車が新しくなると挙動を試したく、時間があれば早朝に乗り出して野山を駆け巡っている。新緑が眩しく、窓を半分開けながらの爽快なドライブが気持ち良い。そろそろ第一印象から次の段階が少し見えて来たような気がし、忘れない内に感じていることを書いて見る。
車から与えられる刺激、当初より慣れに従い当たり前に感じることが多くなって来たような気がする。特に音に関して物足りなさを感じることがあり、バブリング(と言うのか?)のような音も無く、エンジンのフィーリングはデットスムーズ。ASD(擬似音)を良しとする訳では無いが、機能があれば設定幅を大きくし、より刺激的な選択が出来ても良いのではとも思う。しかしこれは無い物ねだりか、移動することを前提に考えれば静かでスムーズに越したことは無い。
一般的に言う乗り心地、コンフォートモードである限り、十分良い。もちろん荒れた路面では揺すられることはあるが、同乗者を乗せている場合でも気にすることがないレベルにある。スポーツモードにおいてはその限りでは無いが、一人で「走る」上ではそのスポーティさが刺激的で心地良い。sports individualモードでは、足回りのみをcomfortとし、同乗者を不快にさせないように設定。もちろん、モード切替時のディスプレイ表示はoffとしている。
居住性、これも望外に良かった。2人乗車の場合、当初心配した車内での距離感も狭いと感じることは無く、程良い。後席も「乗れないことは無い」程度かと思ったものの、身長170cm位までであれば移動に供することは十分可能。
操縦安定性、これは高いレベルにあると認識。自分の要求レベルが高く無い物であることは承知の上だが、瞬間的に挙動が乱れても、あらゆるデバイスが総動員して路面を執拗に捉え続けるような感覚を覚える。AWDゆえスタビリティが高く、FRならではのトリッキーな挙動を感じることが少ないのは評価の分かれるところだが、心理的にも安全に感じられることは良しとする。
それにしても見難いのはタコメーター。レブリミットを目の隅で判断し、シフトアップを行うという一連の動作がなんともやり難い。エンジンの回転は針で確認したいものだ。
総じて言えば第一印象の通り、普段使いからスポーティに走りたいという要求にも応えてくれる車として、現時点での満足度は高い。新緑のこの季節、休日の爽やかな朝が待ち遠しい。
Posted at 2024/05/07 07:24:24 | |
くるま | クルマ