C4カクタスのスピーカー取付関連の寸法情報(その1〜フロント)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
C4カクタスのスピーカー交換ネタがあまりないので、僕の方から。
ということで、情報が全然ない中、一か八かでスピーカーや周辺部材を買って勝負に挑みましたが、結果、寸法が入らなくて付けられなかったパーツが沢山出る事態となりました。
そこで、僕の苦労話をする前に、取り急ぎスピーカーに絡む寸法関係を載せておきますので、これからスピーカーを換えようと思う方は参考で(基本、巻尺で測っているので、誤差あると思いますが)
ちなみに自分はドアトリムバラしてスピーカーを付けるのは5台目になりますが、正直、カクタスが一番大変でした。土日かけてやって、まだフロントドア1枚しか出来ていません(笑)
寸法が予想と違っていた以外にも、とにかく樹脂部品が硬くて、どいつもこいつもイチイチ取れないとか、スピーカーの配線が+もーもどちらも同じ白だったり、なので極性調べてみたらコネクタに書いてあるのと逆だったり、ドアと車体を繋ぐ蛇腹に配線を通す難易度が高かったり、外板のエアバンプの部分の裏が凹凸形状になっているのでデッドニングシートを貼るのが難しかったり、、など、細かい罠が盛り沢山でした(笑)
2
まずスピーカー取付部の鉄板の穴径と、ガラスを上げている状態の時の、取付面から外板までの距離です。
これだけ見ると深さ十分ですが、チラッと見えるウインドウサッシュが要注意です。
3
ガラスを開けた時の奥行きと、ウインドウサッシュ部分の深さの寸法です。
ガラス面までの奥行きは、穴の上の方で約70mmで、下の方で65mmくらいです。
ガラスは昇降時などで数ミリ動くこともあるのと、個体によっては取付誤差もあると思われる部品なので、それも考慮すると、あまり奥行きのあるスピーカーは付きません。
1つ前の写真にあるように、鉄板までの奥行きが125mm、ガラスまでの奥行きが65〜70mmという感じなので、スピーカーの背面奥に吸音材などを貼るスペースはそこそこあります。
が、普通だとツルツルの鉄板があるだけなのですが、カクタスの場合はエアバンプのカタチに鉄板が凹凸しているのと、エアバンプを固定するクリップが何本も飛び出しているので、硬めの吸音材を貼ろうとすると難航します(難航しました)
サッシュの奥行きも、レールの横にガラス固定のファスナーが昇降時にエレベーターのように動くので(中央写真のベージュのパーツ)、僕が付けたスピーカーも、おそらくこのエレベーターとスピーカーのマグネットの隙間が横ギリギリ1〜2mmでぶつからずに済んでるレベルだと思うので、今のところ当たっている感じはしませんが、今後何かの拍子に窓を開けたらガリッバキバキバキッ!ってならないかが怖いです(やっぱ5mm厚でもいいからバッフルはあった方が良かったか)
2019/11/16 追記
反対側スピーカー取付時に、再度このエレベーターとスピーカーとのクリアランスを計測してみたところ、やっぱりバッフル無しだと隙間1mm程度しか取れていないことが判明しました!(ロックフォードのP165-SI(取付深さ57mm/マグネットφ88mm)の場合ですが、マグネットの角Rが大きい部分で逃げて奇跡的に当たっていないという状態でした)
カロッツェリアのTS-C1730Sなど、だいたい深さ57mmのが多いですが、マグネットがエレベーターに当たる可能性が高いので、5mm程度のバッフルは必須!僕も5mmバッフル発注し、これから再度バラして装着です(泣))
取付深さが45mm以下、または、深さがあってもマグネット直径が65mmよりも小さいスピーカーなら、バッフル無しでポン付け可能かもしれません。
この寸法については、断面ゲージで測定した図をまた別途アップします。
ちなみに僕のクルマでも、左右のドアで、この同じ部分の寸法差が5mm弱あったので、個体差はあると思いますので、上記は目安ということで、装着時はご自身でも確認してもらったほうが良いかと。
