樹脂部分の白化防止対策…Aピラー前部ラッピング改良版act.2
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以前樹脂部分の白化防止対策でラッピングしたAピラー前部パーツ…エッジ部分をキレイに見せるために一枚モノで貼ったのですが、エッジ部が温度上昇で膨張して膨れができてしまいます。
後で針で穴開けして空気抜きしてもまた膨れる、何回やってもエッジ部を維持できない!
これではせっかく苦労して一枚モノで貼った意味がない(-_-;)
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一応現状確認も兼ねて、膨張部分をデザインナイフで切開してみよう!
これで空気抜きが出来て貼り直せるなら儲けもの…まぁ隙間が出来てボツだとは思うがw
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空気抜きは出来る…でもダメー\(^o^)/
画像では分かりにくいが当然隙間は出来るし、切開ラインもガタガタ。
そもそもデザインナイフの精度(刃の薄さ)が足りない…施工法もそうだが、使用する工具に関しても改善が必要なようだ。
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通常のデザインナイフでもダメならもうこれを使うしかない!
模型用の超薄刃精密ナイフ、刃の薄さは0.38mmという切り文字やデカール等に使うやーつ。
市販品でこれ以上の薄刃はない…これでラッピングシートを超精密カットして、エッジ部を分割して貼り合わせれば、接合部を目立たせる事なくエッジ部に空気溜まりが出来ない仕様にできる…ハズ?
とにかく自分のガ〇プラモデラーの腕を信じてやってみるしかない!
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まずは平面部をラッピングする。
エッジ部への掛かりはアバウトでもいいから大きめに貼る。
貼る前のカットで精密にエッジのアールにピッタリ合わせるのは至難の業なので、貼ってから現物のエッジに合わせてカットし直せばよい。
駄菓子菓子!
それでもムズイ…垂直部との継ぎ目に隙間が出来てはNGだし、貼り合わせの重なりを最小限にしないとエッジ部に段差ができてしまう。
もう髪の毛レベルの細かさで徐々にラッピングの余剰部分をカットしていく…切断ラインも直線に保たなければならないし、少しでも切り過ぎたら隙間が出来てボツ。
とりま2回は失敗しといた\(^o^)/
でも何回もやってればいずれ出来るようになる!
やっぱトライ&エラーは人を成長させるね(*^^)v
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このくらいにまで仕上げればイケルだろう…
よし!エライ!やれば出来る子\(^o^)/
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あとは立ち上げ部分を巻くように貼るのだが、ここの微妙な重なり調整がこれまたムズイ!
エッジ部の最後の切れ目の処理が最後の難関だったが、なんとかイケたか?(最後ちょっと誤魔化したw)
ラインに合わせて緩やかに曲げて貼ると曲げた反対側がシワになるので、直線的に貼ってから微調整。
一番目立つエッジ部分の仕上がりはバッチリなので、重なりの終点部はちょっと甘め…そうしないうとシワになるので、そこは致し方ないか?
まぁでも当初の目的は達成できた。
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でもただ貼れただけではダメ!
膨張による膨れが発生したら、如何に精密に仕上げようとも何にもならない。
失敗なら1時間ほど天日干しにすれば内部の空気膨張で膨れができてくる筈…とりま夏の日差しの中で2時間放置して様子見。
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天日干しから引き上げてみると…
よっしゃー!膨れナッシング\(^o^)/
KZTC碓氷妙義オフでこのAピラー前部のラッピング提供を急遽取りやめたのも、コレを修正したかったからなんすよ。
これで自信を持って顧客に提供できる…すでに膨れが出てしまう旧型を施工したイカちゃんとクロちゃん、近日中にこの改良型act.2と無償交換してあげますからね(*^^)b
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