
先日から
「
Windows 7 移行に向けて・・・32bitか 64bitか?!(その1)」
「
Windows 7 移行に向けて・・・32bitか 64bitか?!(その2)」
ということで、今後の移行にあたり、32bitチョイスをするか64bitのチョイスをするか、いろいろ検証してまいりましたが、ようやく、私の中で一つの結論に達したので、一応、ご報告させて頂くことにする。
まず、OS単純インストール後・・・
ドライバはほとんどが自動でインストールされる!
今回のWindows7については、たとえ64bitといえど、実にそのドライバ情報を多く持っており、特殊なデバイスを使用していなければ、ほとんどが自動でインストールされる。
私の使用した機器もなんの問題も無く自動でインストールされ、実に快適に動いていた。
ただ、ビデオドライバについては、WindowsのUpdateで最新版が入ったのは良かったのだが、nVIDIAのコントロールパネルが英語表示となってしまった為、一度、そちらをアンインストールし、メーカーHPから最新版をダウンロード、インストールするという羽目になってしまった。(メーカードライバはもちろん日本語表示に)
Internet Explorer 8(64bit Edition)では、フラッシュプレイヤーが対応していない!
⇒You Tubeを筆頭に多くのサイトが正しく表示されない。
さて、IE8に関してちらっと動かしてみたが、いやはやなんとも動きが速い。
が、しかし上記に示したとおり、現状ではAdobeのFlash Playerが64bit対応しておらず、YouTubeをはじめ、多くのサイトが正常に表示されなかった。
ただ、コレはあくまでも64bit Editionを使用した場合。
今回のWindws7 64bit版は、上記64bit Edition以外に、32bit版のIEもプレインストールされるので、そちらを使用すればなんら問題なく、ブラウジングできる。
また、現在、Adobe社でも64bit版のフラッシュプレイヤーを製作中のようなので、こちらの問題は近々回避されるだろう。
各種アプリインストール後・・・
アプリケーションの起動などは非常にスムーズ
各アプリケーションの起動などは非常にスムーズで、64bit対応のアプリでなくとも、その速さの恩恵を受けているのが感じられた。
お友達のみやこしさんも書いているが、iTuneのように純粋な64bit版のアプリでは、その速さは如実であった。
ごく一部で機能に不具合
Canonのデジタルカメラの写真閲覧用のソフト「ZoomBrowser EX」で、画像表示の動作がおかしくなってしまった。
当初は64bit版のせいなのか、RC版なのか分からなかったのだが、製品版を安く入手できたため製品版をインストール後確認したら、同現象は回避された。
ということで、やはり、RC版はRC版。
ただ、製品版でもスライドショーの動きが、必要以上に遅いという不具合が見て取れた。
RAW Codecが64bitをサポートしない。
キヤノンやパナソニックのデジカメのRAW画像データを、Windowsのエクスプローラーなどで表示させるRAW Codecというのがあるのだが、コレは32bit対応のみで64bit版をサポートしない。
試しにインストールしようとしてみたが、64bit版はサポートしない旨のメッセージが表示されインストールすることすらできなかった。
総評
全般的に動きがスムーズかつ速くなっていると感じた。
純粋に64bit対応したソフトウェアは格段に速くなっており、そうでないものでも、そこそこ速くなっているっぽい。
しかしながら、一部の機能に不具合が見られたり、逆に動きが遅くなってしまったものもあったので、やはり注意が必要だ。
また、前述の通りRAW Codecがサポートしていないのは、それを必要としている人間にとっては大きなマイナスだろう。
将来的には多くのソフトが64bit化されるのは間違いないだろうが、現状では未対応のものが多く、一部機能で不具合が起きる可能性があるので、各ソフトウェアのメーカーの対応状況を確認する必要があるだろう。
一部の問題さえ気にならないようであれば、64bit版を利用するのは大いにアリだと思う。
現状、販売されているマイクロソフトのOSパッケージには32bit版と64bit版が同梱されているので、
現状は32bit版にしておき、将来必要になったら64bit版に移行するというのが、一番無難かもしれない。
今回の検証を踏まえ、我が家では、RAW Codecのウエィトが高いため、とりあえず32bit版で行くことにする。
Posted at 2009/12/18 16:34:13 | |
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