
国土交通省は、自動車のナンバープレートについて、昨年10月に「ナンバープレートのあり方に関する懇談会」を立ち上げ、その中間とりまとめを公表しました。
報道発表資料:「ナンバープレートのあり方に関する懇談会」中間とりまとめ - 国土交通省
これによると、全国各地で希望が多い「ご当地ナンバー」などに対応するため、多くの文字を入れても見やすくするため、横長の形状に切り替えることを検討しているそうです。
で、検討されているのが写真の上のもの。
コレは欧州連合(EU)諸国などで導入されているものに倣ったもの。
ちなみに、米国などではサイズこそ違えど、日本と同じような長方形のナンバーが採用されているのは、皆さんご存知のことと思います。
う~ん、コレってどうなんでしょう?
確かに海外のものはアルファベットと数字だけでカッコ良いですが、こうして漢字やひらがなが入ってくると、なんだか、あまりカッコ良くない気がするのは私だけでしょうか?
そして、何よりも気になるのは、その視認性。
ナンバープレートには国交省のレポートにもあるように、その副次的機能として、交通取締りや犯罪捜査等でも利用されるわけですが、その際に重要となるのが視認性です。
写真を見て分かるように、数字が結構小さくなっていますが・・・
国交省はその視認性の確保のため、ナンバープレートのカバーを禁止する意向を示してきましたが、これではカバーを付けるよりも、なお視認性が下がるとしか思えません。
あんなに視認性に拘っていたのに・・・?
また、切り替えるとなると当然余計なコストがかかりますが、その費用はどこから持ってくる気なんでしょう?
こういった検討すること自体は決して悪いことではないと思いますが、本当に必要なことなのかどうか、また、それによる効果のほどなどきちんと考えて欲しいものです。
個人的な意見を言わせてもらえば、正直、今のナンバー形状に不満はないので、わざわざ変える必要は無いと思いますし、そんな余計なところに時間とお金を掛けるぐらいなら、もっと別なことにそれをまわして欲しいですね。
Posted at 2012/03/27 11:55:14 | |
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