
レスポンスのニュースでこんな記事があった。
走り屋仕様のクルマで事故、危険運転容疑で逮捕 | レスポンス自動車ニュース(Response.jp)
昨年12月に兵庫県三木市内で発生した死亡事故について、兵庫県警は13日、事故を起こしたクルマを運転していた19歳の少年を危険運転致死傷容疑で逮捕した。座席を取り外す改造を行っていたクルマに友人2人を乗せ、制御困難な速度で走行していたという。
<中略>
クルマは大破し、座席を取り外した後部スペースに同乗していた19歳の男性が全身強打で死亡。助手席に同乗していた19歳の男性も重傷を負った。
クルマはいわゆる“走り屋仕様”で、事故当時は制限速度を大幅に上回る80-90km/hで走行していたとみられている。
<後略>
さて、この記事内で出てくる“
走り屋仕様”とはいったい何を意味しているのだろうか?
後部座席を取り外していることが明確に記されているが、果たしてそれが“
走り屋仕様”と言わしめたのか?
そもそも、このクルマ、後部座席を外した時点で公認を取っているのだろうか?
取っているのなら、まぁ、そのことについては何も言わないが、取っていないのであれば、それは“
走り屋仕様”以前に、“
違法改造車”である。
また、仮に公認を取っていたところで、座席の無いところに人を乗せているのだから、その時点で道交法違反である。
なんというか、私はこの記事を読んで、“
走り屋(仕様)”≒“
悪”的な印象を受け、なんとなく不愉快に感じた。
念のため言っておくが、私のクルマは一切改造のなされていない極めてノーマル車である。
ところで、走り屋仕様っていったいなんだろう?
いや、そもそもそんな仕様なんてないはずだ。
なぜなら、走り屋というものの定義そのものが極めて曖昧であり、誰もそれを明確に説明はできないからだ。
頭文字Dの高橋啓介は言いました。
「
クルマを走らせることが好きなら、 それだけで十分走り屋なんだよ!!」と。
ルールを守らない一部の愚か者を捕まえて、その似た者をさも悪く印象付けるマスコミの表現には、ほとほと困りモノだ。
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気まぐれコラム | 日記
Posted at
2010/04/19 18:02:59