変わらぬ想い【ホンダS2000】

■今日、ツインリンクもてぎで久々にホンダS2000に乗った。しかもそのクルマは、かつて僕が所有していたものと全く同じ最初期型のインディパールイエローの1台だった。ちなみに写真はS2000発表前に行われた試乗会当時のもの。飯田章選手とともに記念撮影したものだから、1999年？　もう10年以上が経過したのか、あの時から。

■S2000は僕を、ホンダへとのめり込ませてくれた１台。思い起こせばこの当時はホンダ・スポーツは極めて過激で極めて勢いがあった時代でした。懐かしい。

■久々にサーキットでS2000を存分に乗って、10年以上が経過しても”芯”のあるクルマだなぁと感激した。ブレーキングから操舵、そして待っているとわずかに”タメ”た後、リアがキレイにブレることなく流れていく。スロットルを開けるとスライドは持続し、それを逆操舵でバランスさせながら立ち上がっていく…。

■しばしタイムスリップ＆リアルなドライビングをリアルに味わう。ああ、なんて素晴らしい！　とつくづく思えたのだった。

■楽しく気持ちよく、そして素晴らしく感動を覚えさせてくれる走りは、僕を時間旅行にさえ連れて行ってくれる。10年前と今では、僕自身が全く異なっている部分もある。しかし変わらないのはクルマと、それを純粋に楽しみ味わい感激する気持ち。

■いつまでも、この気持ちが変わらないでいて欲しいと願う。そしてこの先も、こうした感激を与えてくれるクルマが登場することを願う。

■そんな風に書いてみて、改めて自分の気持ちに気付く。

■僕がクルマを好きなのは、走りから得られるこの感触があるからなのだ、と。

■変わらずに在って欲しいものが、ひとつくらいあってもいい。

■そんな風に今はただ、願うのだ。