
もう、ずいぶん古い話になってしまいますが、先月21日、シャープがノートPC「Mebius」の新商品「
PC-NJ70A-W/B」を発表した。
この新しい「Mebius」の最大の特徴は、世界で初めて「
光センサー液晶パッド」なるものを搭載したことにある。
なんのこっちゃとお思いの方もいらっしゃるだろう。
従来のタッチパネルには大きく分けて、①抵抗膜方式と②静電容量方式の2種類がある。(厳密に言うと他にもいくつかありますがここでは省略)
もの凄く簡単に説明すると・・・
①抵抗膜方式は触れた部分に加わる力に反応する。
②静電容量方式は人間の微弱な電気に反応する。
しかし、この光センサー液晶は、光に反応する。(正確には光の反射や影(光が遮られること)で反応する。)
そのメリットとしては従来方式と比較して、より感度が高く、また、よりシンプルな構造にすることができる。結果、安くできるようになる。
デメリットとしては、外光が強い場所や、明るさが大きく変化する場所では使用しづらくなったり、使用できなくなったりする。
さて、この光センサー液晶を内蔵してると、どんないいことがあるかというと、従来、ノートパソコンに搭載されていたようなタッチパッドでは、マウスポインタを動かすことや、クリックするといったことしか出来なかったと思うが、それ以上の多くのことが出来る。
画像を見てお分かり頂けるであろうか?
この写真では、タッチパネル上に複数のボタンを表示させて、複数の機能を持たせている。(「タッチソフト」機能)
コレは、今までにはない機能で、人によっては使い勝手がよくなるであろう。
また、その他にも手書き入力ができるようになったりと、その利便性の向上は間違いないだろう。
ただ、この程度のことは序章に過ぎない。
ニンテンドーDSや、iPod Phoneなどで、タッチパネル液晶が身近なものになってきたが、いずれ全面タッチパネル液晶のノートPCが登場するだろ。
この光センサー液晶で、それがより近い日であることを感じさせてくれた。
Windows7では、タッチパネルに対応したインターフェースを備えているのだが、それが生かされるのも、かなり早い時期になりそうだ。
Posted at 2009/05/08 11:17:20 | |
トラックバック(0) |
最近気になるアイツ | 日記