ガンさん・黒沢元治さんと！

■なんだか連日凄い方とご一緒させていただき僕のブログも珍しく豪華な感じです。

■今日は朝から富士スピードウェイへ向かい、モンスター・ワゴン（アウディはインテリジェント・ビーストといっていますが）アウディRS6の試乗会に参加しました！

■雨の富士で2.2tかつV10ツインターボ580ps！66.3kgm！を走らせたのだからシビレました。ある意味ウェットで良かったのかも、と思いましたが。また同時にアウディR8も試乗可能で、こちらもしっかりと乗ってきました。この模様は20日発売のXacarをご覧下さい！

■そんな中、試乗会において”ガンさん”でお馴染み黒沢元治さんと遭遇！　ガンさんもいつも「おう、まなぶぅ」と声をかけてくれて可愛がってもらってます、感謝！

■で、考えてみたら今まで一度もガンさんの隣に乗ったことがない！　と思い、嫌がるガンさんのレーシングスーツを引っ張って拝み倒し、R8で同乗走行をしてもらいました。ガンさん、本当にありがとうございます。

■で、初めてガンさんドライブ横乗りをしたわけですが、「！！」目から鱗。動画では以前からドライビングを見ていて、凄く丁寧な運転だなぁ、と感心していたのですが、隣に乗ってみると新発見！！　ステアリング操作はもちろん滑らかなのですが、ペダルワークが超絶にメリハリがありながらも滑らかだったのです。

■横に乗ってみるとガンさんは予想していた以上にハードなブレーキングをなさるのですが、実はこのブレーキング、僕の推測ですが踏む方向にはメリハリがあってハードながら抜いて行く方向で極めて滑らか、に思えたのです。つまり、制動する時にはメリハリをつけて思った以上にガツンといくのですが、短い距離で最大の制動を出した後は実に滑らかに抜いている（ように思えるのです）…だからコーナリングのためを操舵を開始する辺りでは、極端な前がかりにはなっておらず、しっかりと４輪を使って曲がっている…感じなのです。

■ガンさんはサービスで解説までしてくれて、「まなぶ、タイヤを縦方向だけに使っている時（つまりこの場合ブレーキング時）にはある程度ラフでも構わないけど、タイヤを横方向に使い始めたら『静かに静かに』（←ベスモ見てる人ならこの名言、知ってますよね？）クルマを動かさなきゃダメなんだよ」といってくれました。まさにベスモ・ライブ！　本田さん、ご協力ありがとうございました。

■う～ん、深い！　でもこの言葉を単純に受け取って僕みたいな者が運転してしまうと、きっと制動時にガツ～ンと踏んだだけで終わり、その後ブレーキを上手く抜くことを忘れてしまいがちナノでは？　と気づいたわけです。で、考えてみるとガンさんは、ガツ～ンの後の抜き方が丁寧なんだきっと…という結論に達したわけです。事実、ブレーキング後、ブレーキを抜きつつ操舵をシンクロさせて行うわけで、この瞬間はガンさんの言葉でいうと既にタイヤを横方向に使い始めている状態。そう思うと確かに言葉の通りなわけです…と僕は理解しました。考えてみれば日産の加藤博義さんも、「上手くなるとＦＦでもリアタイヤもしっかり減るようになる」といっていたところからすると、コーナリングはいかに４輪を使うかの証。それに昨日圭市さんの運転するGT-Rの横に雨の箱根で乗ったのですが、圭市さんも「コーナーではアクセルで２～３割駆動をかけてあげないとダメ。特に雨の日なんかは前がかりのコーナリングはＮＧ」という趣旨のことをいってました。

■何を当たり前のことを！　と思う方もいらっしゃるでしょうが、これって非常に瞬間的かつ微妙な話で達人たちは、ブレーキングーブレーキ抜きながら操舵ーアクセルに足を載せて徐々に…という一連の流れが実に素早く的確に思えます。これも言葉じゃ上手く表現できないのですが、いまここに書いた操作のひとつひとつを手順を踏んで行う…というようなレベルではなく、もう瞬間的に全ての操作が流れてリンクしている感じなのです。ちなみに自分もこの操作を行っているし、多くの人もコーナリング時にはこの操作をしているのですが、達人たちはそれがもっと短い時間で的確に行われている気がします。極端に表現して比較するならば、僕が同じコーナーでじわりと操舵している時、達人たちは既に操舵を仕切った状態かつ荷重もリアへ移動している…というくらいの違いでしょうか。

■この辺りの話、今後Xacarで何回かに分けてやっていくかもしれません。それにしても昨日は圭市さん、今日はガンさんと、達人の横に乗って改めて運転は面白い！　と思った次第。ガンさんにお礼をいって、「精進します」といったら、「うん、がんばりたまえ」といってくれました。

■いや、それにしても〆切に追われる中、つい筆が進んでしまいました。さ、早く原稿書かなきゃ。関係者の皆様、ご迷惑をおかけしております！　こっちも全開でガンバリます！