夜半過ぎまで降り続いた雪は朝方に止んだ。簡単に朝食を済ませ、明るくなるのを見計らい外に出る。早朝は気を遣いながら、と言っても始動時には容赦ない音が鳴り響き速やかに道路へ出る。降雪後の晴れ間の圧雪。最初の信号での停車時にズルっと滑る。気温は氷点下5℃。一部は凍結しているようだ。雪の上では初めてのXdriveを試して見た。
直進で発進する限り何事も起きず前に進む。裏山に入り挙動を試して見る。トラクションコントロールが効いている限りアクセルを踏んでも出力は抑えられ、少し踏んだばかりでは何事も起きずスムーズに抜けて行くことを確認。もう少し追い込んで行くとスタビリティコントロールなどが作動、姿勢を正すことが見て取れる。一般的にこの状態であれば駆動方式を意識することもなく、誰もが安心して運転に集中出来るのではと思う。
次にDSCスイッチをオフにして見る。発進時からお尻がムズムズ?安全を確認し、適時アクセルを踏むとテールが流れる。アクセルで向きを変える醍醐味は乾燥路面では到底味わえず、低い速度域での体験は愉快でありいつまでも走っていたい気分にさせられる。
DSCオンの状態で何度か試行する内、追い込み気味で挙動が乱れた際、車両側の制御によりフロントが若干外に出る傾向があり少し気になった。DSCオフの方がコントローラブルに感じる面も見受けられ、状況次第で使い分けも必要なのではと感じた。RWDと比べれば4輪で前に進もうとする動きが顕著であり、雪の上での安定感やコントロールのしやすさも見られるのは電子デバイスの恩恵もあろうが、Xdriveの良さを十分認識することが出来た。
誠にエキサイティングな雪上ドライブ。帰宅後、雪の積もった朝に嬉々として出かけるなど、まるで犬か子供のようだと家人から言われるも、年に一度くらいはこのような楽しみ方があっても良いのではと思う。
Posted at 2025/02/08 23:03:11 | |
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