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2008年05月02日

河口まなぶ的GT-R論その4

河口まなぶ的GT-R論その4  話が長くなったので、まずはこの辺りで今までの話を流れにしてみると以下のようになります。

■河口まなぶのスカイラインGT-R嫌いは、スカイラインGT-Rが実に優れた機械であったことに始まっている。

■一方まなぶは腕で速くなりたいという思いがあったため、スカイラインGT-Rという優れた機械にコンプレックスを抱いた。

■そうこうしているウチに、他のクルマによってクルマとの対話性を見出し、それに価値を見出した。

■R32の時から、国産スポーツカーの性能をジャンプアップさせた大きな功績があると評し、R34に至ってはクルマとの対話性も感じるようになったと評している。

■しかし、まなぶの方はまだ進化せず、結局R34スカイラインGT-Rにもコンプレックスを感じつつ、違う価値に重きをおく事にした。

■結局R34スカイラインGT-Rまでは、「嫌い」の理由はまなぶのコンプレックスにあった。

■その後なんとか腕を磨くも、今度は対極であるNSXに魅せられた。そしてNSX-Rに至る。

■軽量な後輪駆動であるNSXの動的質感にのめり込み、結局これがまなぶの感性を築くものになった。

■その後R34スカイラインGT-Rを走らせてみたが、既に違うクルマに立脚する感性によって、やはり相容れないものを感じた。

という感じでしょうか? 一応ここでも改めて記しておきますが、ここまで記した中でも僕は、スカイラインGT-Rが嫌いというのは自分のコンプレックスである、ということです。で、一方でR32~R34までのスカイラインGT-Rをどのように評価しているかというと、上にも書いた通りR32は大きな功績を持つし、R34はその進化版としてさらに速さを手にしつつ、対話性も感じるようになってきた、と言っておりますので誤解なきよう。つまりここまでのGT-R論では、スカイラインGT-Rが嫌いな理由=自分のコンプレックスであり、第2世代のスカイラインGT-Rもまた、クルマとしては高く評価しているということなのでヨロシクお願いします。また現行モデルである「日産GT-R」に関しては、まだ何も記してませんので、それは今後の話となります。ちなみにGT-R論を始めてから、PVが伸びています。GT-Rの話題性の高さを改めて痛感。

 というワケで河口まなぶ的GT-R論を再開しようと思いますが、今回のその4では第2世代のスカイラインGT-Rを改めて振り返っておこうと思います。ここまでは僕のスカイラインGT-Rが嫌い、という話に終始してきましたので。

 先にも少し記したように、1989年のR32スカイラインGT-Rの登場は実に大きな功績といえる。もちろんそれはこのクルマの登場によって、国産スポーツカーの性能がジャンプアップしたからに他ならない。そしてR32スカイラインGT-Rが登場した翌年には、ホンダからNSXが登場したこともあり、世界中の自動車メーカーが日本のスポーツカーに注目した。またR32スカイラインGT-R登場後は、NSXはもちろん、RX-7、GTOなどのスポーツカーも登場したし、同じターボ4WDの流れとしては92年にランエボとインプが登場している。そうして国内ではR32スカイラインGT-R登場以降、多くのスポーツカーがGT-R追撃を目標に進化をし続けて来た感がある。特にランエボとインプは互いの性能を磨きあいながらも、互いにどこかでGT-Rを追いかけていたといえるだろう。そう考えるとR32GT-Rは日本のスポーツカー史の中において、実に光り輝く存在だといえる。

 さらにその後を受けて登場したR33スカイラインGT-Rも、R32スカイラインGT-Rのネガティブな要素の多くを払拭し、順当に進化を遂げてやはり頂点に君臨し続けた。そうしてR34スカイラインGT-Rに至っては、もはや日本の280ps自主規制枠に収まりきらないほどのクルマとなり、他の国産メーカーのスポーツカー同様に燻った何かを抱えているような感覚すらあった。そしてこの燻った何かに、現行モデルである日産GT-R登場への胎動を感じる。

 僕はここまでは自分のコンプレックスから、スカイラインGT-Rが嫌いと記してきたが、それは裏を返せばスカイラインGT-Rというクルマが常に優れた機械として圧倒的な性能を有し、常に日本のスポーツカーの頂点にあったことを痛感していたからに他ならない。つまり理性的に見れば常にスカイラインGT-Rというのは、高い評価や功績を持っていたクルマだったということである。しかしスカイラインGT-RはR34までは、事実上のドメスティックカーであった。が、一方でR34時代で既に、そうした枠に収まりきれない可能性を持ちつつ、やり場のないものを抱え燻っていたように思える。それがようやく花開くのが、日産GT-Rなのではないだろうか?

 というワケで河口まなぶ的GT-R論もようやく本題の日産GT-Rが見えてきそうなところまで進んだのだが、次回で日産GT-Rの話に達するかどうかは未だ不明だったりする。
ブログ一覧 | GT-R論 | 日記
Posted at 2008/05/02 23:36:28

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この記事へのコメント

2008年5月2日 23:48
Rの次は、NSXついて熱くお願いします!
コメントへの返答
2008年6月23日 23:28
ERO♪SOARER ☆さん。おそレスすいません。ああ、NSXもあったw GT-R終ってないしw
2008年5月3日 0:26
GT-Rを試して→次期NSXですね。
EDGE見ましたよ!Cコンプ最高って!
GT-R話はPV異常に伸びますね、そのぐらい興味深い訳です。
試乗車無いから友人が買わない限り乗れないので話を読ませてもらって「妄想」してます。最近良く見ますし、走り抜ける「マフラー音」が好きですが、エンジン音はハイブリッドチックです、嫌いです。
コメントへの返答
2008年6月23日 23:28
やす隊長さん、おそレスすいません。GT-R、確かにPV伸びます。
2008年5月3日 13:19
話の本筋から、ずれるかもしれませんが~(笑)
「GT-R」以外の「スカイライン論」をお聞かせ下さい!
コメントへの返答
2008年6月23日 23:29
マツ・ヒロさん、おそレスすいません。スカイライン論ですか、これはGT-R論以上に荒れそうな…。
2008年5月3日 20:21
私も皆さんと同意見です。GT-R論の次はNSX論をお願いしたいです。でも、GT-R論も長くなりそうですが…(^_^;)逆に言えば何だかんだ言ってそれだけ注目されてるクルマだってことですよね。NSXと違って今でも日産GT-Rとして存在しているだけでもスゴいとも言えるし…。
コメントへの返答
2008年6月23日 23:29
万葉さん、おそレスすいません。NSX論はいつか書こうと思ってます。いつかw
2008年5月3日 23:38
R35,欲しくなったらどうしよう、と心配しながら試乗しました(^^

特に安定して走れる速度域をとてつもなく高い領域に持っていったという点から素晴らしく良く出来ていると思いました。

が、自分で欲しいとは・・・

日本では美味しい領域の大半が封印されたままのような気が。
コメントへの返答
2008年6月23日 23:30
きむてつ!さん、おそレスすいません。いやホント良く出来てます。確かに日本では美味しい領域は封印されていますね。

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