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KENUMAの愛車 [ローバー ミニ]

整備手帳

作業日:2023年2月15日

ウインカーレバー分解&構造チェック

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 1時間以内
1
ステアリング振動打音の対策で交換した古いウインカーレバーユニットです。
交換後打音は治まっています。
内部の構造を見てみたくなりました。
昔から、バイクやギターなどついつい分解してみたくなる癖があります。
日曜日に分解だけしておいたので昨夜チェックしてみました。
2
プレートに固定されているビス2本を外すとキャンセラーも外れ、ウインカーレバーがセットされている樹脂可動部が出てきました。
可動部はウインカーの接点を切り換える接点をスチールボールがスプリングで押しつけていました。プレートを外すとバラバラになってしまいました。
スチールのプレートはウインカーユニットのケースの一部でした。
なぜスチールプレート付きで売られているのか理解出来ました。
3
スプリングには樹脂のスライダーが両端に付いています。
ウインカーレバーの位置を直進時、左折時、右折時で固定する役目です。
樹脂ケースにスライダーが止まるように溝が付いていました。
4
もう1カ所のスプリングを抜くと、スチールボールが入っていて銅の接点を押さえていました。
ウインカーランプの接点です。
上下の白い樹脂はウインカーキャンセルのためのアームです。
キャンセラーの回転円筒には突起が片側だけ出ていて、例えばこの写真で右折側にレバーを倒すと、上の白いアームが右下に回転してキャンセラーの突起に当たるようになります。
右折側にハンドルを回すときはアームがたわんでキャンセラー円筒はカチッと音を立てて乗り越えますが、レバーはそのままです。
乗り越えた後に左折側にハンドルを戻すときは白いアームに引っかかり、レバーを元に戻す構造でした。
5
真ん中の銅棒がウインカー接点です。
左側の樹脂は何処に付いていたか不明・・・ポロッと出てきました。
右側の樹脂は分解時に折ってしまった? ヘッドライトのロー、ハイの切り替えでレバー位置を固定するためのものです。
分解時は折らないように要注意です。
6
レバーを外そうとしましたが・・・ホーンスイッチにつながるハーネスが断線していました。
ここまで開いたときに断線したのかは不明ですが、交換前はホーンは鳴っていました。
ただ、ハーネスの被覆を見る限り、すでにバラ線だけでつながっていただけのように見えます。
断線寸前だったみたいです。
交換して正解でした。
7
ウインカーの接点です。
銅の棒がこの上を通過して通電する構造です。
回転に沿っていない不思議な配置です。
8
これが折ってしまった、ハイ、ロー切り換え時ギザギザで固定する構造です。
9
レバー側の二股の樹脂の真ん中に付いていたのですが、折れてしまいました。
これが折れると、レバー位置が決まらないので、減速時にハイビームになったりしそうです。
10
ここから昨夜のチェックです。
ホーン配線は断線していますが、再度元通りに組んで回路チェックしました。
ヘッドライトの切り換えスイッチ部はLOとHIそれぞれの板バネ状の接点があり
青配線がつながっている板に接触させてライトを点灯する構造です。
11
邪魔な配線を抜いて切り換えの仕組みをチェックしました。
まずヘッドライトのハイ、ロー切り替えですが、通常位置は右下の接点が接触しています。
ライトスイッチをONすれば、この時ロービームが点灯している状態。
12
レバーをハイ側に倒すと、右下のロービーム接点は外れ、左の下側の接点に接触します。
ハイビーム状態です。
13
パッシング側にレバーを引くと、左の上側の接点が
ホーンと共用している、常時+のプレートに接触するためパッシングが点灯します。
この時、ライトONならロービームも点灯しています。
ライトOFFの時はパッシングのみ点灯します。
レバーはスライダーがスプリングプレートに押されているので手を放せば元に戻ります。
14
次はウインカー回路です。
左折時に通電するはずの端子にテスターをつなぎました。
ウインカーを出していない状態では通電していません。
15
左折側(写真右方向)にレバーを倒すと通電しました。
16
右折時に通電するはずの端子にテスターをつなぎました。
まだ通電していません。
17
右折側(写真左方向)にレバーを倒すと通電しました。
18
ホーンスイッチは先端のキャップをグイッと引き抜くと、このように分解出来ました。
キャップの固定部が緩くなると、ポヨンとキャップが外れて飛んで行きそう。
19
キャップの内部に円錐形の銅の接点があって、キャップ部を押すと、ここにレバー側のつの状の接点が接触して通電する構造でした。
20
ウインカーキャンセラーの位置は、上下のスリットに対し、矢印部のえぐれた形状がウインカーレバー側になるようにセットしてステアリングボスを組付ける必要があります。
正しく組めていれば、ウインカーを出してステアリングを45°以上切って戻せばレバーが元にもどりウインカーをキャンセル出来ます。
逆に組むと3/4回転以上回してから戻さないとレバーは戻らない構造でした。
21
一応レバーユニット側のカプラーの配線を忘れないようにまとめてみました。
+の給電は3種類有ることが判りました。
常時通電・・・ホーン&パッシング
IG ONで通電・・・ウインカー
ライトONで通電・・・ヘッドライト
ウインカーやヘッドライト、ホーンが作動しなくなったときに
レバー側スイッチが故障しているかをチェックするときに使えると思います。

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この記事へのコメント

2023年2月15日 17:34
とりあえず分解してしまいたくなる気持ち、わかります(´∀`)
今後ウインカーレバーが壊れた時に参考にさせてもらいます(^^)
コメントへの返答
2023年2月15日 18:23
そうなんですよ。 家電も調子が悪くなると、ついついバラしてしまいます。治るものもありますが、さらに壊してしまう事もありますが、この癖は治りません(^^)
2023年2月15日 21:32
すばらしい😊
このレビューが、解説書にはりますね😅

分解は、好きな人はついついですね。。
直すつもりが、更に壊すのもよーく分かります。
そんなつもりは、なかったんだけど。。
私も有りますよ😅
コメントへの返答
2023年2月16日 17:25
なにもしないで廃却するのが勿体ないので、ついついバラしてしまいます。
それにしても、昔の物は直せル事が多いですが、今時の物はどうにもならない物が多いです。😭
同類の方がけっこう多いようで嬉しいです。

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