排気系☆除電★失敗と成功☆

排気管のエンジン寄りを除電すると、常用域のトルクがアップすると思い、エキマニ後端付近にアルミテープを追加しましたが、結果はトルクダウンでした。

画像の矢印の箇所です、エキマニとフロントパイプの接続フランジ付近の遮熱板と、すぐ後ろの純正バンドに直接貼りました。

遮熱板は、画像でも見えるボルトでエキマニと固定されているので、静電気が居れば遮熱板まで波及しているはずです。

今回は試しに耐熱のアルミテープを使いました。もし燃えても、クルマには燃え移らないはずです。(笑)

インプレですが、全体的にもっさりとしてしまいました。そんなに悪くはないんですが、常用域はなんとなくトルクダウンし、3000回転からやっとフラットに回る感じです。
エキマニの場合、エンジン接続部のフランジ近辺を除電すると、また違う結果になったのかな？　その場合は除電ボルトじゃないと熱に耐えられませんねー。

今回使ったのはニトムズの耐熱アルミテープです。316℃までと書いてあります。
が、さすがにエキマニの温度には耐えきれず、走行直後に剥がす時、粘着材はトロトロに溶けていて、液化した粘着材の表面張力でくっついてるだけでした(笑)おかげで一瞬で剥がせましたが。
アルミ本体は何も変化はなかったです。

剥がしてみて、触媒直後のみ除電の状態に戻して走りました。
やはり、このほうが頼もしいトルクが出てます。もともとこのEJ20のNAエンジンは3000回転からトルクが１段盛り上がりやすい印象でしたが、この触媒直後のみ除電の状態は、低速から、3000回転に向かってトルクがアクセル開度に比例して盛り上がる印象です。

さて、気になるタイコはまだあります。触媒の２つ後ろの大きなタイコ直後も除電してみました。

こんどは試しに、アルミ缶を切ったものをステンレスホースバンドで固定しました。
このタイコの後は、パイプが長く続くので、うまくいけば、排気脈動の慣性が低速トルクを増やしてくれるかもしれません。

拡大画像です。
アルミ缶を切って、端っこを短冊っぽく切り目を入れただけです。

インプレですが、なかなか良い感触です。
そんなに回さなくても、2500回転のあたりで、もうすでに頼もしいトルクが出ております。

気をよくしたので、次の箇所へ進みます。

こんどはマメに！？、ギザギザっぽく切り目を入れてみました。
そしていつも通り、アルミ缶とマフラーの接触部分をサンドペーパーで念のため軽くヤスリがけしました。

場所はここです、触媒と先ほどの大きなタイコとの間にこのミニタイコがあります。
この出口も除電し、触媒からリヤマフラーにかけて、一連の長い距離の排気脈動が低速トルクを出してくれる事を狙っております。

拡大画像です。
パイプ自体も、微妙にタイコ出口がテーパーっぽくなってますが、静電気がこの形状の邪魔をしないように除電してみます。

インプレです、大成功です。
とてもスムーズで軽やかに回ります。
グイグイ加速してくれます。

これで、触媒とその後ろの２つのタイコ、全ての出口を除電した状態です。
リヤマフラーの左右タイコは除電していません。
以前、リヤマフラーのみを除電していた状態も軽やかには回ってはいましたが、トルクが出ている感じではありませんでした、今回の状態は全域でトルク感があり、乗りやすく満足です。
一定速度から、じわりじわりと踏み込んでいき、2000回転あたりからトルクがぐんぐん湧き出てくる感じが気持ちいいです。

　　　　　　　　つづく