車内で昼寝タイムと相成りました。16時と決めた事にも理由がありました。それは住吉大社までの往路で渋滞に巻き込まれたからでした。
16時になり、住吉大社の駐車場から出庫させた私でしたが、ヤンマースタジアム長居には意外と早く着きました。2人を降ろしてからは、住吉大社の駐車場に戻って、アマチュア無線をする事を一瞬考えたものの、どうせなら海に近い方が山手に住んでいる局と交信出来るかもしれない気がして、阪神高速の松原線に乗って天保山方面を目指しました。そして、南港北にある海岸線に一番近い有料駐車場に車を留めて、無線の準備に入ったのでした。
駐車場は釣り人の為のベース駐車場らしく、これから釣りに行く人、釣り場から戻って来た人で車の出入りが活発でした。私が出来たら交信したいと考えていた局は、29FMでDX(海外局)の局と交信する事を最優先されていた局で、以前の免許期間では、かなり頻繁に交信していた局でした。何故、その局が、アマチュア無線を辞めずに今も現役でいる事を知っているのかと言いますと、最近、その方のブログを発見して、返信はまだありませんが、最近、再開局した事をコメントした事があるからでした。
その局は宝塚の高台に住居があったので、社有車で近畿エリアを通る際には、宝塚近辺では、必ず、コールサインを指定して呼び掛けたものでしたね。しかも、かなりの頻度でコールバックがあった事も良い記憶として残っていました。無線運用の準備が整ってからは、早速メイン周波数でCQ(不特定多数の局に交信を呼び掛ける符号です)を出して、自らが指定したサブの周波数に移ります。そして、再度、CQを出してみたものの、聞こえて来るのはザーザー音(雑音)ばかりでした。
大きい落胆を感じながらも、めげずにCQを出し続け、それは徒労に終わりました。長男から、ミスチルのライブは3時間と聞いていたので、Googleで調べたところ、ヤンマースタジアム長居まで、一般道で約30分掛かると表示されていたので、往路に高速道路を使ったのは何故?と疑問は残ったものの、遅くても19時過ぎには南港北を出発する必要がありました。だとすると撤収時間を考えてリミットは18時半と決めて、ひたすら呼び掛けたものの、29FMの応答がありませんでした。
何も無いでは帰れないとばかりに21MHz帯を聞いてみると、東南アジアの強い局が入感していたものの、DXの気分では無かったので、再び29FMに戻ってメイン周波数で待機していました。そして、無為に時間が経過してタイムリミットが近づいて来ました。最後のチャンスとばかりに18時過ぎに再びCQを出したものの、やはりコールバックが無いままに南港北エリアで運用は終了したのでした。その後、撤収が終了して、これからボチボチ移動を始めようとした時、丁度、真っ赤な夕陽が落ちる寸前だった為、最後にその情景を撮影して、駐車場を後にしました。
駐車場を出てからも、近隣の高層ビルをバックに撮影に勤しみながら、21時前にヤンマースタジアム長居の近くに到達しました。しかし、正面の道路はごった返しており、警備員が出待ちの車を排除する為に、何人も路側帯に立っていました。そんな中、私はJRの長居駅前のスペースに待機場所を確保して、LINEで家内と長男に位置情報を送ったのでした。終わっても、退場ルールに沿う為に、結構時間が掛かるのだろうな?と考えながら待っていましたが、思っていたよりも早いタイミングで家内と長男が戻って来たのでした。
2人は口々に最高のライブだった!終わりなき旅もやってくれた!と興奮気味に話していましたね。参加前に終わりなく旅が、あるか無いかでライブの質が違うと主張していた長男はとても嬉しそうでした。しかも、うっかり最後まで残ると退場する順番が決められてしまい、その所為で時間が半端なく掛かる為、終わる寸前で出て来た様でしたね。流石のライブ慣れした対応でした。その後は、名神高速の吹田サービスエリアで遅めの晩飯を摂って、22時半過ぎに京都の家内の実家に辿り着きました。
Posted at 2022/06/22 23:19:31 | |
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