この土日で、ちょっと小旅行に出かけ、思わぬところで頑張って、山登り。
流石に足が筋肉痛の今日この頃。
この旅行に関するブログは、後日公開するとして、その前にちょっと気になったことがある。
旅に出かけると、多くの方がその風景などを写真におさめ、中にはブログなどにアップしている方も多いかと思うが、そんな中、気になるのはその写真に写る赤の他人の顔。
最近、テレビなどを見ていると、ちょっとした屋外撮影などでも、番組に関係ない通行人の顔にはモザイクやぼかしを掛けている。
10年ぐらい前は、こんなことは無かった気がして、ひどく違和感を覚える。
また、お友達のブログなどを見ていても、他人の顔にモザイク掛けたり、目線を入れたりする気の回しように感心する。
しかし、観光地などに行けばソコに写る人の数は計り知れず、そんな作業もかなりの苦労かと思うのだが、果たして、本当にソコまでやらなければいけないのか?
今日はそんな疑問、俗に言う『肖像権』について考えてみた。
そもそもこの『肖像権』、日本においてはそれを法律で明文化したものは存在してはいない。
だが、事実上、ソレを認める判例なども中にはあるようである。
ただ、そうした判例は、おおうにして、マスコミによる無断撮影や、著名人が無断で宣伝に利用されたりとか、営利目的のために企業が無断で一般人の顔写真を利用したりというものがほとんどで、
個人のブログで一般人の顔を掲載されて、問題になったというケースを私は知りえない。
また、「
公共の場所では、肖像権は主張できない」という考え方もあるようだ。
2003年に『個人情報の保護に関する法律』が成立し、2005年に施行され、この『肖像権』についても、マスコミをはじめ、一般の人もかなり気にするようになった。
ただ、『肖像権』にせよ、『個人情報保護法』にせよ、重要なのは
第三者が個人を特定できるかということが、一番重要になる。
また、仮に友人などが自分が写っているのを見つけたとして、個人が特定されたとしても、それにより、
(社会生活上受忍すべき限度を超えて)なんらかしらの被害を受けていなければ、さしたる問題にはならない。
あとは個人の被害感情の問題だろうか?
※例外として、仮に第三者が個人を特定できなかった場合でも、その個人の恥ずかしい姿、例えば公園などで、大口開けて居眠りしている写真を載せるなどして、笑いものにするなどの行為は名誉毀損などで訴えられる可能性は十分にあるので、注意したい。
従って、観光地などで、偶然、他人が写りこんでいたとして、それをブログにアップしたところで、それほど大きな問題にはならないようだ。
まぁ、そんなことで目くじら立てて怒るような人はそうそう居ないだろうし、その程度で困るようであれば、サングラスでも掛けて自分だということが分からないようにしたりと、自己防衛するべきだと私は思う。
前述のとおり、『肖像権』に関しては、きちんとした法律もないので、裁判沙汰になるようなことはなかなかないだろうが、不安な方はぼかしやモザイクなどの画像処理を行い、個人が判別できないようにしておくのが望ましいのだろう。
ちなみに、私は面倒くさいのでそういうことはしません!
ま、
一番問題ないのはそういう写真を使わないこと。・・・え?ソレ言っちゃうの?( ̄□ ̄;)!!
※当ブログに掲載された写真で、問題があるようであれば、メッセージなどでご連絡下さい。
直ちに、加工ないしは削除いたします。
また、他のブログなどで、掲載された写真などに問題があるようであれば、まずそのプロバイダーに報告し削除依頼をしましょう。各プロバイダには
プロバイダ責任制限法というのが課せられています。
Posted at 2009/09/28 14:48:40 | |
トラックバック(0) |
気まぐれコラム | 日記