
トヨタが運営するGAZOO.comというサイトの中で、コラム・インタビューの記事があり、一般人からもコラムを募集していたことがあった。
その中で、「
日本の“クルマとモータースポーツ”をもっと盛り上げるためには」というテーマで、以前途中まで書いたコラムが出てきたので、ちょっと残しておくことにする。
「日本の“クルマとモータースポーツ”をもっと盛り上げるためには」
子供でも理解できるカッコ良さ、それが「スポーツカー」だ。
今日、モータースポーツ氷河期などと言われている。また、若者のクルマ離れも自動車業界には深刻な問題と捉えられているが、これは私からしてみれば、当然のことと思われる。
というのも、現状、各メーカーの出している新車を見れば一目瞭然。
魅力的なクルマ、特にスポーツカーと呼べる車が非常に少ない。
僕がクルマ、特にスポーツカーが好きになった理由というのは、スーパーカーブームの影響に他ならない。その当時はその性能や、仕様なんかはまったく分からない子供であったが、でも、そこには確かな「カッコ良さ」があった。
「カッコ良さ」というのは、そのものの外観から伝わるものであり、なんの知識もいらない。
そう子供でも分かるものなのだ。
それが、最近では環境を気にするばかりで、燃費を前面に押し出していたり、その技術を強調したりで、お財布の中身を気にする人には伝わるだろうが、そうでない人にはなんの意味も持たない。
それこそ、子供にしてみれば無関心だ。
無関心なものが並んでいれば、そこから離れていくのは当然のこと。
若者のクルマ離れというのはそういった所から来ているのではなかろうか。
いやいや、若者だけでなく、本当にクルマが好きな人にとっても同じことが言える。
私も多くのクルマ好きと話すことが多々あるが、皆、口を揃えて「今は魅力的なクルマが無い」という。
スポーツカーが少ない中で、モータースポーツの低迷が叫ばれても、当然だろう。
書きかけではあるが、この時の僕は、今時のクルマには「カッコ良さ」が欠けているということを声高に言いたかったらしい。
おおよそ、一年前に書いたモノだが、改めて読むとわりとまっとうなことを書いている(笑)
その思いは今も変わらない。
ブログでもなんでもそうだが、昔の自分の書いたモノを読み返してみると、その時の自分が見えてくる。
5年後、10年後、どんな世の中になっていて、どんな自分になっているのだろうか・・・
そして、どんなクルマが走っているのだろうか・・・
Posted at 2011/05/31 16:23:49 | |
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