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今日は、時々エンストするクルマの修理をしました。

試乗すると突然エンストしたり、スグ再始動出来たり出来なかったり。

因みにダイアグはＯ２が入力していました。
深く考えないメカだとＯ２を新調して誤診してしまうかも。

Ｏ２など付いていなくても元来エンストしません。
学習で空燃が最大に狂えばあるかもですが、
学習をリセットすれば普通に走る筈。

ダイアグは閾値を越えると入力されるだけ。コレを心得にしておかないと
迷宮入りが間違い無しの難しいヤツ。

まずは発症時の状態を観察して方向を決めます。
気が付いたのが発症時にはエンジンチェックランプが付きません。
ＦＲのＯ２コードが同時に入力されます。

チェックランプが付かない時点でECUに電源が供給されないか
ECUの不良。しかし発症時に全ての電源は供給されているのは
検電で確認しておきました。

本当は凄く複雑な思考やプロセツが有るんですが
教科書２冊程の書面になってしまいそうなんで割愛。

エンジンハーネスの断線しかけが原因でした。



ECUのアース側が途絶えて絶命したり、
Ｏ２も同じアースを利用してコード入力したり。

給電されていてもドレンされなくてはECUは動きません。

そんで犯人は配線な筋が濃厚。

良くお客様から

単純に配線の接触とかが
少し悪いだけじゃ無いの？

とか言われますが、実際は殆ど無くて、実際はセンサーとか悪く
クラセンなどが悪くてもせいぜい部品代１万もしません。

素人考えだと配線不良なら安く直して貰えるんじゃ無いか?
その方向に持って行きたい気持ちから、そう発言するのかもです。

因みに配線のお値段は～




93100円！

コレ交換するとなると８時間では済まない。
１６万は用意して置いて貰わなくてはいけない事例。

センサー交換よりハーネス交換の方が何倍もヤバイ。

余りにも高額なんで特殊な方法で修理しました。



事象とテスタで患部を突き止めて、バイパス配線をして直しました。

エンジンルームのハーネスのコルゲートを剥がして狙った配線を追っていきます。

こんな手法ですが


一般的には取り外したハーネスを剝いてまで
故障探求してくれる所は殆ど無いと思います。

今回、諭吉4人程頂きましたが、ハーネス交換なら４倍程になってしまいます。

全部利益だし、激安で直って結果オーライかな？

明日は休みなんで飲んで寝ますね～