
すっかり増えたスマートフォン(以下、「スマフォ」)。
私はそのメリットよりもデメリットの方を多く感じてしまうので、未だに普通の携帯電話を使っている。
さて、そんなスマフォのデメリットの一つしてよく言われるのが、「
スマフォはバッテリーの寿命が短い!」ということだ。
まぁ、通常の携帯電話よりもあれだけ液晶が大きくなっているのだから、それだけでもバッテリーを多く食うのは火を見るより明らかだ。
加えて、普通の携帯電話では見られなかったサイトなどが見られるようになったり、様々なアプリが動かせるようになったりした反面、これまでの処理能力が求められ、より多くの電力を消費している。
また、それと同時に、知らず知らずのうちに利用者自身の利用頻度も増えていることは否めない。
さて、そんなスマフォのバッテリーについて、ITmedia +D モバイルでその徹底比較をしていたので、これからスマフォを買おう、あるいは買い換えようと思っている方は参考にされると良いかもしれない。
最新スマートフォン徹底比較(2011年度冬春モデル編):第2回 バッテリーの持つスマートフォンは? 省電力機能はどう?――35機種を検証 - ITmedia +D モバイル
この中で、一番、バッテリーが持ったとされるのはNTT docomoの
MEDIAS PP(N-01D)だ。
YouTube動画を2時間も再生して、2割しか消費していないのは、たいしたもの。
また、逆に一番、バッテリー消費が激しかったのは、これまたdocomoの
MEDIAS LTE(N-04D)だ。
このテストで注目すべきは、必ずしも
スペックに準じた結果にはならなかったということだ。
スペックはあくまでも、通話や待ち受け時のバッテリー寿命であり、それ以外の使い方をした場合はその限りではないということだ。
また、LTEのスマフォについては、全般的にバッテリーの持ちが悪いのだが、それにはきちんと理由がある。
その理由に関しては、以下のサイトが参考になると思う。
大容量は必須、LTEでバッテリーが重要なワケ - デジタル - 日経トレンディネット
この記事によれば、docomoのXiが採用しているLTEでは、端末が基地局と間欠的に通信する時間間隔が3GのFOMAが2.56秒間隔なのに対して、1.28秒間隔と倍の頻度で通信をしている。これは、通信の立ち上がりのレスポンス向上のためだそうだ。しかし、その代償として、消費電力もその分くっているんだそうだ。
また、Xiのスマフォは、FOMA(3G)とXi(LTE)の両方の通信ができるデュアル端末になっていることも、バッテリー消費が大きい要因の一つのようだ。
このあたりはLTEのエリアが拡大されれば、徐々に改善されるとは思うが、ただそうなるには、もう少し時間がかかりそうだ。
そんなわけで、LTEの端末の購入を検討している方は、他のスマフォよりはバッテリーの寿命が短いというのは心しておいた方が良い。
まして、これまでの通常の携帯電話と比べたら、かなりの勢いでバッテリーが減っていくものだと思っておいた方が良い。
これまでと同じぐらいバッテリーが持つと思っていたら、その減りっぷりに驚くことになるだろう。
ちなみに、ここ最近スマフォ関係のトラブルを良く耳にするのだが、これについても少し触れておくと、これは各通信事業者の予想を超えた急激なスマフォユーザーの増加がその要因の多くだ。
そもそも、スマフォは通常の携帯電話よりも多くのパケットを消費する。
もう少し分かりやすく言うと、通常の携帯電話よりもその通信量が多いのだ。
各通信事業者はそのことを踏まえ、設備増強に努めているのだが、あまりにも急激にスマフォユーザーが増ええてしまったがために、その設備環境が追いついていないのだ。
飲み水に例えるなら、細い水道管しかないのに、急に多くの人が一気に蛇口を開けたために、その供給設備が追いつかず、うまく供給できなくなってしまったといったところだ。
また、それ以外にもスマフォはウィルスによる個人情報の漏洩など、通常の携帯よりもリスクも多くある。
端末の面、インフラの面から見ても、まだまだスマフォの世界というのは発展途上の状態なのだ。
スマフォに乗り換えようと考えている人は、そういうことを理解したうえで乗り換えないと、あとで今までの携帯の方が良かったかも・・・と思ってしまうことになりかねないので、十分注意していただきたい。
Posted at 2012/02/27 14:13:32 | |
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