4
で、これが一番のポイントなのですが、ドアトリムとスピーカーの奥行きが全然無いです。
嫌な予感がしたので、子供の粘土を借りて、ドアトリムをはめ込んで実測してみました(という測り方なので、誤差数ミリあるかと思います)
ドアトリムの裏に、スピーカーのカタチに合わせた凸型のお迎え形状がついていて、これで密閉度を上げて音質向上を狙っていると思われるのですが、そのせいでクリアランスが不足してます。
市販の標準的なスピーカーの縁の厚みが8〜10mmとして、20mm程度のスポンジを貼るとしたら、厚手のバッフルなどは装着できない感じ。
どうしても大きいスピーカーをつけたい場合は、ドアトリム側のこの凸形状を切り取ってしまう手もありそうですが、全部削り取ってもプラス15mmくらいの拡張しかできないかも。
5
なので、僕が用意していた、カロッツェリアのMDF材バッフルボート(17mm厚)は装着できず。
って、スピーカー枠厚10mmでバッフル17mmだと干渉ギリギリ隙間1mmとかでやれなくもないのですが、スピーカーのコーンが大音量だとすごく前後に動くので、これを付けちゃうと、ドアトリムが大共振祭りになっちゃうのと、それですぐにスピーカーが壊れるのは間違いないので断念しました。余ったバッフル、ヤフオクで売ろうかなぁ。径や取付穴は完全一致してたのでもったいない。
欧州のサイトで調べたら、カクタス用で用意されているアフター品のバッフルは、薄手の樹脂の3〜5mm厚くらいのものが多い、というのを、後から調べて知りました(泣)
そんな薄いバッフルは、ebayとかで現地から買うしかないので、バッフルは諦めました(仕方ないので、取付部の鉄板の裏側は制振材でガッチリ固めましたが)
6
ツイーターのサイズです。
インパネの三角ふたは、力任せに上に引っ張れば取れますが、コネクターは硬いです(マイナスドライバーで引き抜く感じ)
蓋が取れたら、その裏についてるのがこのツイーターで、交換したいツイーターが43mm以内なら、このツイーターの枠を改造し、取付部を生かして、純正の見た目のまま装着することができますが、改造が面倒だったので、蓋の方に穴を開けて装着しました(ロックフォードのツイーターが取付ブラケットの外径44mmで、この網を切ればドンピシャだったのもあり)
7
寸法の話ではないですが、スピーカーの極性の件。
配線がプラスもマイナスも同じ色で、コネクターには「2」「1」という識別が書いてあります。
以前何かで「2がプラス、1がマイナス」と書かれていたと思ってたのですが、実際にスピーカーに乾電池をつないで調べてみたら、逆でした(1がプラス、2がマイナス)
ただし、スピーカーの設計はそうなっていますが、その通りに配線されているのかはわかりません。
シトロエンのスペイン工場の工員が、同じ色の線を、仕様書通りに組み立てていたと信じれば、1がプラス。でも、シトロエンにおいてこういうのはロシアンルーレットみたいなもんだと思うことにしています(笑)
8
ということで、取り急ぎ寸法関係でしたが、気が向いたら、ドアのバラし方の解説をUPしたいと思います。
その前に、まだ運転席ドアしか工事していないので、来週末には助手席とリアをやらなきゃです。
カクタスは、リアはガラスが昇降しないので、奥行きも気にしなくていいですし、雨水対策も不要。吸音材詰め放題!
でも、海外サイトを見ていると、リアはスピーカー取付穴径や、取付形状がフロントと全然違うという罠がありそうな予感がするので、まだまだいばらの道は続きます。
ちなみにロックフォードのP165-SIを装着しましたが、片側だけでも、すっごい音が良くなりました。
2019年11月18日 追記
この取付方だと問題があることがわかりました。ということで、次に続きます。
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( C4カクタス の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク